先端通信インフラの省電力に適した高効率48V整流装置、新電元工業が受注開始
新設計の高効率電源ユニットを搭載した1Uサイズのラックマウント整流装置。2022年リリースの300A・600Aモデルに続きラインナップ追加へ。
新電元工業は、新設計の高効率ユニットを搭載した情報通信インフラ機器向けの直流給電装置「48V/35A整流装置」を2023年1月より受注開始します。本製品に搭載する電源ユニットは、「ICT分野におけるエコロジーガイドライン」に定められる多段階評価において、最高効率97%(※1)を達成しました。高効率電源の導入によって、電気代削減効果だけでなく、IT企業の環境課題となっているデータセンターの省電力化にも貢献できます。
- 情報通信インフラの環境課題に電源高効率化で貢献
主に動画配信サービスの開始と普及をきっかけに国内のデータトラフィック量は大幅に増加しています。固定系ブロードバンドサービスの月間データトラフィック量は2010年で約1.7Tbpsでしたが、2020年には約19Tbpsまで増加しました。さらに2020年から2021年にかけて約25%増加しており、この傾向は今後2030年にかけてさらに加速すると予想されています。(出展:総務省「我が国のインターネットにおけるトラヒックの集計結果」)
データセンター省電力化が重要課題に
データセンターの消費電力削減は、2050年に向けて脱炭素と経済成長の両立を目指す「グリーン成長戦略」でも重要課題に位置づけられました。『エネルギーの使用の合理化に関する事業者の判断の基準(経済産業省 平成21年)』におけるIT企業の省エネ評価として、IT機器のエネルギー使用量に対する施設全体のエネルギー使用量を1.4倍以下に抑えることを目指す「ベンチマーク制度」が規定されました。
300A・600Aモデルに続き35Aラインナップ追加
新電元工業は創業時から70年以上も通信電源を提供してきた「電源のエキスパート」であり、高信頼と高効率の通信市場向け電源製品を多数供給して参りました。2022年には高効率設計の300A・600Aモデルをリリースし、続いて35Aの省スペースモデルを新たにラインナップ追加。情報通信産業への参画企業が増加する市況において、より多くの事業者様に必要な容量帯にあわせた高効率電源を導入いただけるように、カタログ製品のラインナップを拡充しました。
- 新製品「48V/35A整流装置」の特長
電源ユニットの高効率設計により、「ICT分野におけるエコロジーガイドライン」に定められる多段階評価で最高ランクの星5つにて、ユニット最高効率は97%※1を達成しました。
トラブルの見える化に対応
出力異常アラームを接点信号で送出可能です。オプションのPC用監視ソフトウェアによる状態監視や出力電圧変更に対応しています。
小型&前面保守で省スペース
背面保守スペースが不要な前面保守構造を採用。奥行き35cmの小型化を実現し、扉付きの収容箱への搭載や、縦置きでの搭載も可能です。
- 主な仕様
品名 | 19インチラック搭載型 48V・35A整流装置 |
型名 | DC48V35A RF-F /ユニット:A12H48035D8RS |
方式 | 強制空冷・高周波スイッチング |
交流入力 | 単相100V/200V (50Hz/60Hz) |
出力電圧 | 51.29V (オプションにて48~56V調整可) |
出力電流 | AC100V入力時…20A AC200V入力時…35A |
総合効率 | AC100V入力時…94.5%以上 AC200V入力時…96.0%以上 (定格入出力時) |
外形寸法 | W480 × D350 × H44 mm (約1U) |
※1:当社評価データにおけるユニット変換効率の最高値です。保証値とは異なります。
■より詳しい製品情報はこちら
https://www.shindengen.co.jp/products/eco_energy/electronics/dc48v35a/
[本記事について]
※ 掲載の製品写真およびイラストは、実際の製品と多少異なります。
- お問い合わせ
新電元工業株式会社
営業本部 営業統括部 販売促進課
■お問い合わせフォーム
https://gosfp.shindengen.co.jp/jp/contact/eco_energy/
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