THCHなどの大麻のTHC代用品の流通に関する注意喚起
▪️ 背景
昨今、大麻のTHCと類似の精神作用を持つTHCHなどの脱法製品が問題となっております。これらの物質は大麻と同等またはそれ以上の効果を持っているにもかかわらず、法律で規制されていないため、日本で流通しています(2023年7月時点)。
THC代用品として、特に注目されている「THCH」というカンナビノイド*に焦点を当て、弊社ウェブサイト(https://bit.ly/3Y31EDE)にて注意喚起を行いました。
▪️ THCとは
THCは主要な大麻成分のひとつであり、大麻に特徴的な多幸感などの精神作用を引き起こす原因物質です。日本では、規制対象の薬物になっております。
▪️ THCHとは
THCHとは大麻のTHCと類似した化学構造をもつ物質で、法規制されているTHCの代用品として流通している薬物です。ほかにもTHCB、THCV、HHCH、HHCPなどが流通しています。
日本では規制対象となっているTHCと類似した構造を持つ物質であり、THCと構造が類似しているため、THCの精神作用とよく似た効果を示します。
※ カンナビノイドとは、大麻草(ヘンプ)に含まれる大麻特有の成分のグループを表す分類名です。有名なカンナビノイドにはTHCやCBDがあります。
▪️ THCH製品の安全性の問題
今回、弊社がTHCH(そのほかTHCB、THCV、HHCH、HHCP)製品の利用について注意喚起を行う理由は、主に3つあります。
法整備のない現状、事故を起こすリスクがあり、今後、規制対象となりうること。
信頼できる品質管理体制が確立されていないこと。
有害性が否定できないこと。
弊社では、先日発表させていただいた通り、引き続きTHCHのようなカンナビノイドは取り扱わない方針です。
参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000073416.html
また、THCH製品では、THCHの濃度をかさ増しするために、より危険な物質が添加されている可能性があります。特に、分析検査証明書(CoA)の改ざんにより、販売者も製品中の原料の成分を正確に把握できないことが問題となっています。
THCHを含む製品のリスクは、まだ解明されていない部分が多く、使用する際は慎重な判断と情報収集が必要です。適切な研究と規制の下で、安全かつ信頼性の高い製品が提供されるようになることが望まれます。
本事象については、顧客の安心安全を揺るがし、業界全体としての信頼度の低下にも繋がると考えております。市場の健全な発展のため、当社は、本事象の撲滅に向けてより一層尽力してまいります。
▪️ 今後の展開
現在、自社の研究ラボを活用して、CBDや他カンナビノイド(大麻草成分)の分析技術開発を行っています。今後は、他社カンナビノイド製品の分析を行う「カンナビノイド検査サービス」の展開を検討しています。このサービスにより、製品に含まれるカンナビノイドの含有量や、不純物が混入していないかなどの分析が可能になります。
C&Hは、お客さまと日本のCBD業界全体を安心安全に繋げ、健全な業界の発展に貢献したいと考えています。さらに、人と地球のストレスを軽減するため、ヘンプ・CBDの研究開発を進めてまいります。
▪️ C&H会社
C&H株式会社は「人と地球のストレスを軽減する」をミッションに掲げ、CBDの研究・製品開発を行うヘンプクリーンテック企業です。
2019年の創業よりCBD製品およびヘンプ製品の製造と販売をスタートし、2021年6月には自社製品「RICHILL(リッチル)」の安心安全への取り組み強化等を目的としたCBDの研究所を京都府京田辺市に設置しました。
【C&H株式会社概要】
会社名:C&H株式会社
所在地:東京都渋谷区宇田川町36-22 1001
代表者:岩間洸汰
設立:2019年7月
事業内容:CBD製品およびヘンプ製品の製造・販売・研究
C&H Inc.:https://c-h.inc/
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