アドバンテックが産業グレードのDDR5メモリを発表
産業用コンピュータ、IoTデバイスの分野において世界トップシェアのアドバンテック(本社:台湾 2395.TW)は、次世代のPC用メモリ規格であるDDR5-4800MHzに対応した産業グレードのメモリとして、「SQRAM DDR5シリーズ」を発表しました。
このSQRAM DDR5-4800MHzモデルは、現在普及しているDDR4と比べて帯域幅が約2倍に向上し、より高速なデータ転送・アクセスが可能になります。アドバンテックでは、より条件の厳しい産業用機器への利用を前提として、拡張温度帯もサポートし、ミッションクリティカルなアプリケーションに対する信頼性の確保に貢献します。「SQRAMシリーズ DDR5-4800MHzモデル」は、医療および半導体やオートメーション市場のエッジコンピューティングなど、高い性能が求められるAI×IoTアプリケーションに最適なソリューションとなっています。アドバンテックでは、このSQRAM DDR5シリーズを今秋より評価いただけるサンプルキャンペーンを実施しており、必要によりDDR5に対応するPCシステム込みでのサンプル貸し出しも実施します。
新世代のパフォーマンスと電力効率の改善
「SQRAMシリーズ DDR5-4800MHzモデル」は、次世代DDR5テクノロジーの活用し、前世代のDDR4と比べ、速度(Data Rate)は2倍(4.8から6.4GB/秒まで)に向上し、さらにメモリモジュール動作電圧を1.1Vに低減させ低消費電力を実現しました。
このアドバンテック SQRAMシリーズ DDR5-4800MHzモデルの主な特徴になります。
- Intel 第12世代 Core™プロセッサおよびAMD Zen.4をサポート
- DDR4と比較して、メモリモジュール動作電圧をDC 1.2VからDC 1.1Vに低減
- パワーマネジメントIC(PMIC)による、電力効率の向上と安定した動作を実現
- Intel 第12世代 Core™プロセッサおよびAdvantechの組込みプラットフォームとの互換性を保証(厳格なテストプログラムおよびチャンバーサーバー検証手順に合格)
- 速度(バスクロック):4800MHz
- 容量:16GB / 32GB
- 30uインチのゴールデンフィンガーインターフェースと固定BOMを活用
幅広いラインナップと優れた耐久性
「SQRAMシリーズ DDR5-4800MHzモデル」は、最大容量32GBのRDIMM、UDIMM、SODIMM、Rugged DIMM(高耐久DIMM)などの幅広いフォームファクタをご用意しております。
また、より厳しい産業分野での利用も考慮した、拡張温度(最大 -40~85°C)に対応し、屋外キオスクやEV充電器、輸送、軍事などあらゆるアプリケーションにおいて安定した動作を保証いたします。さらに、SSDやDIMMの状態を監視・管理可能なソフトウェア「SQ Manager」をサポートしています。この「SQ Manager」は、コンピュータ内に組込み・構成されているSSDやDIMMのリアルタイムのステータスをローカルまたはリモートの両方で監視し、SSDに対してはデータセキュリティ管理も可能な機能が搭載されています。この機能は、システム全体のRASを高め、安定性、メンテナンス効率を向上させるために重要なテクノロジーとなります。
サンプル提供キャンペーン
SQRAMシリーズ DDR5-4800MHzモデル「SQR-RD5N」「SQR-SD5N」「SQR-UD5N」は、2022年以降に発売される予定です。それに先立ち、アドバンテックでは、2021年10月からDDR5を体感できるサンプル評価キャンペーンを実施致します。
最新テクノロジーを体感・評価ご希望がありましたら、アドバンテック取り扱い商社ならびにアドバンテック株式会社、またはアドバンテックテクノロジーズ株式会社の営業、または各社ウェブサイトの問合わせフォームよりお問合せください。 DDR5メモリが動作可能なPCシステム一体での評価セットのご提案も可能です。
アドバンテック問合せ:https://www.advantech.co.jp/resources/news/next-generation-sqram-ddr5-4800-memory-jp
アドバンテックテクノロジーズ問合せ:https://www.advantech-tj.co.jp/topics/16303
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