150件を超えるご提案の中から最優秀賞・優秀賞・特別賞が決定！農業・林業従事者の「困りごとを解決する」プロダクトを創出する「SEKISUI JUSHI NEW AGRI PROJECT」結果発表

積水樹脂株式会社（本社：大阪市北区、代表取締役社長 兼 CEO 馬場 浩志）は、オープンイノベーションを活用し、農業・林業従事者の「困りごとを解決する」プロダクトを創出する「SEKISUI JUSHI NEW AGRI PROJECT」を2023年5月29日から12月4日まで実施しました。この度、150件以上ものご提案をいただいた中から最優秀賞・優秀賞・特別賞が決定しましたのでお知らせいたします。

本プロジェクトは、株式会社A（エイス）（本社：東京都港区、代表取締役：大川 浩基・山田 歩）と協業し、同社が運営するオンライン共創プラットフォーム「Wemake」を活用して実施しました。本プロジェクトの取組みの背景や途中経過については、開始時のリリース（https://www.sekisuijushi.co.jp/news/pdf/release20230602.pdf）や弊社グループ公式noteの本プロジェクトの記事（https://note.com/sekisui_jushi/n/ne72e1827e183）をご覧ください。

【受賞作品のご紹介】

■最優秀賞 「水と空気で農業の課題を解決するソリューション」

  審査講評

   農業の大きな課題の一つである作物の病害の解決だけでなく、減農薬という環境への配慮が両立されている点を高く評価しました。また、基礎技術も確立されており、農業に関わるすべてのサプライチェーンに提供価値が生まれる点も評価しました。このコンセプトで、国内だけでなく、全世界の農業が変わる可能性を示してくれました。

■優秀賞 「SIMカメラで無人販売所を進化させる『無人さん』」

  審査講評

  ビジネスモデルが確立しにくい無人販売所をテーマにしたコンセプトでしたが、投稿者自ら、多くの分野の方々にコンタクトを取り、課題を抽出、生産者・消費者ともにメリットのある解決策までつなげ、事業実現化の可能性を示した点を評価しました。当社にとってはチャレンジとなるコンセプトですが、生産者を豊かにできる可能性も秘めており、新規性を評価しました。

■特別賞 「鮮度低下の原因を吸収！　農作物輸出資材の提案」

   審査講評

  農作物の鮮度維持の問題点に対し、既存資材との差別化を図った機能性・意匠性・柔軟性のある製品デザインと輸出に着目したビジネスモデルを評価しました。また、日本ブランドの農作物の輸出を増加させ、農業をもっと魅力的な職業にするという大きなビジョンに共感しました。

受賞者など詳しくはこちらをご覧ください。

「SEKISUI JUSHI NEW AGRI PROJECT」結果発表サイト

https://www.wemake.jp/projects/140/concepts/prizes

【総評】

  このたびは、積水樹脂主催「SEKISUI JUSHI NEW AGRI PROJECT」へ、たくさんのご提案を頂きまして、誠にありがとうございました。弊社にとっては初めての試みであり、募集内容が農業・林業に関わる人達の「困りごとを解決する」「積極的に導入したくなる」プロダクトという、あまりにも広い範囲のテーマであった為、期待とともに弊社が取り組めるご提案を頂けるか不安に感じておりました。

  結果的には、150件を超えるご提案があり、私たちでは思いも付かないコンセプトも多数ございました。プロジェクトメンバーにて一次審査を行い、明確な社会課題の解決案とともに新規性を重視し、8案を改善フェーズへと進めさせて頂きました。改善フェーズでは、約２ヶ月間をかけて、投稿者・チームメンバー・メンタ－が一体となり、事業化に向けたブラッシュアップを全員で行うことにより、最終コンセプトに仕上げました。最終発表会では考え抜いたコンセプトを投稿者が熱意あるプレゼンをして頂き、弊社役員による審査の結果、上記コンセプトを受賞とさせて頂きました。

  Wemakeを活用した本プロジェクトはここで一旦終了しますが、我々はここからが本当のスタートと考えており、今後は受賞作を主体として事業化の可能性を探ってまいります。事業化に向けては、投稿者を含めた皆様のお力添えが必要なシーンもあるかと思いますが、引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。

最後に改めまして、本プロジェクトにご協力を頂いた全ての方に厚く御礼を申し上げます。

【今後の取り組み】

今回のアグリ事業の「農業・林業従事者の『困りごとを解決する』プロダクトを創出」する「SEKISUI JUSHI NEW AGRI PROJECT」に関しては、今後は受賞作の事業化可能性の検証を行い、事業化に結び付けられるよう進めてまいります。また今後も「積水樹脂グループビジョン2030」の目標達成への新事業創出と業容拡大のためにはオープンイノベーションの活用が一つのカギだと考えており、今後もアグリ事業に限らず、オープンイノベーションを活用して、世界の人々へ安全・安心・快適な暮らしを提供すべくよりよい製品や事業開発を進めていければと思っております。

                      

※Wemakeとは

Wemakeは企業の商品開発・新規事業創出・技術の用途探索に、個人や法人がプロジェクト単位で参画できるプラットフォームです。個人が世界中の人や企業とチームを作り、商品や事業を共創することができます。「価値創出プロセスを共創で革新する」をビジョンとして新価値創出の際に誰でも、世界中の人々の助けを借りて社会への実装まで実現できるプラットフォームを目指しています。https://www.wemake.jp/

＜積水樹脂株式会社＞

1954年の創業以来、複合技術を活かし安全・安心・環境保全に貢献するモノづくりによって、公共・民間の幅広い分野で事業を展開しています。アグリ事業ではプロ仕様の農業用品からガーデニング向けの園芸用品などを品揃えしています。アグリ事業の製品についてはこちらをご覧ください。https://www.sekisuijushi.co.jp/products/midori/

■本リリースに関するお問い合わせ

積⽔樹脂株式会社 総務広報部 土井  [e-mail]

TEL：[phone]