新製品「大枝カッター」が 2025年度グッドデザイン賞 を受賞
株式会社ムサシ(兵庫県加古川市、代表取締役:岡本篤)が開発した新製品「大枝カッター」が2025年 度グッドデザイン賞(主催:公益社団法人日本デザイン振興会)を受賞いたしました。
本製品の開発テーマは、「高所や太枝の剪定作業を、より安全かつ楽に行える道具を実現すること」で した。従来の高枝切鋏やポールチェーンソーにおける課題――切断径の限界、重量負担、操作性の難し さ、安全性への不安――を一つひとつ洗い出し、構造から見直しました。その結果、チェンソー方式であ りながら約2kgという軽量設計を実現。最大3mまで伸縮可能なポールを備え、直径95mmの枝まで切断で きる性能を持たせています。
枝にかけて自重で切断する新しい作業感や、木くずが前方に飛ぶ構造による快適な使用性、そして“チェ ンソーの危険な印象”を和らげた安心感のある外観など、随所にユーザー視点の工夫を取り入れました。こ れにより、女性や高齢者でも安全かつ容易に高所の大枝を剪定できるようになり、従来は困難だった作業 の負担を大幅に軽減しています。
道具を作り使うことが人類の定義とされることもあり、人類と自然の間には常に道具が介在してきまし た。 ムサシはこれからも、カンパニースローガン“自然とたたかう”にのっとり、自然と人間の接点を改善 するための道具づくりを通じて、暮らしと環境を豊かにする挑戦を続けてまいります。

審査委員の公開コメント
誰でも簡単に高さ5m、太さ95mmまでの枝を切ることができる、一般ユーザー向けに開発されたミニチ ェンソーである。枝に力をかけず、のせるだけで自重によってカットできる構造は、技術や経験を必要と せず誰でも扱える優れた方法といえる。これを親しみやすいカラーリングと丸みを帯びたフォルムで仕上 げ、従来のチェンソーが持つ威圧感をやわらげ、安心感をデザインによって確立している。また、木くず を前方に排出する透明カバーは内部の動きを視覚化しつつ、ヘッド部のボリューム感を抑えて軽快な印象 を与えている。さらに「チェンソー」ではなく「カッター」と名付けることで言葉の効果を加え、ユーザ ーに受け入れやすい印象を形成。住まいや地域を自ら整える行為を後押しする、新しい生活道具のアイコ ン的デザインといえる。
グッドデザイン賞とは
1957 年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモー ションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の 向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されて います。受賞のシンボルである「G マーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。 https://www.g-mark.org/


下記イベントにて、受賞作を展示します。
「GOOD DESIGN EXHIBITION 2025」 11/1(土) - 11/5(水) [5日間] 東京・六本木の東京ミッドタウンで開催。2025年度グッドデザイン賞の全受賞作を紹介するイベント。
【お問い合せ】 株式会社ムサシ
広報担当:浅田陽子
asada@musashi-mfg.com
〒675-1232 兵庫県加古川市平荘町里 551-1、TEL:079-429-0634
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