データ集計と速報で、TMRセンターの収穫現場を強力にサポート。エゾウィンが伴走型の支援サービスを提供。

みちびきCLAS対応ロガーが「記録」し、「レポサク」が「見える化」、そしてエゾウィンが「集計・報告」する。一気通貫のサポートで、収穫現場のサポートをします。

エゾウィン株式会社

エゾウィン株式会社(本社:北海道標津町、代表取締役:大野 宏、以下「当社」)はこのたび、酪農・畜産業の中核施設であるTMRセンター向けに、収穫から運搬までのオペレーションを支援する「伴走型の収穫支援サービス」を提供していることをお知らせします。本サービスは、まず農業DXソフトウェア「レポサク」をお客様にご活用いただき、リアルタイムな進捗をご自身で管理していただきます。その上で、日々蓄積される稼働データを当社が「黒子」として集計・分析し、「速報」としてご報告。この二段階の支援により、現場担当者が翌日の作業計画をより緻密に立てられるようになり、TMRセンターの収穫作業に貢献します。

■TMRセンターとは:地域の酪農経営を支える「牛たちの給食センター」 

TMRセンターとは、地域の複数の酪農家から牧草やデントコーンといった飼料作物を集め、栄養バランスを整えた高品質な混合飼料(TMR: Total Mixed Ration)を製造・供給する、いわば「牛たちの給食センター」です。

 

各農家が個別に行っていた餌作りを集約・共同化することで、一頭一頭の牛に安定した品質の食事を届けることができ、その地域の酪農経営全体の品質と生産性を左右する、きわめて重要な役割を担っています。

■サポートする背景:広大な畑と多数の車両。複雑な情報共有がもたらす課題 

TMRセンターの飼料収穫は、広域に点在する広大な畑で、多数の収穫機や運搬車両が関わる、きわめて複雑なオペレーションです。その日の天候や作業員の状況、機械のコンディションによって、現場は常に変化します。

 

これまでは、全体の状況を正確に把握することが難しく、

  • 「各圃場の収穫は、今どこまで進んでいるのか」

  • 「バンカー(牧草を貯蔵する場所)には、あと何回くらい運搬できそうか」

といった重要な情報が、各所の断片的な連絡に頼りがちでした。これにより、現場の管理者は常に頭を悩ませながら、日々の作業計画や段取りを調整する必要がありました。

■エゾウィンが提供する「伴走型」収穫支援の具体的な流れ 

当社のレポサクは、単なるツールの提供に留まりません。お客様と一体となってTMRセンターの収穫実行を支えるため、リアルタイムな機能から、日次・期間後のレポートまで、3段階のデータ支援を提供します。

 1.【リアルタイム】 お客様自身による「現場の見える化」 

まず、お客様には当社の農業DX「レポサク」をご利用いただきます。車両に設置したGPSロガーからの情報により、全ての車両の現在位置や作業状況がリアルタイムに地図上で“見える化”されます。現場の皆様は、この画面を見ることで、日々の進捗管理や車両間の連携を、状況に合わせてご自身の判断で円滑に進めることができます。

2.【1時間ごと】 レポサクの機能による「バンカー運搬速報」

「レポサク」のオプション機能で、1時間ごとに「どのバンカーに、何回運搬されたか」を自動で集計し、速報を出す機能があります。これにより、タイヤショベルのオペレーターは、バンカーごとの搬入量をリアルタイムで把握し、計画的に踏圧作業(牧草を固める作業)を行うことができます。

3.【日次・期間後】 エゾウィンによる「伴走型レポートサービス」

当社が「黒子」として、お客様の翌日の計画立案と、長期的な経営改善をサポートします。

日次速報: 

 毎日の作業終了後、圃場ごとの進捗率やダンプの運搬回数などを当社が集計し、現場が次の日の計画・段取りを立てるための「速報」として、迅速にご提供します。

 ◯期間後総合レポート:

  収穫期間の終了後には、期間中の全データを網羅した、より詳細なレポートを提出します。

■具体的な導入効果:日々の作業計画と、飼料設計への貢献 

この「現場でのリアルタイム管理」と「エゾウィンによるデータ速報・報告」のサイクルは、TMRセンターの運営に、現場目線の具体的なメリットをもたらします。

  1.  リアルタイムな状況把握で、現場の判断を的確にサポート

    急な天候の変化時も、全車両の進捗をリアルタイムに把握。現場の管理者が「バンカーの空き状況に合わせて、今日の収穫量を調整する」といった的確な判断を、その場で下せるようになります。

  2. 日々のデータ速報が、翌日の緻密な段取りを可能に

    終業後に当社が提供する客観的なデータ速報は、翌日の作業計画を立てる上で絶好の判断材料となります。勘や経験だけに頼らず、データに基づいた効率的な人員・車両配置が可能になります。

  3. 蓄積されたデータが、将来の「餌作り」や経営改善に貢献

    日々の運搬回数などの正確な記録は、バンカー内の状況を把握するための一助となります。さらに、収穫期間を通して蓄積されたデータは、「餌の設計」を検討するための、貴重な参考情報として活用できます。


■農業DX「レポサク」の主な特徴 

◯ 超高精度な作業記録:

準天頂衛星みちびきのCLASに対応したGPSロガーが、誤差12cmの精度で位置情報を1秒単位で自動記録します 。 車両の電源に接続するだけで、オペレーターの操作は一切不要です 。

◯ リアルタイムな進捗の可視化:

 数十台の車両位置や圃場ごとの進捗率を地図上でリアルタイムに確認できます 。 進捗確認のための無線連絡が不要となり、コミュニケーションストレスを軽減します 。

◯データに基づく運用改善と技術継承:

 自動作成される日報や稼働データ(実稼働・アイドリング等)の分析により、車両や人員の最適配置、投資判断の材料を提供します 。 熟練者の作業履歴(軌跡データ)は、若手や新規就農者にとって貴重な参考資料となり、早期育成を支援します 。 


■エゾウィン株式会社について 

日本最大の酪農地帯が広がる北海道東部の標津町(しべつちょう)で、2019年に創業。 

  • 2022年:令和4年度農林水産技術会議会長賞を受賞

  •  2023年:J-Startup HOKKAIDOに選定

  •  2023年:イチBizアワード最優秀賞を受賞

  •  2024年:CEATEC AWARD 2024『コ・クリエイション(共創)部門賞』を受賞

○私達のミッション 

「2021年に130万人いた農業従事者は、2040年には35万人にまで減少。日本の食糧生産は危機に瀕しています。エゾウィンは、北海道から国内最大の完全自動化農場を目指し、日本の食を支えます。」

■会社概要 

名称:エゾウィン株式会社 

設立:2019年1月 

代表者:代表取締役 大野宏 

住所:北海道標津郡標津町川北63-7 

URL:https://ezowin.com/ 

レポサクの商品一覧ページ:https://ezowin.com/products

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会社概要

エゾウィン株式会社

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URL
https://ezowin.com/
業種
情報通信
本社所在地
北海道標津郡標津町字川北63-7
電話番号
0153-85-2800
代表者名
大野 宏
上場
未上場
資本金
4444万円
設立
2019年01月