トラボックス、鹿島建設との建設物流の革新に向けた共同プロジェクトが「フィジカルインターネットアワード2026」優秀賞を受賞
~建設物流における「プライベートトラボックス」の社会実装に向けて、他社ゼネコン・施工会社等の参画を募集~
トラボックス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:皆川 拓也、以下「トラボックス」)は、鹿島建設株式会社(本社:東京都港区、代表取締役会長兼社長:押味 至一、以下「鹿島建設」)と、建設資材の輸配送効率化を実現する共同プロジェクトを推進しております。このたび、本取り組みが一般社団法人フィジカルインターネットセンター(JPIC)主催の「フィジカルインターネットアワード2026」パイロットプロジェクト部門において、「優秀賞」を受賞したことをお知らせいたします。
本プロジェクトは、トラボックスが開発した利用者限定型マッチングプラットフォーム「プライベートトラボックス」を基盤に、鹿島建設が建設業界への導入・普及を主導することで、資材配送の最適化を実現する挑戦です。今回の受賞は、産官学で推し進める「フィジカルインターネット」の社会実装において、輸送量が多く構造が複雑な建設業界における実効性の高いモデル構築と、その将来性が高く評価されたものです。
トラボックスは本受賞を機に、鹿島建設との連携をより一層強化し、建設物流における「業界標準インフラ」の確立を目指し、本プロジェクトへの志を共にするゼネコン各社・施工会社等の荷主企業の参画を広く募ります。

■ 背景:建設・物流両業界が直面する「輸送力不足」と「構造的課題」
建設現場では日々膨大な資材が運搬されますが、建設業界においても輸送力の確保が課題になっています。
鹿島建設横浜支店の協力会社を対象に実施した調査では、72.8%の企業が「車両手配に関する課題」を抱えていることが判明しました。また、これらは協力会社だけの問題ではなく、同支店の現場社員への調査においても61%の回答者が同様の課題を抱えており、輸送力確保と業務効率化は、建設業界全体の持続可能性を左右する喫緊の課題です。
また、車両手配が困難な場合に発生する「多重下請け」構造は、運送会社が適正な報酬を得ることを阻害する一因となっており、2025年5月に成立した「トラック新法」や2026年4月の改正物流効率化法の施行を控え、是正が急務となっています。
■ 今回の受賞内容:“水平連携”と“垂直統合”で実現 建設業界からはじまる輸配送の未来「プライベートトラボックス」
トラボックスは鹿島建設と連携して、これらの課題解決に向け、荷主(建設会社・工事会社・資機材メーカー・販売会社等)と運送会社をデジタルで直接つなぐ「プライベートトラボックス」の共同実証を進めています。
1.「段階的マッチングロジック」による車両手配の最適化
荷主が信頼関係を持つ既存の協力運送会社とのネットワークを優先しつつ、不足分を同業他社の協力運送会社や、トラボックスが保有する国内最大級の運送会員網(累計24,000以上)へシームレスに繋げる独自のロジックを構築しました。
これにより、荷主の輸送力強化、運送会社の新たな案件獲得を支援します。

2.フィジカルインターネットの社会実装
・垂直統合: 荷主から運送会社までをシステムでつなぎ、依頼データや配車状況の連携を実現します。
・水平連携: 個社の枠を超え、建設業界全体での車両手配効率化を目指します。

3. 確かな定量成果と安心な取引実現
2025年の実証実験では、荷主の電話による車両手配工数を1件あたり15分から5分へと大幅に削減。また、物流業界で25年運営してきた「トラボックス」が培ってきた、取引を支援する機能を実装し、新規パートナーとの安心な取引環境を提供します。
■ 今後の展望:鹿島建設との強固な連携で建設業界のデファクトスタンダードへ
トラボックスは、鹿島建設との本プロジェクトを単なる一企業の取り組みに留めず、建設業界全体の変革を牽引する「標準インフラ」として確立させるべく、以下の取り組みを加速させてまいります。
・全国への展開と建設業界内のDX牽引:
建設現場における実証の範囲を全国へ順次展開を図り、そこで得られた知見をもとにサービスの本格提供を目指します。本プロジェクトの推進パートナーである鹿島建設と協力しながら、ゼネコン各社、施工会社、建材メーカー等の参画を広く呼びかけ、業界全体のデジタルトランスフォーメーション(DX)を牽引してまいります。
・社会実装の加速と他産業への応用:
トラボックスとしては、本モデルを建設業界における先行成功事例として確立させ、将来的には同様の物流課題を抱える製造業や卸売業など、他産業への応用も視野に入れ、社会全体の物流最適化に貢献することを目指します。
■ 鹿島建設株式会社 横浜支店 建築部長 田近 昌幸 氏 コメント
運送に関する課題は、建設に関わる多くの企業がご認識されており、建設業界全体の持続可能性を左右する共通の壁だといえます。
今回評価をいただいた取り組みは、この壁を打破するための「業界標準インフラ」を目指すものです。『プライベートトラボックス』が広く普及すれば、現場や企業の枠を越えて、建設業界全体で輸送効率が向上するものと考えています。
プロジェクト立ち上げから携わっている立場として、2028年頃までには利用企業が数百社へ広がり、将来は建設物流の「新たなスタンダード」となり、皆様の運送の課題解消に寄与することを強く願っております。
今こそ業界の垣根を越えた連携が必要です。志を同じくするゼネコンや協力会社の皆様、建設資機材メーカーや商社等の荷主企業の皆様、ぜひこのプロジェクトに参画いただき、共に建設物流の未来を創りましょう。
■トラボックス株式会社 代表取締役社長 皆川 拓也 コメント

鹿島建設様という素晴らしいパートナーと共に、フィジカルインターネットの実現に向けた一歩を評価いただけたことを、深く感謝いたします。
物流は社会の血流です。しかし今、その血流が『2024年問題』という大きな壁に突き当たっています。私が今回のプロジェクトを通じて強く感じたのは、個別の最適化を求める時代は終わり、これからは業界全体で『分かち合う』最適化が必要だということです。
私たちが開発した『プライベートトラボックス』は、単なる効率化ツールではありません。既存の信頼関係を大切にしながら、オープンにつながることで、関わるすべての人をエンパワーメントするための仕組みです。
現在、この変革の仲間に加わってくださる企業を広く募っています。競争の枠を超え、建設物流の持続可能な未来を共に築いていく。そんな覚悟を持った皆様と、ぜひ手を取り合いたい。今回の受賞は、私たちにとってのゴールではなく、志を共にする仲間との出会いを加速させるためのスタート地点です。共に、物流の新しい歴史を刻みましょう。
【トラボックス株式会社について】
トラボックスは、トラックの運送情報を一つのプラットフォームで可視化し運送会社や荷主のお客様の利便性向上を目指す物流DXプラットフォーム「トラボックス」を運営。
荷物の運送を希望する運送会社や荷主と、空きトラックを保有する運送会社をオンラインでマッチングさせるサービスを25年運営し、累計運送会員数は24,000以上。2025年の荷物情報登録件数は385万件以上で国内最大級の取扱量となる。2020年3月にVisionalグループに参画し、ITの力で物流業界全体の生産性向上に寄与することを目指す。
<本件に関するお問い合わせ先>
https://www.trabox.ne.jp/contact/index.html
【会社概要】
本社 :〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-15-1 渋谷クロスタワー12F
代表者:代表取締役社長 皆川 拓也
設立 :2000年3月3日
資本金:5,500万円
TEL :0120-20-3058
事業内容:物流DXプラットフォーム 「TRABOX」の運営
クラウド請求書管理/決済プラットフォーム「Finto」の運営
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