Box、インテリジェントなコンテンツ管理を実現するBox AIの機能拡充を発表

株式会社Box Japan

Enterprise Plusプランを対象にBox AI for Notes、Documents、Hubsへのアクセス制限を撤廃
Hubs内でのGPT-4o連携や対応ファイル形式の追加、新しい開発者ツールなどの機能をBox AIに追加

インテリジェントなコンテンツクラウドを提供するBox, Inc.(NYSE:BOX)は本日、Box AI for Hubs( https://www.boxsquare.jp/news/20231012-press-release-box-announces-hubs )、Documents、Notes( https://www.boxsquare.jp/news/20240306-press-release )のエンドユーザーに対するクエリについて、Enterprise Plusプランのお客様に対して無制限に解放することを発表しました。また、画像やスプレッドシートファイルをサポート、GPT-4oとの連携、Box AI for Metadata APIを含むBox AIの一連の新機能を発表しました。


Boxの共同創業者兼CEOであるアーロン・レヴィ(Aaron Levie)は、次のように述べています。

「AIは、企業がコンテンツを扱う方法における根本的な転換をもたらします。企業が非構造化データからインサイトを引き出し、重要なビジネスプロセスを自動化し、加速させ、これまで不可能だった方法で知的財産を保護することを可能にするのです。今年に入りBox AIの一般提供を開始して以降、コンテンツでAIのパワーを活用できるEnterprise Plusプランへのアップグレードに、お客様から大きな関心が寄せられています。本日の発表により、お客様はBox AIを企業全体に展開することがさらに容易になると同時に、新たなイノベーションを提供することで、Box AIからさらなる価値を得ることができるようになります。」


Boxの最高技術責任者であるベン・クス(Ben Kus)は、次のように述べています。

「Box AIプラットフォームの改善と、過去数ヶ月間におけるAIのコスト低下により、効率性が大幅に向上し、その結果、Box AIのクエリ制限を撤廃することになりました。AIと非構造化データの組み合わせは、エンタープライズITにおける最大の未開拓の機会であり、Boxのお客様には、Boxプラットフォームの中核部分としてBox AIを活用し、イノベーションの最先端に立っていただきたいと考えています。」


獣医療のグローバルリーダーであるIDEXXでシニアヴァイスプレジデント兼最高情報責任者を務めるケン・グレイディ(Ken Grady)氏は、次のように述べています。

「IDEXXでは、Box AIはコンテンツクラウドBoxの大きな付加価値だと考えています。クエリ制限の撤廃により無制限のAI利用が提供されると、組織全体でのAIの導入がはるかに容易になります。シームレスなAIの拡張や管理の簡素化により、利用上限や予期せぬ出費を心配することなく、AIを活用して価値を高めることに集中することができます。」


Box AIの新たなイノベーション

Box AIを利用するEnterprise Plusプランのお客様に対して、エンドユーザー向けに無制限のクエリを提供することに加えて、Boxは以下の機能をBox AIに拡充することを発表しました。これらは今年後半にリリースする予定です。


  • GPT-4o連携:BoxはBox AIに新しいGPT-4oモデルの実装を計画しています。GPT-4oにより、Box Hubsでより質の高い回答を実現し、さらに20を超える言語に対応するための高度な機能を提供します。この計画された連携により、Box Hubsのユーザーは、マルチモーダルな理解、倫理的で繊細なコンテンツの取り扱い、タスクに応じた調整など、テキスト関連の機能強化のメリットを享受できます。

  • 対応ファイル形式の追加:Boxは、画像ファイル形式に対して自然言語でのクエリをサポートします。これにより、Boxに保存されている画像について具体的な質問をすることができます。さらなるサポートには、スプレッドシート上のクエリを実行可能なコマンドに変換して正確なデータ分析を行うこと、大規模な構造化データセットとのやり取りを簡素化すること、インサイトの生成を加速することなどが含まれます。

  • 全く新しいメタデータAPI:開発者は、新しいBox AI for Metadata APIを使用して、カスタムアプリケーションとBox AIを統合することができます。これにより、ドキュメントから重要な情報を幅広く自動的に抽出することが可能です。Boxのワークフロー自動化ツールと組み合わせることで、ファイルのメタデータに基づいてプロセスを自動化し、非構造化コンテンツから重要なフィールドを抽出し、Salesforceなどの外部アプリケーションに情報を保存することができます。


Box AIがインテリジェントなコンテンツ管理を実現

Box AI は、115,000社以上の企業がすでに重要なビジネスコンテンツを安全に保管し共有するコンテンツクラウドBoxに、生成AIのパワーを活用したAIの基礎モデルを実現しています。Box AI の原則( https://www.boxsquare.jp/blog/box-ai-principles ) に基づき、Box AIは中立的なプラットフォームのフレームワークを構築しているため、MicrosoftのAzure OpenAI ServiceやGoogle CloudのVertex AIやその他のモデルを含む今日最も強力な大規模言語モデルと連携することが可能です。


今日、企業はすでにBox AIを利用して、ドキュメントから必要な情報を簡単に抽出したり、独自の新しいコンテンツを自動生成したり、コンテンツから適時にインサイトを導き出したりして、仕事の進め方を変革し、ビジネスにおけるワークフローを加速させています。


  • ライフサイエンス分野の企業は、臨床試験からインサイトを引き出し、製品開発の合理化に役立てています。

  • 金融サービス分野の企業は、財務資料やIR資料を分析し、市場の最新情報をアドバイザーに伝えています。

  • マーケティング担当者は、Box AIを利用してブログやLinkedInの投稿、その他のソーシャルメディアに即した編集可能なコンテンツを素早く生成しています。

  • 人事担当者は、Box AIを使って会社の方針や従業員の記録を含む機密文書を検索し、従業員が最も必要とする答えを見つけています。

  • 非営利団体は、Box AIを使って契約書にメタデータを付与し、コンテンツの整理に役立てています。


IDCのシニアリサーチマネージャーであるエイミー・マチャド(Amy Machado)氏は、次のように述べています。

「AIはルーティンワークを自動化し、意思決定能力を強化することで、あらゆる業界のビジネスに革命をもたらすと期待されていますが、企業はコスト面の懸念やその他の要因から、個々のユーザーに対する全社レベルでのAIへの投資をためらうかもしれません。Box AIのクエリ上限の撤廃により、BoxはAIの参入障壁を下げ、企業がこの強力なテクノロジーを統合して活用することが容易になります。コンテンツクラウドBoxは、顧客がデータの可能性を最大限に活用できるようにする安全でインテリジェントなプラットフォームを提供することで、企業におけるAIの導入を拡大するのに適した状況にあります。」

 

価格と提供時期

Box Hubsなどの製品に対するGPT-4oへのアクセス、およびBox AIでの画像やスプレッドシートなど新しいファイル形式のサポートは、今年後半に利用可能となる予定です。これらはEnterprise Plusプランに含まれます。


Box AI for Metadata APIは、現在Enterprise Plusプランのお客様向けにベータ版として提供されています。価格は正式リリースに近づいた時点で発表されます。また、コアのBoxアプリケーション内での他のBox AI Platform APIコールやエンドユーザーのメタデータクエリに関する価格も同時に発表されます。


Box AI for Documents および Notesの無制限クエリは、現在Enterprise Plusプランに含まれており、Box AI for Hubsも一般提供されると同時に適用されます。対象のお客様は、Boxの管理コンソールにアクセスして組織向けにBox AIを有効化することができます。Box Hubsベータ版に興味のあるお客様は、管理コンソールを通じて登録することができます。本日のニュースに関する詳細情報は、Boxのブログ(https://www.boxsquare.jp/blog/box-ai-intelligent-content-management)記事をご覧ください。


Boxについて
インテリジェントなコンテンツクラウドを提供するBox (NYSE: BOX)は、企業がコラボレーションを促進し、コンテンツのライフサイクル全体を管理し、重要なコンテンツを保護し、エンタープライズAIでビジネスワークフローを変革することを実現する単一のプラットフォームです。2005年に米国で設立され、アストラゼネカ、JLL、モルガン・スタンレーなどを含む大手グローバル企業や日本では約18,000社および日経225の75%の企業の業務効率化を支援しています。

Boxは、カリフォルニア州レッドウッドシティーに本社を置き、米国、ヨーロッパ、アジアに拠点を持っています。株式会社 Box Japan は2013年に設立された日本法人です。


日本国内の情報については、下記のサイト「Box Square」で随時更新しています。

https://www.boxsquare.jp/


*本プレスリリースは、米国カリフォルニア州で現地時間2024年6月27日に発表されたプレスリリースの抄訳版です。原文はこちら(https://www.boxinvestorrelations.com/news-and-media/news/press-release-details/2024/Box-Announces-Powerful-Enhancements-to-Box-AI-for-Intelligent-Content-Management/default.aspx)をご参照ください。

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会社概要

株式会社Box Japan

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業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区丸の内1-8-2 鉄鋼ビルディング15階
電話番号
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代表者名
古市克典
上場
未上場
資本金
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設立
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