鉄道係員に対する暴力行為の件数・発生状況について
(2025年度/大手民鉄16社)
一般社団法人日本民営鉄道協会(事務局:東京都千代田区、会長:杉山 健博)では、大手民鉄
16社(東武、西武、京成、京王、小田急、東急、京急、東京メトロ、相鉄、名鉄、近鉄、南海、京阪、阪急、阪神、西鉄)における2025年度(2025年4月~2026年3月)に発生した駅係員や乗務員等の鉄道係員に対する暴力行為について集計を行ったところ、暴力行為の発生件数は168件(上期102件、下期66件)となりました。
2025年度は、前年度と比較して上期に24件増加、下期には5件増加、総件数で29件の増加となりました。輸送人員の回復に伴い、暴力行為の発生件数も2019年度以前と同水準の件数となっています。
暴力行為が発生する状況としては、理由もなく突然に暴力を振るわれるケースや、酩酊者に近づいた際の発生が多く、時間帯については深夜帯(22時以降)に多く発生し、加害者年齢は幅広く分布しており、特に金曜日の発生が多いことから、飲酒している可能性が高いことが見受けられます。
犯罪である暴力行為を抑止し、安全で快適な鉄道を維持するため、当協会では引き続き啓発ポスターの掲出など各種取り組みを実施してまいります。

鉄道係員に対する暴力行為の発生状況別件数














具体的事例
【事例1】
曜日:水曜日 時間帯:深夜(22時~終電) 場所:コンコース 契機:けんかの仲裁
年齢:負傷 飲酒:あり
喧嘩していた男女に駅係員が事情を伺おうとしたが酩酊しており会話できず、付近に散乱していた割れた瓶と錠剤を片付けていた。すると男性の旅客が怒鳴りながら駅係員へ向かってきたため、危険と判断し事務室内に避難したが、旅客が扉を強引に開けようとし押し合いとなり負傷した。
【事例2】
曜日:日曜日 時間帯:夜(17時~22時) 場所:改札 契機:理由なく突然に
年齢:30代 飲酒:あり
下車駅を誤って降車した男性旅客に駅係員が案内を行っていたところ、興奮した旅客に平手で右頬に暴行を受けた。制止しようとした別の駅係員も左腕を掴まれ、かつ左頬を叩かれ負傷した。旅客は外国人で飲酒し酩酊していた。
【事例3】
曜日:水曜日 時間帯:日中(9時~17時) 場所:車内 契機:理由なく突然に
年齢:40代 飲酒:なし
終着駅に到着後に回送となる電車の座席に座り続ける旅客を確認したため、乗務員が降車するよう案内を行ったところ、突然立ち上がり右手に持っていた傘を振り上げ殴り掛かってきた。乗務員は逃げるようにして距離をとったものの、加害者の傘が右足首甲付近に当たり負傷した。
【事例4】
曜日:日曜日 時間帯:深夜(22時~終電) 場所:改札 契機:迷惑行為を注意して
年齢:20代 飲酒:あり
駅係員が車内で酩酊して床に寝ていた旅客を起こしたところ、突然胸ぐらを掴まれ恫喝された。被災した駅係員は改札口自動改札機の手前で加害者と距離を取りながら、落ち着くよう声を掛け、事情聴取のため引き留めようとしたところ、いきなり近寄られ右手で顔面を殴られ負傷した。
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