2015年桜開花予想(第7回)~北陸から東北南部は来週見頃に~
一般財団法人日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:繩野 克彦)は、2015年4月3日(金)に日本全国89地点の桜(ソメイヨシノほか)の開花予想(第7回)を発表します。開花予想は天気予報専門サイト「tenki.jp」(http://www.tenki.jp/sakura/)にて無料で公開しています。
(1)概況
2015年の桜前線は、現在北陸や甲信地方、東北地方を進んでいます。これから開花する東北地方は平年より4~7日早く、北海道も平年より早くゴールデンウィーク頃までに開花する所が多い見込みです。九州から関東地方ではすでに満開を迎えている所が多く、市街地では今週末が見頃のピークでしょう。来週は北陸や甲信地方、東北南部で満開となる所が多い見込みです。
(2)来週は東北南部でも桜満開に!
3月下旬は全国的に気温が平年より高くなり、北陸や甲信地方で桜が咲き始めました。4月1日にいわきで、2日に福島などで開花が発表され、桜前線は東北地方まで到達しています。
来週は再び寒の戻りがありますが、東北地方では平年より4~7日早く開花する見込みです。満開日は、九州から関東地方では平年より早い所が多く、すでに見頃を迎えている所が多くあります。この先1週間は、全国的にくもりや雨の日が続くので、お花見をする際はチャンスを逃さないよう天気予報をチェックすることをおすすめします。
4月中旬から下旬の気温は平年並みか高いでしょう。甲信地方と東北地方の予想満開日は平年より早く、7日前後早くなる所もある見込みです。
5月の気温は平年並みか低い予想ですが、4月の気温が平年並みか高いため、北海道は平年より早く開花する所が多いでしょう。
●JWA長期予報
【気温】
■北日本
・4月:平年並か高い
・5月:平年並か低い
■東日本
・4月:平年並か高い
・5月:平年並
■西日本
・4月:平年並か高い
・5月:平年並
~桜開花予想チームの見解~
4月半ばにかけて寒気の影響で平年より気温が低い所が多いですが、その後の気温は平年より高い見込みです。東北地方では、前回より予想開花日は1日程度、予想満開日は2日程度遅くなっています。
※言葉の説明
平年:1981~2010年累年平均値
かなり早い :平年よりも7日以上早い
早い :平年よりも3日から6日早い
平年並 :平年との差が2日以内
遅い :平年よりも3日から6日遅い
かなり遅い :平年よりも7日以上遅い
各地の桜(ソメイヨシノほか)の2015年予想開花日・予想満開日(4月3日発表)に関しては、下記URLのニュースリリースからもご確認頂けます。
http://www.jwa.or.jp/news/2015/04/post-000490.html)
※平年(昨年)差の「-」は平年(昨年)よりも早く、「+」は平年(昨年)よりも遅いことを表します。
※平年値や昨年値は、気象庁・各自治体や名所の値を用い、平年値の無い地点は過去の観測データを基に算出しました。
※満開を観測していない地点と過去の観測の記録がない地点は、予想満開日は発表しません。
※長野県伊那市(高遠城址公園)はタカトオコヒガンザクラ、北海道稚内市、留萌市、旭川市、網走市、帯広市、釧路市、浦河町はエゾヤマザクラ、根室市はチシマザクラ、その他の各地はソメイヨシノを対象としています。
※予想開花日、予想満開日の( )はすでに開花や満開になった地点です。
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日本気象協会は、1950年の設立以来、60年以上にわたり、広域予報にとどまらない、より生活に身近な都道府県単位の気象予報やピンポイントの気象予報を、各メディアや自社メディアを通して発表している民間の団体です。国内の民間事業者としては最大の規模で、全国に支社や支店、事業所があり、天気予報のエキスパートである気象予報士265名(2014年7月現在)が多面的に業務に関わり、気象予報の業務に関しては24時間365日体制で最新の情報を発信しております。
また、その事業分野は気象予報にとどまらず、そのノウハウを生かし防災・減災、安全管理、また環境アセスメントや再生可能エネルギーに関する事業分野など、皆様の快適な日常生活や安全確保の支援や、産業活動の発展や環境の保全のために事業を展開しております。
http://www.jwa.or.jp
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