不妊症に東洋医学による新しい治療方法

婦人科ではっきりとした原因が見つからず、治療方法にお悩みの方へ新しい情報をご提供いたします。

一般社団法人国際統合治療協会(本社：東京都渋谷区、理事長：松山　淳、以下IITA)は、啓発活動を行っている東洋医学において、不妊症に対する新しい対策を発表いたしました。不妊症の体質改善を目的に、月経の安定、冷え性の改善、骨盤内腔の血流増加によって、お悩みの解決をサポートいたします。

〇不妊症でお悩みの方へ
女性の不妊症の原因には、排卵障害、卵管の閉塞、狭窄、癒着、子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、先天奇形、子宮頸管炎、免疫因子（抗精子抗体など）などがあります。このうち排卵因子、卵管因子に男性の因子を加えた3つは頻度が高く、不妊症の3大原因と言われています。
・月経周期の異常ある方
・腹部の術後で腹膜炎や腸閉塞を起こしたことのある方
・骨盤腹膜炎を起こしたことのある方
・クラミジアや淋菌といった性行為感染症にかかったことがある方
・健康診断などで子宮筋腫、子宮内膜症と言われている方
このような症状に当てはまる方は、一人で悩まず、まずは基礎体温を1～2ヶ月つけ、早めに専門の医師へ相談に行かれることをお勧めいたします。

〇婦人科ではっきりとした原因が見つからずお悩みの方へ
東洋医学を用いた新しい治療の効果が論文で発表されております。
・鍼灸治療（しんきゅう）を用いた不妊症治療の新しい効果について
　鍼刺激によって各種内臓血流の増加に影響を及ぼすことが明らかになりました(文献１)。
　とくに、手足の鍼刺激によって、脳へ伝わった刺激は、卵巣血流の改善が著名に認められることや、
　脊髄を介した血流調整では、子宮の血流改善を起こすことが分かっています。
　鍼灸の不妊治療の基本は、卵巣や子宮の血流改善を行うことにあります。卵巣には様々な発達段階の卵胞や
　黄体が多数存在しますが、それらを包むように豊富な血管網が存在します(文献2)。
　卵巣はこの豊富な血管からの血液供給によって養われている ので、卵巣血流の調節は排卵や
　ホルモン分泌機能を正常に維持するのに重要と考えられております(文献1)。
　鍼治療によって、血流改善を起こすことで冷えや生理不順を体質から治していくことが大切です。
参考文献　
(1) 鍼刺激による種々の器官の血流調節. 内田さえ. 鍼灸OSAKA 25 28-34 2009年
(2)金井千恵子、花田智子、内田さえ、堀田晴美、 曾川義寛：ノルアドレナリンに対するラット
　 卵巣細動脈径と卵巣血流の反応.自律神経４３：410415,2006 

～東洋医学による不妊症治療の考え方～
東洋医学による不妊症治療の基本は、「身体のバランスを整えること」です。
東洋医学の概念では、気（き・エネルギー）血（けつ・身体の栄養素）水（すい・体の血液以外の水分）が経絡という通り道を滞りなく流れることで、生命活動が維持されていると考えます。気・血は滞りなく流れているのか、気・血の量は不足していないか、偏った体質を見極めることで、お一人お一人に合った対策を決めていきます。
また、不妊治療でお悩みの方は、お一人でいらっしゃるよりもご夫婦で相談へ行かれることをお勧めいたします。

自宅でできるセルフケアや東洋医学的な治療方法を詳しく知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。
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