「道修町を知らない」が過去最多、約半数が製薬業を「大阪を代表する産業」と認識せず　～ダブルの「虎」で地域活性＆年納め、11月22、23日に道修町で神農祭開催～

「大阪および大阪・道修町（どしょうまち）に関する調査2023」を実施

田辺三菱製薬株式会社

2023年11月13日 11時00分

三菱ケミカルグループの田辺三菱製薬株式会社（本社：大阪市中央区、代表取締役：辻村明広、以下「田辺三菱製薬」）は、345 年の歴史を有する日本で最も歴史ある製薬企業の一つで、本社ビルを構える大阪・道修町（どしょうまち）は、江戸時代から続く「くすりの町」として知られています。田辺三菱製薬は、地域活性の一環として、11月22、23日に開催される神農祭にあわせて、2016年から大阪および道修町の認知度調査を実施しています。8年目となる今年の調査でも、道修町の認知低下が進む傾向が現れました。

【調査結果のポイント】
●「道修町について知っていることはない」と回答した方は過去最多の57.4%。道修町を「くすりの町」と認識する方も22.6%と過去最低を更新。

［調査概要］ 調査名：「大阪の地域特色に関する調査」

調査対象：大阪府を主とする近畿圏在住の20～69歳の男女1040名（性別・年代で均等割り付け）

調査日：2023年10月26～27日　　　　　調査方法：インターネット調査

１．「以下の大阪の地名に読みがなをつけてください」の問いのうち「道修町」の正答率

道修町を「どしょうまち」と正しく読めた方は29.1%と今年も低水準で、正答率が最も高い大阪府に限っても、その割合は36.5%でした。

若い方ほど読めない傾向は続くものの、50歳以上の正答率が低下傾向にある一方で、全正答者の1/3以上を50歳未満が占め実数でも増加するなど、一部年代ではこの8年間で改善の傾向も見られました。

２．「大阪・道修町について知っていることをお選びください」への回答（複数回答可）

道修町を現役の「くすりの町」と認識する割合と、「くすりの神様」を祀る少彦名神社を認識する割合が、それぞれ22.6%と13.6%と、2016年の調査開始以来最も低い数値となり、「道修町について知っていることはない」の回答が、昨年に続き過去最多を更新しました。

３．大阪の代表的な産業（紡績、商社、製薬、家電、洋酒、町工場）に対する認知の割合

製薬業を「大阪を代表する産業」と認識する割合は、2019年以降は半数を超え、ここ2年は6割を超えていましたが、再び半数程度にまで下落しました。特に50歳未満は半数以上が「聞いたことがない」と答え、50歳以上でもおよそ3人に1人が「聞いたことがない」と回答するなど、「くすりの町」道修町だけでなく、大阪で事業活動を展開する製薬企業を挙げて、プレゼンス向上に取り組む必要があることを裏付ける結果となりました。

４．新型コロナウイルス感染症が5類に移行してからの行動変容（複数回答可）

11月22、23日に道修町の少彦名神社で神農祭が開催されることを念頭に、今年5月に新型コロナ感染症が感染症法上「5類」に変更されて以降の行動変容を調査しました。

5類移行後に増えた行動に「お祭りなどのイベント参加」を挙げた方は27.6%で、30歳代の40.9%を筆頭に、40歳代の32.7%、20歳代の24.0%、50歳代の23.6%、60歳代の16.8%と続きました。一方で、すべての年代で1/3以上が行動に変化は「特にない」と答え、5類移行後も日常生活にコロナ禍の影響が残る様子が現れました。