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キャップジェミニ株式会社
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キャップジェミニ ワールド・ウェルス・レポート2017:業界に更なる破壊をもたらすBigTechの脅威が迫りハイブリッド・アドバイスが資産管理のあり方を再編成

今日の富裕層は、ウェルスマネージャーとのやりとりと同程度に、デジタルが可能にするハイブリッド・アドバイス・モデルを評価

キャップジェミ二


【2017年9月28日:パリ、ニューヨーク発】
世界有数のコンサルティング、テクノロジー&アウトソーシングサービスプロバイダーであるキャップジェミニは、本日、第21号となる2017年ワールド・ウェルス・レポート(WWR)を発行しました。レポートでは、富裕層(HNWI)(1)が、デジタルツールと人とのやりとりを組み合わせたハイブリッド・アドバイス・モデルを、ウェルスマネージャーによるサービスと同程度に評価していることが示されています。ハイブリッド・アドバイス台頭の中で、ワールド・ウェルス・レポートではまた、半数を超える富裕層(56.2パーセント)が、GoogleやAlibabaなどのBigTech(2)企業の資産管理サービスの利用を考えていると回答するように、BigTechの脅威による、業界の切迫した状況にも注目しています。回答者は、BigTechによって効率性、透明性、オンラインにおける卓越性、そして革新性が向上すると考えています。


2017年のレポートでは、資産管理に関する関係が良好に構築されていれば富裕層が利用する可能性が高いと思われるハイブリッド・アドバイス(3)の構想について概説しています。財務目標の概要を示してリスク選好度を設定する初期段階においては、富裕層のおよそ3分の2(60.2パーセント)が、ウェルスマネージャーに直接相談することを望んでいます。しかしそれが成果の報告や調整の段階になると、ウェルスマネージャーとのやりとりの選好度は37.5パーセントまで低下します(ハイブリッドの選好度は42.7%、自動化の選好度は19.7パーセント 

キャップジェミニのグローバル・バンキング・キャピタル・マーケット部門責任者であるAnirban Bose執行副社長は次のように話します。「2017年のワールド・ウェルス・レポートの調査結果には、世界の資産が過去最高を記録する中、特にウェルスマネージャーがハイブリッド・アドバイスの提供を検討する際に、極めて重要なことが含まれています。企業は、人、プロセス、命題に関する変革に注力することで、ハイブリッドに向けて直ちに始動することができます。」

レポートでは、アドバイスモデル、人材調達、顧客分類、データと分析、顧客の購入プロセスや料金体系の個別化、プログラムの実行、文化、マーケティングなどの特定分野では、戦略的な変革が必要であることを解説しています。
 

今後、ハイブリッド・アドバイスの提供が不可欠です。
ハイブリッド・アドバイスの選好度合は、地域や顧客層によって異なります。欧州とアジア太平洋(日本を除く)においては、ハイブリッドサービスを利用する傾向が最も高く(購入までの5つのステージのうち4つでハイブリッド・アドバイス・アプローチが好まれる)、北米ではその傾向は低くなっています。また、若い富裕層(40歳未満)は5つのステージのすべてにおいて、ハイブリッドアプローチを好み、特に「資産戦略の策定」(60.8パーセント)と「アドバイスの管理と最適化」(60.0パーセント)において、業界を席巻するハイブリッド・アドバイスの波が浸透していることを示しています。

金融機関の役員は、ハイブリッド・アドバイス・モデルに対して認知度が高くなっていますが、顧客が満足するソリューションの提供には至っていません。しかし調査では、ハイブリッド・アドバイスの提供に長けることはその努力に見合うとしています。世界の富裕層の71パーセントは、担当のウェルスマネージャーに託している資産を統合する際の意思決定に、ハイブリッド・アドバイスは重要だとしています。同時に、金融機関はハイブリッド・アドバイス・サービスの導入を効果的には行っておらず、アナリストの評価では、7段階(4)で平均2.7ポイントに止まっています。

金融機関が、富裕層におけるハイブリッド・アドバイスへの関心の高まりに対応するため戦略を再編成する際には、そのビジネスモデルが大きく変わる可能性についても計画する必要があります。ハイブリッド・アドバイスへの動きは、サービスのコモディティ化により、利益率が圧迫され、運用に対する大きなプレッシャーとなる可能性があります。さらに、ウェルスマネージャーの役割も進化し、アドバイザーは自らコントロールすることを止め、外部の専門家からの情報提供や、顧客関係管理(CRM)や分析などのデジタル支援ツールを活用すことが求められるようになります。

またレポートの調査結果は、業界がハイブリッド・アドバイスに向かうにもかかわらず、ウェルスマネージャー自身も技術の進歩に追随していく必要があるとしています。音声対話や人工知能などの技術には、資産管理の業界を劇的に変える力があります。

そして、さらに大きな破壊が差し迫っています。資産管理において、富裕層はBigTechによる効率性向上(64.2パーセント)や透明性(54.4パーセント)への期待が高いため、BigTechの資産管理への参入には、深刻なリスクが潜在していると考えられます。金融機関の78.3パーセントがBigTechの参入を確実または非常に可能性があるものと見ているとおり、BigTechの脅威について認識してはいますが、業界への影響度合いについては、認識に大きなバラツキがあります。

レポートでは、金融機関は、これらの技術的で新しい混乱に対応するために、変化する環境にあわせて、事業を変革し続ける必要があると結論づけています。


ワールド・ウェルス・レポート2017 調査手法
キャップジェミニのワールド・ウェルス・レポートは、個人富裕層(HNWI)とその資産、および金融業界に変化をもたらす世界経済の動向を追跡する、業界随一のベンチマークです。第21号となる今年のレポートは、世界の富裕層に関する視点と行動について、徹底的な一次調査から得られた知見を取り込んでいます。世界の富裕層実態調査は、北米、中南米、欧州、アジア太平洋の主な19の富裕層市場の2,500人以上の富裕層からの回答をもとに、資産配分、手数料モデル、投資選好などの、富裕層の投資行動を分析しています。調査では、更に資産配分、富裕層の自信のレベル、資産分配の判断など、世界の富裕層が今日行っている投資行動のパターンを測定・評価しています。

詳細およびレポートのダウンロードは、以下のサイトをご参照ください。
www.worldwealthreport.com
 
  1. 富裕層(HNWI)とは、主たる住居、回収可能債権、消耗品、および耐久消費財を除き、百万USドル以上の投資資産を持つ個人と定義されています。
  2. BigTechは、Google、Amazon、Alibaba、Apple、Facebookなどの、これまでの金融サービスに存在しなかった、データ駆動型のIT企業を意味する総括的な用語です。
  3. ハイブリッド・アドバイスは、ライフステージとニーズに応じて、モジュールの資産管理および財務計画機能を利用することを可能にしながら、カスタマイズした都度払いの方法で、顧客を運転席に据えることと定義します。これらの機能は、顧客の選好に応じて、(1)認知分析主導の自動化/セルフサービス(基本的な投資管理など)、(2)ヒト主導のサービス(複雑な富の構造化など)、(3)ウェルスマネジャーが支援するハイブリッド・アプローチ、を組み合わせて提供されます。
  4. 1から7の評価で、1が「全く有効でない」、7が「非常に有効」


キャップジェミニについて

キャップジェミニは、2017年に創業50周年を迎え、従業員数19万人以上、40か国にビジネスを展開する、世界有数のコンサルティング、テクノロジー&アウトソーシングサービスプロバイダーです。グループの2016年のグローバルでの売上は125億ユーロを達成しました。お客様とともに、お客様のニーズに合わせて、お客様によるイノベーションと競争力の実現を可能にするビジネス、テクノロジー&デジタルソリューションを開発し、提供しています。完全な多文化組織であるキャップジェミニは、独自のビジネス形態であるthe Collaborative Business ExperienceTM を開発し、独自のデリバリーモデルRightshore®を活用しています。

キャップジェミニ株式会社については、以下をご覧ください。
     https://www.capgemini.com/jp-jp/
キャップジェミ二株式会社のソーシャルアカウント
     Twitter:https://twitter.com/CapgeminiJapan
     Facebook:https://www.facebook.com/CapgeminiJapan/

キャップジェミニのファイナンシャルサービス事業部門(FSBU)は、グローバルな銀行や証券会社、保険会社のお客様にビジネス変革&ITソリューションを提供し、業界を席巻する破壊の波にお客様が迅速に対応することで、お客様が差別化された価値を顧客に提供し、収入源を拡大できるようサポートします。55,000人以上のプロフェッショナルたちがひとつのチームとして協力して、インフラストラクチャからアプリケーションまで、またさまざまな技術と国・地域を網羅する、包括的フレームワークを提供しています。キャップジェミニのFSBUは、1,000社以上のお客様に固有のソリューションを提供しています。これは世界最大規模の金融機関の実に2/3に当たります。キャップジェミニのFSBUは、業界標準となるような専門知識や斬新な市場の洞察、そして四半世紀に及ぶ卓越したグローバルなデリバリー実績を基盤とし、クライアントとのエンゲージメントを構築しています。

詳細は以下をご覧ください。
www.capgemini.com/jp-jp/industry/banking-and-capital-markets/

Rightshore® はキャップジェミニの登録商標です。
 

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種類
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業種
サービス業
本社所在地
東京都港区虎ノ門1丁目23-1 虎ノ門ヒルズ 森タワー 22階
電話番号
03-6865-9510
代表者名
殿村真一
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2013年02月
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