シナモンAI、トラスコ中山と流通業界を戦略的にDXする「トラスコDX2.0」推進のための資本業務提携を発表

シナモンAI

株式会社シナモン(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:平野未来 以下、シナモンAI)は2021年6月15日、トラスコ中山株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:中山哲也 以下、トラスコ中山)から5億円の出資をうけ、資本業務提携を締結することを発表いたします(*1)。本提携は、トラスコ中山の日本のモノづくりを永続的に支えていくためのオープンな流通プラットフォームの創造を推進するとともに、弊社の「顧客のコア業務を革新しデジタルトランスフォーメーション(以下、DX)を推進する」という価値提供の実現を大きく後押しいたします。

シナモンAIは、“創造あふれる社会を、AIと共に”をミッションに、顧客のコア業務を革新しDXを推進することを目指し、AIコンサルティングとAIプロダクトを提供しています。シナモンAIはこれまで国内大手企業を中心に100社以上の取引実績を有し、DX推進の鍵となる幅広い非構造化データ活用への対応力を強みとしております。今後は、当社が、企業の成長戦略の核として提唱するハーベストループ(データが自動的に蓄積され事業の持続的な成長力につながるループ構造:アーキテクチャー)と、顧客企業の“パーパス”を結びつけることで、顧客企業に競争優位をもたらすAI戦略デザインを描き、顧客企業の持続的な成長を後押しすることを強化してまいります。

この度、トラスコ中山では、自社の流通基盤を改革・発展させることを目的に、新たな流通プラットフォーム「トラスコプラットフォーム」を構築することを発表いたしました。また、この新たな「トラスコプラットフォーム」を実現するための取り組みを「トラスコDX2.0」(*2)とし、データドリブンの活用による独自AIモデルや最新ロボットによる物流DX、商品データ拡充、顧客体験(UX)にて圧倒的なスピードと変化への即応力を獲得し、「ベストなものが、もうそこにある」という、新流通プラットフォーム創造を目指します。

当社では、この「トラスコDX2.0」の実現を、幅広い非構造化データ活用を中心としたAIモデルの提供で推進してまいります。さらに、「トラスコDX2.0」実現への推進力をさらに大きなものとするために、戦略構築・実行においてより深い連携が不可欠との両社の判断から本提携に至りました。本提携は弊社の「顧客のコア業務を革新しDXを推進する」という価値提供の実現を大きく後押しするものであり、弊社にとって大変重要な一歩となります。

具体的には、商品データの拡充、在庫最適化、業務の自動化から着手し、AI活用の領域を広げていく計画です。また、日本のモノづくりを永続的に支えていくためのオープンな流通プラットフォームの創造を目指すトラスコ中山のビジョン実現にむけて、技術・人材・組織などあらゆる経営分野に必要不可欠な AI を導入することで中長期的に事業を強化してまいります。

<当社代表取締役社長兼CEO 平野未来からのコメント>
流通業界全体をDXするというトラスコ中山様の戦略的チャレンジへの情熱と、シナモンAIが持つ多様な技術と実績、そして未来に向けた可能性が出会い、今回の大胆な提携に結び付きました。産業そのものを革新するにたる規模と、スタートアップならではのスピードを前提に、マネジメント同士の相互補完・相性も素晴らしいと感じています。シナモンAIが成長戦略の核として提唱するハーベストループ(データが自動的に蓄積され事業の持続的な成長力につながるループ構造:アーキテクチャー)を基盤としたAI戦略は大きな貢献が期待されており、身の引き締まる思いです。まずは商品データの拡充、在庫最適化、業務の自動化の3テーマから着手していますが、その領域の広がりに無限の可能性を感じています。

トラスコ中山様との出会いは、DXグランプリを受賞され、梶山経済産業大臣が主催された朝食会でした。IPA未踏ソフトウェア創造事業、NEDO、J-Startup等、さらに今回の出会いと、経済産業省をはじめとする、日本政府からの多様な支援に恵まれたことに心より感謝しています。

今回の提携は、政府からの支援を生かしながら、我が国の物流・デジタルを変革する大企業、アカデミア、そして、他のスタートアップとの多様な参加者のチーミングが具現化したものだと考えています。マルチステークホルダーが一丸となって世界的課題に挑戦する実例とし、サステイナブルな世界を創造する一助にすべく全力を尽くしていく所存です。

<トラスコ中山 代表取締役社長 中山哲也からのコメント>
当社はお客様の利便性向上を図るため、これまで物流・デジタルなど投資を行ってまいりました。

シナモンAI様は約100名の高度なAI人材に加え、金融機関をはじめとするAIの導入実績が明確にあり、ハーベストループという独自理論を実践されています。当社はこれまでもデジタル投資を行ってまいりましたが、今後さらなる商品データの拡充や業務効率化を図るためには、高度なAI技術が必要不可欠です。シナモンAI様は当社の課題解決に適したAIモデルを構築しているため、今後さらなる両社の発展を目指すべく、資本業務提携を締結する運びとなりました。

今後はシナモンAI様とともにAIを活用して当社の競争力の源泉である商品データの拡充、在庫の最適化、業務の自動化、また技術・人材・組織などあらゆる経営分野に必要不可欠なAIを導入することにより中長期的に事業を強化します。


*1:本出資および資本業務提携は6月下旬に予定されております株主総会、取締役会決議をもって承認されます。
*2:「トラスコDX2.0」 2018年より基幹システムのリニューアルをはじめとしたDXを推進強化してきたが、これまでの取組みを「トラスコ DX1.0」と位置付け、今後の「トラスコプラットフォーム」の実現するための取り組みの総称。

【トラスコ中山株式会社 会社概要】
社 名:トラスコ中山株式会社
URL:http://www.trusco.co.jp/
所在地:東京本社:東京都港区新橋四丁目28番1号 トラスコ フィオリートビル
設 立:1964年3月
代表者:代表取締役社長 中山哲也

【株式会社シナモン 会社概要】
社 名:株式会社シナモン
URL:https://cinnamon.is/
所在地:東京都港区虎ノ門3-19-13 スピリットビル6階
設 立:2016年10月
代表者:代表取締役社長CEO 平野未来

採用ページ(募集職種および応募方法はこちらをご参照ください):
http://cinnamon.is/recruiting/

■事業内容:人工知能コンサルティング事業、人工知能プロダクト事業 
シナモンAIは、「創造あふれる世界を、AIと共に」をミッションとし、高度なビジネスAIソリューションの開発に取り組んでおり、多数の国内大手企業への提供実績を有しています。また、人工知能研究所をベトナム(ハノイ・ホーチミン)および台湾に構え、大量のAI技術者の獲得に成功しています。直近では、AI OCR「Flax Scanner」に加えて、特化型音声認識技術「Rossa Voice(ロッサ・ボイス)」の商用化も始まり、大手企業を中心に販売を開始しております。また、シナモンAIでは、”Digitize(デジタル化)” “Structure(構造化)” “Understand(理解・活用)” という3つの独自の研究領域に基づき、高度なAIアルゴリズムを数多く保有し、業界特有の非構造化データを活用するビジネスAIソリューションの開発を継続的に行っております。

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会社概要

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業種
情報通信
本社所在地
東京都港区虎ノ門3-19-13 スピリットビル6F
電話番号
03-6807-4091
代表者名
平野未来
上場
未上場
資本金
9000万円
設立
2016年10月