シェアリングエネルギー、豪州EvergenおよびSassorと業務提携し、分散電源のエネルギーマネジメントの実証を開始

〜シェアでんき蓄電池モデルを活用したVPPサービスへの商用化検討〜

太陽光発電システムの第三者所有サービス「シェアでんき」を提供する株式会社シェアリングエネルギー(本社:東京都港区、代表取締役:上村一行、以下シェアリングエネルギー)は、Evergen Pty Ltd(本社:Australia Newcastle East、CEO:Ben Hutt、以下Evergen)および株式会社Sassor(本社:東京都目黒区、代表取締役:石橋秀一、以下Sassor)と業務提携しました。シェアリングエネルギーが所有する分散電源を活用したエネルギーマネジメントの技術検証及び商用化の検討を実施します。

  • 業務提携の背景
昨今、継続的な燃料不足および太陽光発電等の変動性再生可能エネルギーの導入拡大による、相次ぐ電力の需給逼迫への対処策が求められています。

加えて、2050年カーボンニュートラルの実現を目指す状況の中、電力の需給バランスの取り方として、電力の供給側の取り組みだけでなく、需要側のエネルギーリソース(分散電源)を活用したアグリゲーションビジネスに期待が集まっています。

シェアリングエネルギーのCEOである上村一行は、「国内外で電力や燃料の不足が続く中、導入が拡大している分散型エネルギー資源の最善の商用化方法を検討するために、EvergenやSassorといった知見を持った企業との協業に期待しています」と述べています。「この実証事業が、分散型電源である再生可能エネルギーの可能性を検証し、将来的に同様のプロジェクトが広く普及するための道を開くと確信しています。」

EvergenのCEO兼マネージングディレクターであるBen Huttは、「シェアリングエネルギーとのパートナーシップは、日本の状況においてオーストラリアの優れた技術力を示す良い機会であり、グローバル社会にクリーンで持続可能なエネルギーをもたらすという我々のミッションにおいて一歩前進を意味すると考えています」と述べ、「高い電力価格、先進技術、政府の支援、再生可能エネルギー増加への野心的目標、分散電源の管理という日本独自の組み合わせに対して、我々は多くをもたらすことができます」と語っています。
 
  • 【業務提携の内容及び役割分担】
シェアリングエネルギーは経済産業省「令和4年度 分散型エネルギーリソースの更なる活用に向けた実証事業(以下DERアグリ実証)」に参画し、シェアでんきと大容量・高出力蓄電池Tesla Powerwallをパッケージ提供する「シェアでんき蓄電池モデル」を活用し、アグリゲーションビジネス拡大のための実証事業を進めています。

この度、Sassorが提供するRA(リソースアグリゲーター)システム「ENES」と、Evergenが提供する制御APIの活用を通じて、シェアリングエネルギーは「シェアでんき蓄電池モデル」として提供する蓄電池システムを統合・遠隔制御し、DR(デマンドレスポンス)やVPP(バーチャルパワープラント)といったアグリゲーションサービスの商用化検討を実証します。
 

  • 今後の取り組み
シェアリングエネルギーとEvergen、Sassorは、今年度のDERアグリ実証を通じ、家庭用蓄電池を遠隔制御する際の技術検証と課題の洗い出しおよび収益化に向けた取り組みを加速させていきます。さらに、EV充電器や給湯器等、制御対象となるエネルギーリソースの種類と数量を増やし統合制御することで、電力の安定供給とカーボンニュートラルの推進にも貢献してまいります。

■Evergenについて
オーストラリアで設立されたEvergenは、エネルギーサプライチェーンのデジタル最適化を可能にするソフトウェアプラットフォームを提供し、再生可能技術の導入による利益を最大化します。これには、公益事業規模の発電および蓄電資産、C&Iサイト、太陽光発電や蓄電を備えた家庭や企業、その他多くの機器が含まれます。同社のシステムは、OEM、設置業者、電力小売業者、ネットワーク、資産所有者・運営者、消費者が、資産の最適な機能を確保するために使用しています。Evergenは、現在世界中のプロジェクトに参加しており、FRV-X、Providence Climate Capital、AMP、Artesian Capital Management、CSIRO Energyなどの株主によってサポートされています。

Evergenの使命は、石炭火力発電所の引退を加速させ、弾力性のある再生可能なエネルギーシステムへの移行を促進することにより、エネルギーシステムの脱炭素化を図ることです。詳細については、公式サイト(https://evergen.energy/ )をご覧ください。

■Sassorについて
エネルギーリソースを分析・制御する技術をもとに、容量市場・需給調整市場等を対象としたアグリゲーションサービス「ENES」の開発と提供を行っています。
今後は独自の技術(需要家の経済効果を最大化する蓄電池制御機能・消費/発電予測機能など)を強みとして、様々なリソースを大規模にアグリゲートしてリソースアグリゲーター事業の展開を目指します。
URL:https://sassor.com/
 
  • 採用情報について
経営企画マネージャー候補、アライアンスマネージャー候補の他、さまざまなポジションで採用を強化しています。詳細は、下記をご覧ください。

採用ページ:https://sharing-energy.co.jp/recruit/
 
  • アライアンスのお問い合わせについて
シェアでんきの展開を一緒にお取り組みいただけるパートナー企業様を募集いたします。下記ページより、お気軽にお問い合わせください。

例)
・ハウスメーカー/ビルダー様、工務店様
・全国の地方自治体様、金融機関様(全国地銀様、信用金庫様)
・小売電気事業者様、ガス事業者様
・施工会社様、販売会社様

・シェアでんき加盟店募集ページ:https://share-denki.com/partner/
 
  • シェアでんき利用希望のお問い合わせについて
シェアでんき及びシェアでんき蓄電池モデルのご利用をご検討のお客様は、シェアでんきサービスサイトより「無料診断」にお問い合わせください。

・シェアでんきサービスサイト:https://share-denki.com/
 
  • 太陽光発電システムの第三者所有サービス「シェアでんき」について
シェアでんきは、初期費用0円で太陽光発電システムを設置し、電気代が安価になるサービスです。一定期間経過後はシステム一式をお客様に無償譲渡する点もご評価いただき、2018年の創業以来、契約申込数が約10,000件と急成長しております。

また、高度環境配慮型都市・脱炭素社会の実現に向けた「福岡県吉富町」との官民連携をはじめとした公共セクターとの協定が進むほか、テスラ社のTesla Powerwall Certified Installer(Tesla Powerwall認定提供会社) に認定されています。

【シェアでんき CM動画】

 

【シェアでんきの5つの特徴】
①初期費用は無料
高額な初期費用は発生しません

②太陽光発電の電気が、1kWhあたり22円で使い放題!
電力会社からの購入に比べて大幅におトクになります

③アフターメンテナンスは弊社にて負担・対応
無償譲渡前は、入居者様によるメンテナンスの必要はありません。所有者である弊社が、維持管理します

④15年経過後は、お客様に無償譲渡
15年経過後は自家消費単価が0円、そして当社への余剰電力売電が可能です

⑤非常時も使えて安心
停電時にも、太陽光発電システムが発電する時間帯であれば、非常用電源として電気をご利用いただけます

 

シェアでんきのサービスモデルシェアでんきのサービスモデル

■シェアリングエネルギーについて
「分散電源の創出により、エネルギーシステムを変革する」をミッションに掲げ、「シェアでんき」を始めとする分散電源の提供及びエネルギーマネジメントサービス企画開発を展開。再生可能エネルギーの自家消費・地産地消を促進することで、持続可能な社会の実現に寄与してまいります。また、2021年には福岡県吉富町と、2022年には福岡県田川市との包括連携協定を発表し、行政・地方自治体との取り組みも推進していきます。

本件に関するお問い合わせ先
株式会社シェアリングエネルギー 広報担当
Mail:pr@sharing-energy.co.jp

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会社概要

URL
https://sharing-energy.co.jp/
業種
電気・ガス業
本社所在地
東京都港区新橋4丁目11−1 A-PLACE新橋 4階
電話番号
03-4530-3034
代表者名
上村一行
上場
未上場
資本金
37億5000万円
設立
2018年01月