年頭所感 アカマイの超分散型エッジプラットフォームが支えるデジタルイノベーション
謹んで初春のお慶びを申し上げます。
皆様にとって2019年が実り多い1年となりますように心よりお祈り申し上げます。
2018年は、新たな価値創造、および更なる価値提供という観点で大きく飛躍した年でした。
皆様にとって2019年が実り多い1年となりますように心よりお祈り申し上げます。
2018年は、新たな価値創造、および更なる価値提供という観点で大きく飛躍した年でした。
新たな価値創造:三菱 UFJ フィナンシャル・グループ様とのアライアンスに係る新型ブロックチェーンベースのペイメントネットワークは、従来サービスが15件/秒程度の処理性能であるのに対し、「決済処理速度2 秒以下、世界最速の取引処理性能である100 万件/秒超の取引」を可能とします。このアライアンスによって、これまで導入や決済にかかるコストが高いことから普及が進んでいない新たな課金形態や決済手段が実現します。具体的には、時間単位課金やマイクロペイメント、シェアリングエコノミーを前提とした柔軟な決済形式などが挙げられます。これは政府が推進するキャッシュレス化もより加速すると思われます。また、この新型ブロックチェーンの可能性は決済にとどまらず、様々な業界にイノベーションを促進するものです。スケーラビリティ、信頼性、パフォーマンスの要求が厳しいサービスにおいてはアカマイの超分散アーキテクチャが大きな優位性をもたらすため、他のクラウド事業者では実現することは難しく、既存のブロックチェーンテクノロジーを大きく飛躍させたこのプロジェクトは世界に驚きをもって取り上げられました。
更なる価値提供:深刻な社会問題になっている、チケットの買い占め、転売の問題に悩まされていたイープラス様は、アカマイのボット管理ソリューションを導入したことで、アクセスの9割を占めていた悪質なボットを撃退することができました。このニュースは、テレビや新聞、オンラインニュースなど数多くのメディアに取り上げられました。悪質なボットによる被害は、金融や観光、航空、Eコマースなど、オンラインサービスが本業に大きなインパクトを与える業界を中心に、様々な形で顕在化しています。今後も注目されるスポーツイベント等が開催される日本においては特に優先して取り組むべき課題であり、より一層のボット対策が求められると確信しています。
これらを実現できるのは、アカマイが世界130ヵ国に分散配置するサーバー群から形成されるエッジプラットフォームの存在に他なりません。圧倒的なスケールのプラットフォームを介して提供されるソリューションやパフォーマンスは、ビジネスのさらなるデジタル変革の推進を支援しています。
2019年も引き続き、アカマイのエッジプラットフォームを介して、さらに高品質でセキュアなユーザー体験を提供してまいります。
メディアデリバリー:動画配信の分野では、17チャンネルで2018年12月1日から始まった4K・8K放送や、インターネット同時配信によってデータ量の急激な増加が予測されます。視聴スタイルもモバイルへとますますシフトしていくことでしょう。アカマイは、これまで注目を集める複数のイベントの配信を通して、お客様からの信頼をいただいております。今後もより多くのユーザーがインターネットを通じて、リアルタイムかつ高画質で感動を共有できるようサポートしてまいります。
ウェブパフォーマンス:売上やブランドイメージに直接影響することから、ウェブサイトやモバイルアプリケーションのユーザー体験はかつてないほどに重要になってきています。ユーザーの動向をリアルタイムでモニタリング可能なDPM (Digital Performance Management) ソリューションは、ユーザー体験と売上高の相関関係の可視化、および優先度の高いユーザー体験の改善施策の立案を実現し、ビジネス拡大に寄与いたします。また、複数の企業のサービスの組み合わせから新たな価値を創造するAPIエコノミーを支えるAPIゲートウェイを提供します。さらに、あらゆるモノがつながるIoT/M2Mにおいては、膨大なトランザクションをアカマイのエッジプラットフォームでオフロードしながら、リアルタイムで処理することを可能とします。
セキュリティ:2018年2月末に、分散型メモリキャッシュシステム「memcached」を利用した史上最大とも言われるDDoS攻撃が発生しました。ピーク時で1.35Tbpsに達した攻撃は、2016年9月に発生したMiraiによる攻撃の約2倍の規模となりましたが、アカマイはこの攻撃をわずか10分足らずで収束させることができました。ゼロデイ攻撃を含む、巧妙化するウェブへの攻撃に対し、アカマイはユーザー体験を損なうことなく企業のデジタル資産を保護します。
また、先述したボット対策ソリューションにモバイルSDKを提供することにより、ウェブサイトだけでなくモバイルアプリケーションに対しても柔軟なボット管理が可能となります。
さらに、廉価版のソリューション提供により中小企業へのセキュリティの強化も支援してまいります。
エンタープライズセキュリティ:昨今、働き方改革の本格化、ビジネスのグローバル展開、合併買収などの動きが加速する中、リモートアクセスの分野において、アカマイが提供する次世代のリモートアクセスソリューションが従来のVPNの代替手段として注目されています。これは、従来型のVPNソリューションが高コスト、かつ低柔軟性であるためです。一方で、高度化・複雑化するマルウェア攻撃対策に関しても、DNSレベルでのセキュリティの強化が多層防御という観点から重要視され始めました。これらのセキュリティに対する新たなアプローチは、世界的に「ゼロトラスト」というコンセプトとして浸透し始めており、アカマイはこの「ゼロトラスト」を強力にサポートします。
また、アカマイは2017年にNominum社を買収し、両社のテクノロジーを融合させることで、現在1日1.7兆件という膨大な量のDNSクエリ解決を行っています。効果的なセキュリティ対策を実施する上で、一つの重要な要素となるセキュリティインテリジェンスの量と質という観点で、アカマイは世界トップクラスです。
2018年、アカマイは米国本社設立から20周年、日本オフィス設立から15周年を迎えました。お客様およびパートナー企業の皆様方におかれましては、日頃より多大なるお引き立てを賜り、厚くお礼申し上げます。
なお、日本オフィスでは設立15周年を記念しブランディングムービーを公開しました。
https://youtu.be/GfrXsG1AUns
アカマイは、圧倒的なスケールのエッジ・プラットフォームを介して高品質なユーザー体験と堅牢なセキュリティを提供しています。世界を牽引する超分散エッジプラットフォーマーとして、加速するデジタルイノベーションを支え、引き続き皆様のデジタル戦略を支えることで社会に貢献すべく、社員一丸となって邁進してまいります。
Akamai について
Akamai は世界中の企業に安全で快適なデジタル体験を提供しています。Akamai のインテリジェントなエッジプラットフォームは、企業のデータセンターからクラウドプロバイダーのデータセンターまで広範に網羅し、企業とそのビジネスを高速、スマート、そしてセキュアなものにします。マルチクラウドアーキテクチャの力を拡大させる、俊敏性に優れたソリューションを活用して競争優位を確立するため、世界中のトップブランドが Akamai を利用しています。Akamai は、意思決定、アプリケーション、体験を、ユーザーの最も近くで提供すると同時に、攻撃や脅威は遠ざけます。また、エッジセキュリティ、ウェブ/モバイルパフォーマンス、エンタープライズアクセス、ビデオデリバリーによって構成される Akamai のソリューションポートフォリオは、比類のないカスタマーサービスと分析、365 日/24 時間体制のモニタリングによって支えられています。世界中のトップブランドが Akamai を信頼する理由について、www.akamai.com/jp/ja/、blogs.akamai.com/jp/ および Twitter の @Akamai_jp でご紹介しています。
アカマイ・テクノロジーズ合同会社について:
アカマイ・テクノロジーズ合同会社は、1998年に設立された、アカマイ・テクノロジーズ・インク(本社:米国マサチューセッツ州ケンブリッジ、最高経営責任者:Tom Leighton)が100%出資する日本法人です。アカマイは、ウェブサイト/モバイルアプリの最適化、快適なユーザー体験、堅牢なセキュリティを実現する各種ソリューションを提供しており、日本国内では600社以上が当社サービスを利用しています。
※アカマイとアカマイ・ロゴは、アカマイ・テクノロジーズ・インクの商標または登録商標です
※その他、記載されている会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です
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