凸版印刷とトレタ、飲食店向けDX事業で協業
飲食店の予約/顧客台帳サービスを提供するトレタと、飲食店向けDXソリューションの開発に向けて資本業務提携を締結
本提携により、凸版印刷が提供する販促支援ソリューションやBPO業務のノウハウと、トレタが持つ飲食店向けソリューションを融合させ、新たな飲食店向けDX事業の創出を目指します。
■協業の背景
新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言発令に伴い、飲食店では時短営業を求められています。2021年1月の緊急事態宣言では、稼働率が平常時の3割程度となり(※1)、売り上げが大きく減少しています。そのような状況下において、飲食店では業務効率化や顧客単価向上を目的としたDXが喫緊の課題となっています。
凸版印刷は、様々な業界のお客さまの課題を解決するために店頭POP、キャンペーンといった販促支援ソリューションやBPO事業などを行ってきました。これらの知見やノウハウを、飲食店に特化したトレタのソリューションと掛け合わせることで、飲食店に向けた新たなDXソリューションを開発・提供していきます。
※1予約/顧客台帳「トレタ」導入の約10,000店舗における2020年1月~2021年1月のデータを2019年と比較
■ 今後の事業展開について
・飲食店コールセンターのDXで連携
トレタの飲食店向けBPOサービス「トレタコンタクトセンター」において、トッパングループの株式会社TBネクストコミュニケーションズ(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:坂田 裕泰)との連携を構想しています。さらに、中長期的連携として、トレタで研究開発された自動応答予約サービスをTBネクストコミュニケーションズが持つ他業界の顧客へ展開していくことを検討しています。
・モバイルオーダーシステム「トレタO/X(オーエックス)」との連携
トレタの提供する店内飲食の注文から決済までを顧客自身のスマホで行うモバイルオーダーシステム「トレタO/X(読み:トレタオーエックス)」と凸版印刷が行っている販促支援ノウハウを連携。顧客に合わせた1to1の広告コンテンツの表示など、より効果的なプロモーションが可能となります。今後はプロモーションコンテンツの共同開発も進めていきます。
■今後の目標
凸版印刷とトレタは、両社の知見・ノウハウを融合させ、トレタO/Xと連動したフードデリバリー領域における新たなサービスを今年中に開発・提供することを目指します。これらの取り組みを通じて、飲食店におけるDXの推進、業務効率化に貢献します。
■凸版印刷のベンチャー投資について
凸版印刷は、中期的な経営課題の1つとして新事業・新市場の創出を掲げ、2016年7月から現在までに国内外40社強のベンチャー企業へ出資してきました。ベンチャー企業の先進的な技術やサービスと、グループ会社を含む凸版印刷の持つ企画力・技術力を掛け合わせることで、社会に向けた新しい価値を創造しています。
■凸版印刷株式会社 概要
代表者 代表取締役社長 麿 秀晴
所在地 東京都文京区水道橋1-3-3
資本金 104,986(百万円)(2020年3月末現在)
設立年 1900年
■株式会社トレタ 概要
代表者 代表取締役 中村 仁
所在地 東京都品川区西五反田7-22-17 TOCビル 8F
資本金 1億円(累計調達額61.3億円)
設立年月 2013年7月
主な事業内容 飲食店向け 予約/顧客台帳サービスの開発・販売
URL https://corp.toreta.in/
「トレタ」は株式会社トレタの登録商標です。
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