【GoToキャンペーン利用実態調査】2020年の旅行回数最多は「6回以上」、“GoTo”利用目的地1位は沖縄県…2021年の旅行選択は“密回避”が顕著に
旅行メディア「トラベルズー」会員調査で見る「Go To Travelキャンペーン」2020年利用実態・2021年利用意向…旅行者の8割は“GoTo”利用経験あり
5月に全国を対象とする緊急事態宣言が解除され、7月には国内観光需要喚起を目的とする「Go To Travelキャンペーン」が開始された2020年。最大半額相当(1泊あたり最大2万円)の補助が適用されるとあり、旅行者の動向に注目が集まった一年でした。
この状況下において、通常なら年に平均5回は旅行をするトラベルズーメンバーは、どのような旅を実現していたのでしょうか。日本国内に住むトラベルズーメンバー100万人のうち177,760人を対象に、2021年1月7日から11日にかけて「Go To Travelキャンペーン」に関する意識調査を実施しました(有効回答数1,599)。【調査結果のサマリー】
- 2020年1~12月の国内旅行回数は「6回以上」が21.2%を占め最多
- 旅行者の7割が2回以上「Go To Travelキャンペーン」を利用
- 同キャンペーンを利用した目的地上位は 「沖縄県(17.2%)」「京都府(17.0%)」「北海道(15.7%)」「静岡県(15.7%)」
- 2021年の同キャンペーンを利用した旅行選択基準は「混雑している時期や旅先を避けて旅行を計画したい」が53.5%で、2020年に引き続き“三密”を回避しようとする姿勢が明らかに
- 同キャンペーン終了後の旅行予算は「予算は特にない(お得な情報であれば検討する)」が37.5%で首位
■2020年「Go To Travelキャンペーン」利用実態調査…年間旅行回数最多は「6回以上」、キャンペーン利用率は8割超
まず、Q1で2020年1~12月の期間中の国内旅行回数を聞くと、「6回以上」が21.2%を占め最多。トラベルズーメンバーは年に国内旅行を年3.1回、海外旅行を1.6回している旅好きであることから、2020年も旅行へ出かけた様子が分かる結果となりました。その一方、16.4%は「0回」と答えており、旅行を控えた、または断念せざるを得なかったメンバーの姿も見えました。
Q1_国内旅行をした回数
Q4_GoToキャンペーンを利用した回数
Q5_GoToキャンペーンで訪れた目的地
Q6_GoToキャンペーンを利用した旅行商品
Q8_GoToキャンペーンの支払実額
Q10_GoToキャンペーン旅行の同行者
■2021年「Go To Travelキャンペーン」利用意向調査…渡航正常化なら「海外」が検討上位ランクイン
1月18日現在、11都府県にて緊急事態宣言が行われており、2021年の「Go To Travelキャンペーン」も2月7日まで一時停止されています。詳細はこれから明らかになることが予想されますが、2021年に「Go To Travelキャンペーン」を利用するとなった際、トラベルズーメンバーはどのような旅行を希望しているのでしょうか。調査では、2021年の「Go To Travelキャンペーン」利用意向についても聞きました。
2021年利用意向_旅行の選択基準
2021年に「Go To Travelキャンペーン」を利用して旅行する際の選択基準を聞くと、首位は「混雑している時期や旅先を避けて旅行を計画したい」で53.5%。この質問は2020年にトラベルズー・ジャパンが実施した調査と同様の選択肢を設けており、昨年の同設問回答率51.0%から若干の上昇が見られました。昨年に続き“三密回避”の動きは顕在で、積極的に旅行をしながら感染拡大防止にも配慮しようとする姿勢が見られることから、旅行先の混雑状況を予測する、またはリアルタイムで可視化するサービスの普及が待たれます。
2021年利用意向_旅行を検討している時期
国内外を問わず、2021年の旅行を検討している時期を尋ねる設問では、ゴールデンウィークの大型連休を控える「5月」が1位で32.5%、春休みを含む「3月」が2位で28.5%。続く3位には紅葉シーズンを含む「10月」が27.5%の回答を得ました。緊急事態宣言や「Go To Travelキャンペーン」の一時停止を受けてか、「1月」および「2月」は回答率20.0%未満となり、トラベルズーメンバーは早くも春以降の旅行予定を立て始めていることがわかりました。また、「旅行の予定はない」としたメンバーは20.4%でした。
2021年利用意向_検討している目的地
旅行を目的とする渡航が正常化した場合を想定し、海外も選択肢に含め、2021年の旅行先として検討している場所を聞くと、首位は「沖縄」で36.5%、次いで「海外」が34.8%でランクイン。トラベルズーは国内旅行だけでなく、海外旅行やクルーズ旅行情報も紹介している旅行メディアであることから、自由に海外旅行を謳歌できる日を待ち望むメンバーの願いが現れる結果となりました。海外についてはさらに国・地域ごとの希望を聞いており、ハワイやアジアが人気を集めました。詳細データをご希望の場合は、トラベルズーSales担当者までお問合せください。
2021年旅行以降_アフターGoToの予算
■責任ある旅行者(レスポンシブル・トラベラー)として
今回の調査では、フリーコメント形式で旅行業界やトラベルズーへの応援メッセージおよび意見を募集しました。そこで垣間見えたのは、「旅行を好きな気持ちに変わりはない」という、旅好きならではの姿勢。国内・海外ともに観光地に活気が戻り、思いっきり旅行を楽しみたい、というコメントが多く寄せられました。
そして、自由な旅行の再開を願う意見と同程度多かったのは、新型コロナウイルス感染症の終息への願い。観光地・宿泊施設の感染症対策に敬意を払い、感染症を拡大しない・感染させないためのルールを徹底して旅に出たい、とするコメントが見られ、「責任ある旅行者」としての意識が高まっていることがわかりました。「(感染症が)終息するまでは辛抱する時期」「今は行けないけど、終息後は必ず旅行に行くのでそれまで頑張ってほしい」という決意や応援メッセージもあり、葛藤しながらも旅行への憧れを持ち続けようとする旅行者の姿が現れています。
<調査データ>Travelzoo Japan Go To Campaign Survey 20210107
調査方法:インターネットリサーチ(自社メールマガジンを利用)
調査対象:トラベルズー・ジャパン会員
配信通数:全国177,760通
有効回答数:1,599
調査期間:2021年1月7日(木)11:00~1月11日(月祝)23:59
【トラベルズーについて】
トラベルズー®(NASDAQ:TZOO)は世界3,000万人以上、日本で約100万人の登録メンバー向けに旅行情報を配信するオンラインメディアです。旅行に精通した旅のエキスパートが世界2,000以上の旅行関連企業の情報や消費者リサーチをもとに企画・編集した独自の旅行情報を、会員限定で配信しています。
コーポレートサイト:https://travelzoo-jp.com/
サービスサイト:https://www.travelzoo.com/jp/
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