amulapo社、月面開発を加速させるための月面模擬環境「デジタルツイン-アナログツイン」構想を発表 研究支援サービスを開始
amulapoでは、2020年から衛星データからの3次元幾何学情報を用いた惑星のバーチャル化や研究開発利用を進めており、2023年には鳥取県と連携し地上の月面模擬環境となるフィールドの活用も開始しています。
2023年12月6日から10日にかけて倉敷市・鳥取市で開催された国際団体Moon Village Associationが主催する「7th Global Moon Village Workshop & Symposium」や2023年10月17日から20日にかけて富山市で開催された学術会議「第67回宇宙科学技術連合講演会」にて、月面開発を加速させるための月面模擬環境「デジタルツイン」「アナログツイン」構想を発表し、この度本格的に研究支援サービスを開始したことをお知らせいたします。
模擬環境を利用した月面での挙動予測にご関心のある企業様、研究機関様はお声がけください。
amulapoでは、これまで衛星データからの3次元幾何学情報を用いた惑星のバーチャル化やそれを用いた研究開発利用、シミュレーション、教育、プロモーション利用等の販売実績があり、VR/AR等の3次元デジタル技術を用いた研究開発や企業への販売、提供を進めてきました。
【関連する事業実績】
宇宙関連機関へ、月面の衛星データを利用した月ミッションのシミュレーション環境の提供と映像配信支援
NHK BS8K「人類未踏 火星への旅」へ衛星データを利用した3D(バーチャル)火星を提供
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など
代表者はこれまで月面での宇宙機開発のエンジニアとして活動してきた経緯から、今後の月面の宇宙機開発にはこのような衛星データ等の実データの利用や、VR/AR等の3次元デジタル技術が有効であると考え、月面模擬環境「デジタルツイン」を目指した研究開発の手法について様々な検討を進めて参りました。月や火星の衛星データを用いた3次元月面模擬環境の提供が可能です。
一方で、月面での物理挙動の予測のためには、単なるデジタルによる疑似環境の構築だけでなく、そのモデルや物理理論を構成するための、アナログとなる模擬環境の構築も重要になると考え、これまで研究室内での実験環境の設計、製作から、屋外での実験環境の構築の設計等に携わり、「アナログツイン」を目指した研究開発手法についても様々検討を進めて参りました。
2022年度からは鳥取県と連携し国内初となる屋外での月面模擬実証フィールド「ルナテラス」の造成に関わり、また、鳥取県の事業である「鳥取砂丘月面化プロジェクト」にて鳥取砂丘の3次元幾何学情報の取得や、テラメカニクス等の分野に利用される土壌の力学情報の取得を実施しています。
月面模擬実証フィールド「ルナテラス」では、これまで複数の宇宙関係機関の実証実験の支援や、連携する事業者と実証実験を行うなど「アナログツイン」となる月面模擬環境での実験ノウハウの蓄積も行っています。
今後は、これらの月面模擬環境「デジタルツイン」と「アナログツイン」とで情報間の連携を図り、統合的に利用していくことが月面開発を加速させるための鍵となると確信しています。
今回、これらの要素技術の構築や設計・制作、実験のノウハウが蓄積されてきたことを受け、amulapo社で月面開発を加速させるためのトータルサポートが実施できる体制となり、この度本格的に研究支援サービスを開始する運びとなりました。
今後、様々な宇宙関連機関及びご関心のある非宇宙事業者とも連携し、月面開発の加速に貢献していく予定です。今後の事業展開にご期待ください。
【会社概要】
商号 : 株式会社amulapo
代表者 : 代表取締役 田中 克明
所在地 :〒162-0056 東京都新宿区若松町35−15 第一 村田ビル 201号
設立 : 2020年2月
事業内容 : ICT技術を用いた宇宙体験コンテンツの制作
URL : https://amulapo-inc.com/
お問合せ :contact@amulapo-inc.com
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