Future City Tech:都心での実装を目指す環境エネルギー分野のスタートアップの募集開始

CIC Japan合同会社

CIC Tokyo及びU3イノベーションズが運営する環境エネルギーイノベーションコミュニティでは、都心(東京ベイエリア)で環境エネルギー分野の最先端テクノロジーの実装を目指し、都市の新しい未来を共に描いていくためのスタートアップ・研究者・事業会社の新規事業部門等を募集します。

環境エネルギー分野のイノベーション創出を加速するため、CIC Tokyo及びU3イノベーションズが2021年9月に立ち上げた環境エネルギーイノベーションコミュニティ(以下「本コミュニティ」という。)の実践型イノベーションプログラムの2021年度3つ目の社会課題に取り組む参加者(スタートアップや企業、研究者等)を募集します。

この実践型イノベーションプログラムは、特定の社会課題の解決に向けてスタートアップと大企業の協業機会を生み出し、さらには自治体、中央省庁、投資家、研究機関などのステークホルダーとの連携を加速するプログラムです。具体的には、本コミュニティに参画するCore Member(事業会社)が取り組みたい課題やその解決のために求める技術領域などを提示し、課題解決への貢献が期待されるスタートアップや企業、研究者を募集します。選ばれた参加者はCore Memberとの協業可能性を探索し、Core Memberが提供する事業フィールドやアセットを活用、さらに自治体・中央省庁などとも連携しながら、社会実装に向けた実践の場を得ることができます。

この社会課題解決型のイノベーションプログラムは、一社では解決することができない、コミュニティ(複数社)だからこそ解決できる課題をテーマとして設定し、一定期間、1つの課題(イシュー)に取り組むプログラムで、各年度(1年間)で2または3イシューの実施を予定しています。

環境エネルギーイノベーションコミュニティについて:https://jp.cic.com/news/announce/ee_community/
 


(1)2021年度3つ目の社会課題(2021: Issue 3)
Future City Tech 〜都心で実装する環境エネルギーの最先端テクノロジー〜

(2)背景
世界の諸都市ではポスト・コロナを見据えた活動がますます活発化しており、我が国においても社会の変革や都市としてのレジリエンスが問われています。さらに、社会経済活動に伴い排出される温室効果ガスによる気候変動の影響は、人々の身近な生活領域まで及び、地球環境を取り巻く問題は歴史的な転換点を迎えています。こうした状況下において、都市のあるべき未来の姿を構想し、その実現に向けてアクションを起こすには、環境負荷低減と経済成長を両立する環境エネルギーの最先端テクノロジーを都心で実装していく必要があります。そのために、陸上・海洋を問わない自然環境に関わるイノベーション、そして、最先端テクノロジーを活かして持続可能な成長を実現する新しい周辺産業の創出が期待されています。

(3)求めるスタートアップ・テクノロジー・製品・サービス・研究開発成果の例
<最先端再生可能エネルギー> エネルギー危機の解決にも寄与する効率的な発電や蓄電に関する技術やビジネス等
<次世代モビリティ> 人とモノの移動を活性化する魅力的な次世代モビリティに関連する技術やビジネス等
<資源循環・環境向上> 生物多様性の保全・回復など自然との共生に資する技術や、資源循環に資する技術、ビジネス等

上記に留まらず、3つの大テーマに関連する分野の事業や研究開発・技術開発を行っている事業会社や研究者も対象とします。

(4)テーマオーナー
「Issue 3: Future City Tech ~都心で実装する環境エネルギーの最先端テクノロジー~」では、東京都がテーマを掲げています。東京都の新プロジェクトである「東京ベイeSGプロジェクト 〜 東京湾から日本の未来を創り出す〜」(https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/basic-plan/kouzoukaikaku/esgproject.html)に関連して、東京のベイエリアを舞台に、再生可能エネルギーや水素を柱とした100%クリーンエネルギーによるゼロエミッションの実現、水と緑溢れる都市づくり、最先端デジタルテクノロジーの実装、サステナブル都市を実現する資源循環などに取り組むスタートアップや研究者等を募集します。

今回のテーマに合わせてCore Member(事業会社)とタッグを組み、eSGプロジェクトへの応募やそれに関わらず協業や実証実験などでの連携やVCパートナーとの対話など、思いもよらない展開につながる可能性があります。(3)に示すような領域に留まらず、今回のテーマに何かしらの可能性を感じる方は是非ご応募ください。思わぬ協業を生む可能性がある、それがコミュニティ型の実践プログラムの特徴です。

<Core Member>

  • 株式会社INPEX
  • ENEOSホールディングス株式会社
  • 関西電力株式会社
  • 清水建設株式会社
  • 積水化学工業株式会社
  • 双日株式会社
  • 東京ガス株式会社
  • 本田技研工業株式会社
  • 三菱電機株式会社

<Core Memberからの期待の声>

  • 株式会社INPEX:「とてもワクワクしたテーマですよね。エネルギーや資源の安定供給を実現しながら、次世代により良い生活環境・地球環境を繋いでいく循環社会に向けた取り組みを、皆さんと一緒に考え、挑戦していけることをとても楽しみにしています。」
  • ENEOSホールディングス株式会社:「非常に意義あるワクワクする取り組みだと感じており、いずれのテーマも我々の注力領域と重なるため、このIssue3の機会に連携を検討できればと思います。」
  • 関西電力株式会社:「2025年大阪・関西万博を契機として、新しい都市のカタチと新しい関係性の構築に挑んでいます。東京での取組みに刺激をもらいながらさまざまな可能性を追求していきたいと考えています。」
  • 清水建設株式会社:「レジリエントなまちづくりに貢献するのは、建設会社の責務と思っています。テーマはどれも当社の注力領域です。弊社では2023年春に、潮見に新しいイノベーションセンターをオープン予定ですので、他のエリアとの連携も視野に入れながら、積極的に参画していきたいです。」
  • 積水化学工業株式会社:「どのテーマにも非常に関心があります。住宅からモビリティ材料まで幅広い事業体をもつ化学メーカーとして様々なプレーヤーの方と議論を重ね、ひとびとのくらしと地球環境の向上を実現する方法を考えていきたいです。」
  • 双日株式会社:「TOKYOが世界に示す未来のまちづくりを、豊かな発想力で盛り上げていきます。」
  • 三菱電機株式会社:「将来の街がどうなるのかを考え、どんな事業が社会に望まれるのかを構想するのが大事だと思います。そこを一緒に考えるためのいい機会を与えていただき、社会に実装したらブレークスルーするコアな技術やサービスの種を考えていきたいと思います。」


(5)テーマ説明会”リバースピッチ”の開催
7月5日(火)18:00~20:00には上記のテーマオーナーが求める技術や事業をスタートアップなど応募対象者に向けてピッチする”リバースピッチ”が行われます。ご関心がある方は以下のURLよりご登録の上、ご来場をお願いいたします。こちらのリバースピッチはスタートアップや研究者以外のどなたでもご参加いただけます。

スタートアップ向けオープンイノベーションセミナー "Future City Tech - 都心で実装する環境エネルギーの最先端テクノロジー"
https://energy-environment-reverse-pitch-3.peatix.com/view

(6)実施内容

  • 行政、事業会社からのスタートアップや研究者等への課題・提供リソース案の提示
  • スタートアップ・研究者・事業会社の新規事業部門など、プログラム参加者によるピッチ
  • 参加者と事業会社との協業検討
  • Issue 3のプログラムを通したコラボレーション事例紹介

※東京ベイeSGプロジェクトの先行プロジェクトの採択プロセスは本プログラムからは独立して行われますので、本プログラムに採択されたことが必ずしも先行プロジェクトへの採択とはならないことを事前にご了承ください。

(7)応募資格

  • スタートアップ的な成長を目指す企業であること、企業の中で新規事業を検討してる部門であること、起業を検討している者であること、又は技術シーズを持つ研究者であること。(国内外問わずで、海外スタートアップも歓迎します)
  • 「Issue 3: Future City Tech ~都心で実装する環境エネルギーの最先端テクノロジー~」に関心を持ち、環境エネルギーイノベーションコミュニティのCore Memberをはじめとしたメンバーとの協業を希望していること。
  • 2022年8月10日開催予定のピッチに登壇できること。(ピッチ登壇のため、予定の確保をお願いします。時間は18:00 - 20:00、場所はCIC Tokyo(虎ノ門ヒルズビジネスタワー15F)を予定しています。極力現地登壇をお願いしておりますが、難しい場合はオンラインでの登壇も可能です。)
  • 実践型イノベーションプログラムへの参加にあたり、事務局(CIC Toranomon合同会社及びU3イノベーションズ合同会社)の指示に従う意思があること。
  • 連絡先及び提出資料について、本コミュニティのCore Member、大企業メンバー、VCパートナーに共有され、連絡を受けることに同意すること。


(8)スケジュール

  • 公募期間:2022年 6月27日から2022年 7月31日 23:59まで
  • テーマオーナーによるリバースピッチイベント:2022年7月5日18:00 - 20:00(https://energy-environment-reverse-pitch-3.peatix.com/view
  • 採択通知:2022年 8月上旬(予定)
  • 採択者によるピッチ:2022年8月10日(予定)
  • プログラム実施期間:2022年8月から2022年10月ごろまで


(9)応募方法
以下の応募フォーム(Google form)よりご記入ください。(5分程度で簡単にご記入いただけます)
https://forms.gle/CCSrR7hmqGnqsy2v8

(10)お問い合わせ先
CIC Tokyo (名倉、藤瀬、吉原)
env-startups@cic.com 


【過去の実績】 
Issue 1:住宅の脱炭素化 (2021年8月〜12 月)
(1)テーマーオーナー

  • 積水化学工業株式会社
  • 本田技研工業株式会社

参照:https://energy-environment-reverse-pitch-1.peatix.com/view

(2)参加スタートアップ

  • GBS株式会社
  • PEEL Lab
  • Yell株式会社
  • SPACECOOL株式会社
  • 株式会社シェアリングエネルギー
  • 株式会社ベルデザイン
  • 株式会社GOYOH
  • 株式会社Looop
  • PoC TECH株式会社
  • 株式会社Sassor
  • 株式会社パームホルツ
  • E3 Mobility

参照:https://energy-environment-startup-pitch-1.peatix.com/view

(3)協業検討期間の成果
協業検討期間では、参加するスタートアップと事業会社の間で2ヶ月あまりの期間で50回以上の協業検討が行われました。スタートアップと事業会社がそれぞれ複数の相手と連絡をとり、同時多発的なコミュケーションが多くうまれていました。その後、複数のプロジェクトが立ち上がり、現在サブコミュニティ活動として住宅に脱炭素化ソリューションを実装するサブコミュニティ活動が進められています。
参照:https://energy-environment-leep-summit-2021.peatix.com/view


Issue 2:Nature✖️Techonology〜自然資源を活用したカーボンニュートラルソリューション  (2021年8月〜12 月)
(1)テーマーオーナー

  • 株式会社INPEX
  • ENEOSホールディングス株式会社
  • 清水建設株式会社

参照:https://energy-environment-reverse-pitch-2.peatix.com/view

(2)参加スタートアップ

  • AC Biode株式会社
  • 株式会社sustainacraft
  • MOF Technologies Ltd
  • NeoCarbons
  • deepC Store Limited
  • 鈴田峠農園有限会社
  • SyncMOF株式会社
  • Innovare株式会社
  • サステナジー株式会社
  • 株式会社森未来
  • Carbo E(産業技術総合研究所 ゼロエミッション国際共同研究センター 熱電変換・熱制御研究チーム)
  • OOYOO Co., Ltd.
  • 株式会社リグノマテリア

参照:https://energy-environment-startup-pitch-2.peatix.com/view

(3)協業検討期間の成果
スタートアップピッチに続く協業検討期間では、参加するスタートアップと事業会社の間で2ヶ月あまりの期間で90回以上の協業検討が行われました。スタートアップと事業会社がそれぞれ複数の相手と連絡をとり、同時多発的なコミュケーションが多くうまれていました。
参照:https://energy-environment-community-event-issue2-3.peatix.com/view

 



<環境エネルギーイノベーションコミュニティについて>
日本から環境エネルギー分野のイノベーションを創出するべく、スタートアップ、事業会社、投資家、金融機関、行政機関、地方自治体、研究機関などのイノベーション・エコシステムのステークホルダーが集い、年間のプログラム(定常的なイベントと交流の機会)を通じ、メンバー間のネットワークの構築や協業の機会の提供、行政や地方自治体との連携、スタートアップの成長の機会、そして国外のプレイヤーへのアクセスを可能にすることを目指すコミュニティです。

コミュニティ活動内容の詳細はこちら:https://jp.cic.com/news/announce/ee_community/
コミュニティへの参加申込はこちら:https://forms.gle/MkdMRPYzJrwf7rmu5

<環境エネルギーイノベーションコミュニティ運営事務局>
・CIC Tokyoについて(https://jp.cic.com/
CIC Tokyoは、2020年10月1日に虎ノ門ヒルズビジネスタワーの15階と16階(合計約6,000平米)にオープンした、国内最大級のイノベーションセンターであり、スタートアップ(起業間もない、急成長を目指す企業)を中心に250社以上の企業や団体が入居できる広大なワークスペースと、ビジネスの成長とグローバル展開を加速するためのコミュニティやサービスを提供します。
CIC Tokyoに入居するスタートアップ企業は、自由な雰囲気の中、オフィススペースや多彩な共用スペースが利用可能です。加えて、イノベーションコミュニティへの様々な形での参画が可能となり、エコシステム内のキープレイヤーと新たな関係性を構築することができます。また、CIC Tokyoをゲートウェイとして、グローバル拠点へのアクセスが容易になります。CIC Tokyoでは2020年10月のオープン以降2021年12月末までにスタートアップやオープンイノベーションに関係のある220件を超える様々なイベントを開催しており、多くの方が集う場所になっています。

・U3イノベーションズについて(https://u3i.jp
U3イノベーションズは、持続可能な新しい社会システム(Utility3.0)の実現に向けたイノベーション推進と新たな産業創出を目指す実践者集団です。環境エネルギーイノベーションコミュニティ(E&E)によるスタートアップ・大企業・アカデミアを巻き込んだスタートアップエコシステム形成、自らステークホルダーを巻き込んでの産業・事業創出などを通じて、「一人ひとりが多様な価値を実現できる、持続可能な世界。」の実現に挑戦しています。
多様な価値観を包含する持続可能な未来を実現するため、エネルギー供給を超えた新しい社会システムであるUtility3.0というコンセプトを初めて世に示した、2017年出版の「2050年のエネルギー産業 Utility3.0へのゲームチェンジ」。この書籍の共著者である竹内純子、伊藤剛の2人により、U3イノベーションズは2018年に創設されました。

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会社概要

CIC Japan合同会社

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URL
https://jp.cic.com/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー15階
電話番号
-
代表者名
梅澤 高明
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年11月