「EXPO2025 大阪・関西万博」プロデューサー、パビリオン建築家が子ども達のMinecraft作品を審査。第6回Minecraftカップ全国大会審査員にマイクラ・教育・建築各界の著名人8名が決定!
Minecraftカップ運営委員会は、来年2月16日に大阪府で開催の「教育版マインクラフト」を使った作品コンテンスト「第6回Minecraftカップ」全国大会の審査員が決定したことをお知らせします。
第1回大会から本大会へ関わり審査員長を務める日本初のプロマインクラフター「タツナミシュウイチ氏」、Minecraftの実況動画の再生回数7億回超えの「Kazu氏」、国連政務官、東京大学大学院教授など、豪華メンバーが集結。今年は「大阪・関西万博」と連携し、大阪・関西万博テーマ事業プロデューサーであり、担当テーマ:いのちを高めるを務める「中島さち子氏」や、ウーマンズパビリオン in collaboration with Cartierの設計を務める「永山祐子氏」など、各界の著名人達が、それぞれの専門的視点から審査を行います。
「第6回 Minecraftカップ」全国大会は、2025年2月16日(日)に大阪府で開催予定です。予選、地区大会を経て全国大会に出場するチームのプレゼンテーション発表を審査し、その年の最優秀賞をはじめとする、各賞が決定します。
■第6回Minecraftカップ概要
Minecraftカップは、高校生以下の子どもたちを対象に指定のテーマに沿って「教育版マインクラフト」で作られた作品を国内外から募集し、内容を競い合う大会です。
第6回Minecraft カップでは「17のSDGs目標が達成された後の未来」を描く人材を育てることを目的に「Well-being をデザインしよう」を大きなテーマとして扱います。
大きなテーマを踏まえ、2つの部門で作品を募集します。
①「まちづくり部門」
テーマは「未来のまちを共創しよう」 私たちが暮らす地球をもっと楽しく、幸せにする”まち”をチームで表現してください。
②「たてもの部門」
テーマは「未来の技術でパビリオンを創造しよう」 。2025年に開催される大阪・関西万博とのコラボレーション企画です。未来を豊かにする技術を使って、大阪・関西万博のパビリオンを考えてみてください。
<開催スケジュール>
応募作品 受付期間:2024年6⽉3⽇(月)から8月31日(土)23:59まで
予 選:2024年9月4日(水)〜 9月11日(水)
地区大会:2024年10月〜12月
全国大会:2025年2月16日(日)
<全国大会 開催概要>
日時:2025年2月16日(日)現地・オンラインのハイブリッド開催
会場:おおさかATCグリーンエコプラザ(大阪府大阪市住之江区南港北2丁目1−10 ATC ITM棟)
■審査員 プロフィール
・タツナミ シュウイチ氏
マインクラフトカップ全国大会審査員長、東京大学大学院 客員研究員
常葉大学 客員教授、NASEF JAPAN 理事
2018年マインクラフトマーケットプレイスにてアジア初、日本初の作品をリリース、プロマインクラフターとなる。2021年9月 Microsoft Innovative Educator FELLOW の称号を米マイクロソフト社から授与。情熱大陸(毎日放送)マツコの知らない世界(TBS)有吉ぃぃeeeee!(テレビ東京)など地上波番組にプロマインクラフターとして出演、マインクラフトの教育的効果について広く発信、現在もマインクラフトをプラットフォームとして使用した教育教材の制作や活用を研究中。
<コメント>
Minecraftは単なるゲームではなく、創造力や問題解決能力を養う強力な教育プラットフォームです。子ども達が自分のアイデアを具現化する姿を見るたびに、その成長に心が震えます。彼らは様々なスキルを磨き、論理的思考を発展させ、チームワークの重要性を学んでくれています。そして、自身の作品を他者と共有することで、コミュニケーション能力も向上しています。教育現場において、Minecraftは学習の新しい方法を提供し続けています。歴史的建造物の再現や地理の探究、科学や数学の問題解決など、さまざまな教科に応用でき、学習意欲を引き出すツールとして非常に効果的に使われています。Minecraftカップに参加することで、彼らは自分の能力を試し、他者との協力を学び、自信を持ち、大きく成長していきます。この大会は彼らにとって大きな飛躍の場であり、将来の可能性を広げる貴重な経験をもたらしてくれるでしょう。 私は審査員長として、その輝かしい成果を見届け、彼らの努力を評価することに全力を尽くして参ります。
・Kazu氏
動画クリエイター
福井生まれ、福井育ちの超行動派動画クリエイター。ガジェットのレビューを始め、DIYや古民家改築、旅や料理動画、生活の全てを動画にしており、福井弁訛りの癒やしな話し方と、分かりやすいレビューには定評があり、優しい笑顔と明るいキャラクターで人々を魅了している。ゲーム実況者としての顔も持ち、Minecraft実況シリーズ「カズクラ」は累計7億回以上再生されている。
<コメント>
毎年子ども達の作品を見るのを楽しみにしています。視覚的に美しい建造物を作るチーム、社会の問題をマインクラフトで解決するチーム、少人数でも大規模な建築をプログラミングで実現するチーム。どのチームも個性豊かで、その探究心や技術力の高さに感心し、刺激をもらってます。
特に印象的なのは、子どもたちのチームワークです。多様な考えをまとめ、担当やタスク管理、活動時間の調整を見事にこなす姿は、大人でも難しいことをやり遂げていると感じます。これは大人になっても役立つ貴重なスキルです。
また、ワールドを作るだけでなく、動画を通じての紹介も年々上達しています。どのように作ればわかりやすく、見やすいかを工夫する姿勢に感心しています。今年も作品を楽しみにしています。
・赤土 豪一氏
リクルート「キャリアガイダンス」編集長、
スタディサプリR&Dグループ マネージャー、国立大学法人東京学芸大学 客員准教授
大阪府生まれ。早稲田大学大学院商学研究科ビジネス専攻(MBA)修了。新卒で株式会社ベネッセコーポレーションへ入社。「こどもちゃれんじ」の教材開発・マーケティング等に従事。その後、株式会社リクルートへ転職し、「スタディサプリ」における高校生向けキャリア教育プログラムの新規開発や、アントレプレナーシップ・プログラム「高校生Ring」の立ち上げを担当。2021年4月よりキャリア教育専門誌「キャリアガイダンス」編集長へ就任。また、国立大学法人東京学芸大学では「情報デザイン論」の講義、および産学連携「未来の学校みんなで創ろう。PROJECT」を担う。
<コメント>
第6回Minecraftカップの全国大会審査員を務めさせていただくこと、大変光栄です。私は普段、高校生にキャリア教育やアントレプレナーシップ(起業家精神)に関わる仕事をしています。どちらにおいても一貫して、「ちょっとやってみる」ことの大切さを伝えています。めまぐるしく変化し、一つの正解がないと言われる時代だからこそ、自分の内側から湧き上がる「好き」という気持ちを信じて一歩踏み出し、夢中で取り組む。その積み重ねが、きっと自分だけの道標になるはずです。Minecraftは、そんな「ちょっとやってみる」気持ちを受け止め、たくさん挑戦できる場所。成功も失敗も関係ありません。どんどん新しい世界への扉を開いてほしいと思います。そして、Minecraftで生まれた「ちょっとやってみる」が、現実世界での「ちょっとやってみた」にも続いていくことを願って。皆さんの作品を、心から楽しみにしています。
・高橋 タイマノフ 尚子氏
国連政務官
専門は武力紛争、平和維持。2019年には国連で初めて最新テクノロジーやAIを活用した紛争分析、解決を専門に扱う新チーム「イノヴェーション・セル」を国連政務・平和構築局内に立ち上げた。現在は国連コソボ暫定行政ミッション事務総長特別代表特別補佐官として国連平和維持活動(PKO)に従事。上智大学、米国コロンビア大学院卒。ロシア語、英語に堪能。
<コメント>
本年Minecraftカップ全国大会のアドバイザーを務めることを光栄に思います。Minecraftでは、少しの「凡ミス」によって、自分の「平和で幸せな理想の世界」が一瞬にして「絶対に住みたくない世界」になったりします。家や橋の建て方を失敗するとか、マグマに落ちるとか、インフラ的なミスに目が行きがちですが、実際の人生ではインフラさえあれば平和で幸せとは限らないことを私たちは知っています。息苦しさとか、仲間外れの不安、見た目や出身地による差別、暴力、そして戦争-こういった世の中の違和感は決して空から降ってきたものではなく、大人の「凡ミス」で時々現実世界に発生するエラーなのです。だから、私を含む国連職員は、この「凡ミス」を少しでも世界から減らすために平和構築やSDGsにむけて努力しています。参加者の皆さんは、Minecraftカップ全国大会を通じて、国連職員の仕事や社会の見方を疑似体験することになるでしょう。そのお手伝いをさせて頂くことを楽しみにしています。
・中島 さち子氏
大阪・関西万博テーマ事業プロデューサー、音楽家、数学研究者、STEAM 教育者
音楽家・数学研究者・STEAM 教育者。大阪・関西万博テーマ事業「いのちを高める」プロデューサー。(株)steAm 代表取締役、(一社)steAm BAND代表、大阪・関西万博テーマ事業プロデューサー、内閣府STEM Girls Ambassador、東京大学大学院数理科学研究科特任研究員。国際数学オリンピック金メダリスト。音楽数学教育と共にアート&テクノロジーの研究も進める。
<コメント>
Minecraft は自分の頭の中で想像している、まちや建物などが実際にバーチャル上に実現できる魔法の道具です。発想を広げるためにも、ぜひ身近なまちや建物の作り方、その背後にこめられた想いや「場」としての生かされ方、そこを行き交う多様な人や生き物の様子を、まちを歩きながらたくさん観察し、並行して自分の哲学や想いや夢も掘り下げていってみましょう。そこには科学も技術もものづくりの喜びも数学も、そしてアートや文化や人の気持ちや法律や・・・いろーんなものがあります。頭だけでなく、柔らかな心や身体もたくさん使って、無数にある問いや答えを自分なりに生み出し、素敵なまち・パビリオンを創ってください!2025年には、大阪・関西万博もあります。私たち審査員だけでなく、世界中のいろんな文化の方々が、みなさんの作品をとっても楽しみにしているはずです!
・永山 祐子氏
建築家
1975年東京生まれ。1998年昭和女子大学生活美学科卒業。1998年青木淳建築計画事務所勤務。2002年永山祐子建築設計設立。主な仕事、「LOUIS VUITTON 京都大丸店」「豊島横尾館」「ドバイ国際博覧会日本館」「JINS PARK」「膜屋根のいえ」「東急歌舞伎町タワー」など。JIA新人賞(2014)、World Architecture Festival 2022 Highly Commended(2022)、iF Design Award 2023 Winner(2023)など。現在、2025年大阪・関西万博にて、パナソニックグループパビリオン「ノモの国」と「ウーマンズパビリオン in collaboration with Cartier」(2025)、東京駅前常盤橋プロジェクト「TOKYO TORCH」などの計画が進行中。
<コメント>
今回のテーマ、「未来のまちを共創しよう」(まちづくり部門)、「未来の技術でパビリオンを創造しよう」(たてもの部門)は私が普段、自分の仕事である建築設計を通して考えているテーマと重なっています。来年開催される2025大阪・関西万博では2つのパビリオンを設計しています。一つは企業館パナソニックパビリオン「ノモの国」です。このパビリオンは参加される皆さん、α世代の子供達に向けた館になります。ここではシャボン玉のようなアクロバティックな構造にチャレンジしています。もう一つは「ウーマンズパビリオン」です。こちらでは、前万博であるドバイ万博で私が設計をした日本館の外装の構造体をリユースする新しいチャレンジをしています。万博は未来の実験場。私は万博で新しいことにトライし、未来のまち作りに繋げていきたいと考えています。そんな今回のテーマに皆さんがどんな提案をしてくれるのかとても楽しみです!
・平川 理恵氏
前広島県教育長
京都市出身。同志社大学卒業後、(株)リクルート入社。同社より企業派遣で、南カリフォルニア大学ビジネススクールへ。MBA取得。帰国後、留学斡旋会社を起業。10年間無借金・毎年少し黒字経営を達成。その後41歳で日本初女性公立中学校民間人校長になる。勤務していた中学校では生徒たち作成の裏学校が存在していた。49歳の時、広島県教育長就任。2期6年終了。
<コメント>
Minecraftにより、子ども達は、これまでのブロックや平面の絵とも異なる、新しい表現方法を得られたように思います。全国大会では、審査項目の一つに「プレゼンテーション」があります。これは、子ども達が将来大人になった時に、度々必要となるスキルです。何せ自分が何を考えているかを端的に、面白く、また熱量持って話せるほうが賛同を得やすいのですから。 当日はどんな素敵な発表を聞けるのか、皆さんが心を込めて制作した素晴らしい作品に出会えることを、本当に楽しみにしております!
・渡邉 英徳氏
東京大学大学院教授
情報デザインとデジタルアーカイブを研究。近年は,デジタルツイン・VR・AIなどの先端技術を活用し,社会に“ストック”されたデータを“フロー”化する手法について研究している。『データを紡いで社会につなぐ』講談社(2013),『AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争』(共著,2020)。「ヒロシマ・アーカイブ」(2011),「沖縄戦デジタルアーカイブ」(2015),「忘れない:震災犠牲者の行動記録」(2016),「ウクライナ衛星画像マップ」(2022),「能登半島地震フォトグラメトリ・マップ」(2024)などにより,文化庁メディア芸術祭,アルスエレクトロニカ,日本新聞協会賞などを受賞。
<コメント>
Minecraftカップのようなイベントが教育や学びに与える影響は計り知れません。ゲームを通じて学ぶことで、子ども達は楽しみながら自然に知識を吸収し、問題解決能力や創造性を養うことができます。さらに、こうしたコンペティションを通じて得られる達成感やチームワークの重要性も、大きな学びとなるでしょう。昨年、広島で開催したイベント「教育版マインクラフトで広島の歴史を学ぼう」を通じて、マイクラの教育ツールとしての価値を再認識しました。ヒロシマの平和学習においても、子ども達は存分に創造性を発揮し、さらに、互いに協力し合う姿勢を学びました。参加した子ども達は、過去の歴史を創造的に学ぶとともに、他者との協働や実社会で生き抜くためのスキルを身につけていったのです。デジタルアーカイブなど先進的なテクノロジーを活用した平和学習の研究者として、Minecraftの持つ可能性に注目しています。テクノロジーは、歴史や平和の教訓をよりリアルかつインタラクティブに伝えるための強力な手段です。特にマイクラは、子ども達にとっての「テクノロジーの楽園」と言えます。遠い過去の出来事について、子ども達は楽しみながら理解と共感を深めていきます。加えて、Minecraftカップには、次世代のリーダーを育成する場としての可能性も感じています。子ども達がMinecraftカップに参加して得られる経験は、将来の学びやキャリアにおいても貴重な財産となるでしょう。教育の現場において、マイクラが果たす役割はますます重要になっていくはずです。
<参考情報>
◾️教育版Minecraftとは
「マインクラフト」は2023年時点で約3億本を売り上げ、世界一の記録を更新中の人気のゲーム。ブロックで構成された世界で、ブロックを組み上げることで様々な物を作ったり、構造物を探検したりすることができます。日本ではSwitch版でお馴染みのゲームです。 この「マインクラフト」を創造性、社会性、問題解決力、プログラミング思考などの将来を見据えたスキルを身につけ、教育の現場で活用するために生まれたのが「教育版マインクラフト」です。プログラミングを活用することで、通常のゲームよりも幅広い作り込みや、共同作業が可能です。
◾️Minecraftカップとは
Minecraftカップは、高校生以下の子どもたちを対象に「教育版マインクラフト」で作られた作品を国内外から募集し、内容を競い合う大会です。
日本のデジタル教育は、地域や環境による格差が大きいのが現状です。Minecraftカップは、「ひとりひとりが可能性に挑戦できる場所」をコンセプトに、本大会を通してすべての子どもたちにプログラミング教育やデジタルなものづくり教育を届けることを目的に開催しています。
Minecraftカップが独自に行なっている東京大学との共同研究では、大会に参加した子どもたちは視点の転換や多様な発想を⽣み出そうとする「柔軟性」が伸びている傾向があることが明らかになりました。グローバル化や情報化が進み、変化が早く将来の予測が難しい時代に、自分で考え、他者と協力し、柔軟に新しいものを創造する経験は、 子どもたちひとりひとりの能力を成長させ、新たな可能性に挑戦する機会を生み出すことに繋がると考えております。
参考)学習効果測定アンケート:https://minecraftcup.com/2022/wp-content/themes/minecraft/img/pdf/minecraftcup2023_enquete.pdf
■大会概要
Minecraftカップ公式サイト: https://minecraftcup.com/
スペシャルサポーター:日本財団
特別パートナー :日本マイクロソフト株式会社
主催:Minecraftカップ運営委員会
構成団体:公益社団法人ユニバーサル志縁センター、一般社団法人ICT CONNECT 21
後援:公益社団法人2025年日本国際博覧会協会、文部科学省 デジタル庁
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