【イベントレポート】国のオープンデータを活用して地域課題に取り組む学生向けコンテスト「e-Govデータコンテスト」の表彰式を開催
~100名を超える応募者の中から、最優秀賞は北海道の鉄道課題に着目した大学生が受賞~
当日は、河野デジタル大臣による主催者挨拶、7名の審査委員の紹介の後、表彰式が執り行われ、各賞を 受賞した全5組に賞状とトロフィーを授与されました。その後、受賞者より作品のプレゼンテーションが 行われ、参加した学生からは「更なるいい探究になれるように頑張っていきたい」、「自分のデータ分析をいかして進めた研究 がこういう形で評価されて嬉しく思います」といった感想や、審査委員からは「つらい課題を楽しく解決しようっていうのがポジティブに出てきている」や「提案者の気持ちの優しさがそのまま伝わるキャッチーなタイトル」などの講評がありました。
河野デジタル大臣の主催者挨拶(抜粋)
今回は「地域課題を解決し、地域の新しい魅力をアピールする」。これをテーマに、全国の高校生、大学生45チーム104名に参加をいただきました。
応募された作品の中には、本当に地域に根差してないと発見できないようなものをしっかりと見つけてくれたもの。それから分析の手法が非常に斬新だったもの。本当にいろんなものがありま した。高校生・大学生の若い皆さんの柔軟な発想を存分に見せて頂き、大変嬉しく思います。 応募してくれた皆さん、受賞した皆さんには、このe-Govデータコンテストにとどまらず、データ分析の分野で引き続きリーダーシップを発揮していただいて、オープンデータの利用という分野をどんどん引っ張っていっていただきたいと思っております。
データをオープンにして、それを皆さんに利用していただくということは、行政の透明性の確保、 あるいは行政に対する信頼性の確保という意味でも非常に有意義だと思っております。
社会が抱えている課題の解決につながるような新しいサービスを作り出すためには、やはり、行政の持っているデータをしっかりと分析し、エビデンスに基づいて実行していく事が大事だと思います。
質の高い様々なデータを集めて皆さんに見て頂く為には戦略を持ったデータの集め方・公開の仕方というのを政府もやっていかなければならないと思っており、e-Govデータポータルサービスは、これからも充実をさせていきたいと思っております。その充実したデーターを使って分析し、いろいろ新しい政策や、サービスにつなげていきます。
今回のコンテストで皆さんにe-Govデータポータルサービスを存分に使っていただいたと思いますので、皆さんの声を取り入れて、さらに改善すべきものは改善をしてまいります。
受賞作品一覧
受賞者コメント
最優秀賞 「北海道における新しい鉄道のあり方」
濱田 一輝様
このような賞をいただきまして、本当にありがとうございます。作品の制作期間の2週間はずっとコンテストの資料を制作していましたので、その苦労が報われたなという思いです。北海道の公共交通の存続というものについて、とても興味を持っていて、観光したこともある富良野市で廃線の話があるということで、これ以上廃線させないためにはソフトウェアを融合した形で何か作れないかなと思いテーマを選びました。
データ分析賞 「定住人口・観光来訪者数の増加に繋げる狭山の公共交通の改善策」
井内 煌惺様
自分が進めた研究がこういう形で評価されて嬉しく思います。普段、学校までスクールバスで通っている中で車社会という現実に直面し、路線バスや私鉄はなかなか私の力では変えることは難しいがコミュティーバスなら市に提案すれば変えられるかもしれないと着目しました。今日いただいたアドバイスを元に更なる良い探究になれるように頑張っていきたいと思います。
データ分析賞 「フレイル予防に関するデータ収集方法の提案」
今津 若菜様/白井 佳穂様/山本 美貴様/鈴木 彩華様/竹本 雅美様
※鈴木様、竹本様は所用により表彰式欠席
すごく嬉しいという気持ちでいっぱいです。先生方、市役所の方などたくさんの方に支えてもらっての調査だったので、その人達にも感謝の気持ちでいっぱいです。テーマは地域の問題点を話しているときに先生からフレイルというものがあると教えていただいて、実際に調査をやってみようと選びました。地域活性化のためにアンケートを行ってデータを取っていたことを分析するというのは初めてでしたが、これからもこの高齢者の課題をもっとやっていきたいと思いました。
施策アイデア賞 「秋田県育ちの子ども増加計画」
井口 里紗様
大学生もいる中でこのような賞を頂けたというのが非常に嬉しく思います。少子化の問題を何とか改善できればという思いがあり、子供の割合が一番少ないところで子供を増やすにはどうすれば良いのかを考えました。データを分析するのがとても楽しく、他のビジネスコンテストや来年もe-Govデータコンテストがあるなら出てみたいと思います。
施策アイデア賞 「MediGO ローカル版—青森県下北地域編:メディカルツーリズムで医療アクセス改善 —」
佐々木 慎一朗様/下倉 佑太様
このようなコンテストに対し自分達で取り組めたことがすごく嬉しいと思います。私達のチームの今後のキャリアを考えたときと、実際にその現地に行ってみたときに感じたことを掛け算して課題設定をしました。元々このツール自体は普段からよく使うツールだったので、コンテストで何か取り組めることがあるのであれば取り組みたいなと思っていました。これを誇りにまた頑張っていきたいと思います。
表彰式の様子
ディスカッションの様子
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