ジャパンホームシールド、次世代の地盤AI推論モデルを開発 住所だけで建築前に欲しい地盤情報を予測する新技術
戸建住宅の地盤調査実績No.1のジャパンホームシールド株式会社*1(所在地:東京都墨田区、代表取締役社長:勅使河原隆巳)は、このたび住所だけで地盤情報を予測する次世代の地盤AI推論モデル(以下:本モデル)を開発しました。この革新的な本モデルは、住所を入力するだけで住宅建築前に欲しい地盤情報をスピーディーかつ簡易に把握できるため、建設プロセスの効率化と安全・安心な住宅の実現に貢献します。
-
開発の背景と目的
安定した住宅建設のためには確かな地盤情報が不可欠です。
ジャパンホームシールドは、これまで200万棟の地盤調査、30万戸の建物検査の実績で、住宅事業者を通して持続可能なくらしと住まいの環境をサポートして参りました。
住宅事業者からは従前より「地盤調査を行う前におおよその地盤状況が知りたい」という要望が多く寄せられ、今回のAI技術の開発に至りました。
-
地盤AI推論モデルの特長
地盤AI推論モデルは、住所などの位置情報を入力するだけで、地盤の強さや腐植土の有無、さらに地盤改良工法や改良工事概算費用など建築前に欲しい地盤情報をAIで予測します。
本モデルは、 ジャパンホームシールドが過去に行った地盤調査データや地盤解析の実績、およびこれまで培った解析ノウハウをベースに、様々な地理情報をAIに学習させて開発されました。
この結果、地盤技術者が時間をかけて行っていた建築予定地の地盤情報に関する予測をスピーディーかつ簡易に取得できるようになり、住宅事業者の建設プロセスの効率化や安全性の向上を実現します。
特長1 全国対応
ジャパンホームシールドは、日本全国200万棟を超える地盤解析データを有しており、このビックデータを元に日本全国どこでも陸地であれば予測が可能です。
特長2 予測に必要な情報は住所のみ
予測時に必要な情報は位置情報のみなので、専門家でなくても簡単に予測ができます。
-
今後の展開
本モデルは、WEB上でのマップ閲覧やPDFレポートでの出力、API*2によるデータ連携など、利用者のニーズに合わせたサービスを展開します。さらなる予測結果の検証、空間データの充実、AIモデルの精度の向上に努め、本格的なサービス化を目指します。
*1地盤調査実績№1:日本国内の新築着工[木造(持家・分譲),プレハブ(鉄骨・鉄筋コンクリ造)]における2022年度地盤解析実績件数において(自社調べ・2023年9月時点)
*2 API:「Application Programming Interface」の略称で、ソフトウェアやプログラム、Webサービスの間をつなぐインターフェースのことを指し、情報の授受を行うシステム間の通信手順。
ジャパンホームシールド株式会社
東京都墨田区両国2-10-14 両国シティコア17F
経営企画部 伊藤 TEL.03-5624-1545
コーポレートサイト:https://www.j-shield.co.jp/
すべての画像