【便利orメリットなし】マイナンバーカード持ってる?つくった・つくらない理由を男女500人アンケート調査

保険相談サービスを提供する保険マンモス株式会社はこの度、マイナンバーカードについてアンケート調査を実施しました。開始から6年経った今「持っている」は約6割と多いとは言い難い結果に。その原因は?

保険マンモス株式会社


マイナンバーカードは2016年1月から開始、今年で6年が経ちました。

政府は取得を促進したいようですが、手続きに時間がかかることやそのメリットがあまり伝わっていないせいか、思ったほど取得は進んでいないようです。

今後マイナンバーカードを作るべきか、メリットやデメリット、みんなの取得状況などから考えてみましょう。


●マイナンバーカード、何がお得?持っていることのメリット
「マイナンバーカードについてのアンケート(自社調べ)」では、500人の男女(男性38%、女性62%)にマイナンバーカードを発行した理由や逆に持っていない理由などについて伺いました。


<マイナンバーカードの取得状況>
マイナンバーカードを持っている人は63%でした。開始から6年経って6割強の取得率は、多いとは言い難い状況です。


<マイナンバーカードを持つ7つのメリット>
1.顔写真付きの公的な身分証明書として使える
運転免許証やパスポートを持っていない人、未成年には大きなメリットでしょう。

2.健康保険証としても利用できる
2021年3月から、健康保険証として利用できるようになりました。

3.お薬手帳として使える
マイナポータルの登録が必要になりますが、これまでもらった薬の記録を確認できるようになります。お薬手帳が不要となり、特定健診の結果などもわかります。

4.住民票などがコンビニで発行できる
役所が休みの日でも各種証明書の取得がコンビニで可能になりました。

5.確定申告がオンラインでできる
郵送や窓口への持ち込みをすることなく、オンラインでサクッと確定申告ができるようになりました。特に、青色申告をしている方は、e-TAXを利用することで控除額が10万円増えますので、使わないともったいないです。

6.各種行政手続きがオンラインでできる
保育園の申し込みや介護認定の申請、図書館の貸出カードとしてなど、様々な行政サービスが利用できるようになります。

7.マイナポイントがもらえる
2022年9月までにマイナンバーカードを申請すれば、2023年9月末までマイナポイントの申し込みができます。

このようなメリットがあるのですが、マイナンバーカードを作った人に聞いてみると、「マイナポイントがもらえるから」という理由が回答数トップでした。
 

その他の回答
  • 給付金申請で必要だったから    6
  • 行政手続き(給付金以外)で必要だったから    6
  • 市区町村の役場ですすめられたから    6
  • 保険の届出・申請に必要だったから    4
  • その他    6

また、住民票などを取得する時、平日に役所に行かなければなりませんでしたが、マイナンバーカードのおかげでコンビニを利用できるようになりました。これが便利だと感じている人も多いようです。

マイナポイント第1弾は2020年9月にスタートしました。当初は2021年3月に終了する予定だったのですが、2021年12月末まで延長されました。

いったん終了したものの、間髪を容れず2022年1月に第2弾がスタートしています。

マイナンバーカードを発行した時期についてもアンケートをとりました。

「覚えていない」という答え以外で多かったのは、2021年1月〜6月です。これは、マイナポイント第1弾が終了する間際に申請した人が多かったからではないでしょうか。


<どの決済サービスが人気?>
マイナポイントは、クレジットカードやQRコード決済などのキャッシュレスサービスを利用してチャージ・お買い物をすると、利用金額の25%のポイントがもらえます(上限5,000円)。

どの決済サービスを登録したかアンケートを取ったところ、楽天カードとPayPayがほぼ同数でした。
 

その他の回答
  1. セゾンカード・クレディセゾン発行UCカード    3
  2. ゆうちょPay    3
  3. dカード    2
  4. エポスカード    2
  5. 三井住友カード    2
  6. LINE Pay    1
  7. FamiPay    1
  8. manaca    1
  9. JCBクレジットカード    1
  10. その他    43
どちらも使えるお店が多くポイントもお得なサービスなので人気があるようです。


<マイナンバーカードの取得が進まない理由>
マイナンバーカードの取得が進まない背景には、これらのメリットが認識されていないからだと考えられます。
現在マイナンバーカードを持っていない人に今後の取得の予定を聞いたところ、「発行したくない」と答えた人がおよそ6割にも達しました。


「発行したくない理由」として特に多かったのは、このようなものが挙げられます。

すでに運転免許証を持っている人にとっては身分証明書としての利用にはメリットが感じられず、発行する手間を考えるとそれほどのメリットが感じられないといったところでしょうか。

他にもこのような意見が見られました。
  • 今は必要性を感じないのと、個人情報と紐づけられることの安全性が信頼できないから。
  • 手続きに1ヶ月ほどかかるし、写真も撮りにいかなければならない、市役所にもいかなければならないので面倒くさすぎる。
  • だいたいのシーンは免許証で事足りているので今のところいらない。
  • 一回作っても更新しなくてはいけないため面倒。
  • 最近マイナンバーカードを保険証として使って医療を受けると、負担しなければならないお金があるという報道もありメリットがほぼ見つけられない。
  • 特に必要性を感じないから。用途が増えるなどして利便性が上がるのであれば発行も検討する。


●マイナンバーカードで損をする!?意外と知らないデメリット
先ほどマイナンバーカードのメリットをご紹介しましたが、利用者にとってはデメリットともとれる事柄があります。その点も理解して利用したいものです。

1.定期的に更新が必要
マイナンバーカードは一度作ったら終わり、ではありません。20歳以上は発行から10回目の誕生日までが有効期限です。また、電子証明書の有効期限も更新しなくてはならないので手間に感じる人が多いでしょう。

2.医療費負担増
マイナンバーカードを健康保険証として使えるようになるのはメリットの一つなのですが、実はそのせいで医療費負担が増えることになりました。
3割負担の人で初診時は21円、再診時は12円プラスとなります。マイナ保険証の取り組みを促進するために診療報酬を引き上げたことが原因です。

3.紛失による個人情報の漏洩
もし紛失した場合、氏名や住所だけでなく、ICチップに紐付けられた情報が悪用される可能性があります。
ただし、マイナンバーカード単体でできることは少なく、万が一紛失したときにはコールセンターに電話をして機能を停止してもらうことができるので安心してください。


●日本もマイナンバーカードと銀行口座が紐付けられる?
現在日本では、海外送金や投資信託などの手続きにマイナンバーが必要とされていますが、将来的に銀行口座との連携が義務化された場合、国に資産いくらあるかが知られることになります。

たとえばスウェーデンでは税務署が銀行口座やクレジットカードの情報から個人の確定申告書を作成し、納税者がそれを承認するという手続きになっています。確定申告が楽になる反面、資産を知られたくない人にとっては大きなデメリットとなるでしょう。

災害時の給付迅速化などメリットもありますが、個人のお金まで国に管理されるようになることに対しては、よく思わない人の方が多そうです。あなたはどう思いますか?



●調査概要
調査対象:マイナンバーカードについて質問に応えてくださる方
調査日:2022年03月30日
調査方法:インターネットによる選択・記述式回答
調査人数:500人(女性308人/男性192人)


■保険マンモス株式会社について
金融リテラシーの向上に貢献する企業として、保険相談サービスの提供、FP支援事業、法人アライアンス事業など、さまざまな事業を展開しています。
URL:https://hoken-mammoth.com/corp/

お金の悩みを解決できる金融情報メディア「マンモスとお金を学ぶ」(https://hoken-mammoth.com/contents/ )を運営。お金の増やし方(https://hoken-mammoth.com/contents/fuyashikata/)や、お金を借りる方法(https://hoken-mammoth.com/contents/okanewokariru/)などお金に関する情報を掲載しています。

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会社概要

保険マンモス株式会社

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URL
https://hoken-mammoth.com/corp/
業種
金融・保険業
本社所在地
東京都港区港南2-16-2 太陽生命品川ビル18F
電話番号
-
代表者名
古川 徹
上場
未上場
資本金
-
設立
2005年08月