バラダレス VS 重岡銀次朗の再戦は『3150FIGHT』初の東京開催となる4月16日(日）『3150FIGHT vol.5』での開催が濃厚

亀田興毅ファウンダーが「3150FIGHT」でのビデオ判定の義務づけを検討。

亀田興毅がプロデュースするボクシングイベント「3150FIGHT」は、2023年1月6日（金）エディオンアリーナ大阪 第１競技場にて『3150FIGHT vol.4』を開催し、一夜明け会見を実施した。

まずは、亀田興毅ファウンダーが「3150FIGHT vol.4」全体について総括した。
演出面では「ボクシングを初めて観た人やわからない人にも、ボクシングの素晴らしさを届けたいと思い、エンターテイメントとして楽しめる要素もある空間を作っていきたいという想いでイベントを制作した。今回は、ボクシング界の功労者に対しての花道作り、ハーフタイムショーの実施、生歌唱入場など、いい演出ができたと思う」と全体を振り返った。

各試合に関しては「後半戦 ”アジア頂上決戦”の木村吉光（志成） vs 力石政法（緑）戦が特に見応えがあった。この試合のように、どっちが勝つかわからない、見ててハラハラするような試合を今後もマッチメイクしていきたい。そして、力石選手が世界のチャンピオンになれる舞台を必ず作っていきたい」と話すと、但馬ミツロ（KWORLD3）については、「今はキャリアを作っている段階。今年1年で、世界ランカー入りを目標にしている。そこをサポートしていきたい」と但馬の今後の飛躍に期待した。

3150FIGHT初のダブル世界戦について、
IBF世界ミニマム級タイトルマッチ、ダニエル・バラダレス（メキシコ）vs 重岡銀次朗（ワタナベ）の試合について「無判定試合という結果になったが、プロモーター目線でいくと、これだけの注目を集めて次を期待される重岡銀次朗というボクサーは、プロとして素晴らしいボクサーだと思った」と、重岡の注目度の高さに関心し、WBO世界ミニマム級タイトルマッチ、 谷口将隆（ワタナベ）vs メルビン・ジェルサェム（フィリピン）の試合については「（谷口にとって）残念な結果となったが、でも、これがボクシング。絶対に勝つと思ってた選手がKOで敗れてしまうなど、何が起こるかわからないのがボクシングなんだと改めて感じた」

今後については「ボクシングは格闘技である前にスポーツなので、ボクシングファンにも刺さるような本物の試合を組んでいきたい。これからも、活躍する選手たちに光が当たる舞台を作り続けたいとプロモーターとして思った。また、イベント時間が長い中で、ボクシングの試合以外にも楽しめる要素を盛り込み、総合エンタテイメントとしてのボクシングイベントを作っていきたい」と意気込んだ。
 

ボクシングのIBF世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦の判定内容と今後の対応について、試合を統括するIBFのスーパーバイザー、ベンジャミン・ケイルティ氏、バラダレス陣営のアレハンドロ・ブリトー氏、ワタナベジムの渡辺均会長が会見に出席した。

ケイルティ氏は「昨日の試合はダニエル バラダレス（メキシコ）が3回途中で負傷。その後、本部にレポートとビデオを送り、リマッチのリクエストを出した。今後会議にかけて、リマッチをするか協議する。１週間以内には決定する予定」と説明した。
ワタナベジムの渡辺均会長は、「銀次朗と先ほど電話をして、皆さんに向けて『ありがとうございました』と言っていました。再戦ができるなら是非やらせてほしいと。これから数日熊本に帰って休養をして、その後、また世界戦に対してまた向き合いたいという意思でした」と重岡銀次郎の状況を説明した。

バラダレス陣営のアレハンドロ・ブリトー氏は、「バラダレスは病院でMRI検査を受け、結果は問題がなかった」と報告した。試合ができなくなった理由としては『左耳が聞こえなくなった、その後非常にめまいがする』と、彼は訴えていた。現状も回復に向かっているが症状は続いている。」と状況を説明した。リマッチについては「銀次朗選手とまた戦いたい」とバラダレス本人の意志を伝えた。
 

亀田興毅ファウンダーは「IBFスーパーバイザーのケイルティ氏が、この試合は再戦すべきだと考えており、IBF本部へリマッチのリクエストを出してくれている。銀次朗もバラダレスも互いにリマッチの意志がある。3150FIGHTとして東京初開催となる代々木第二体育館で4月16日に行われる『3150FIGHT Vol.5』でリマッチの舞台を用意します」と約束した。
 

今回の試合を踏まえて亀田興毅ファウンダーは「ボクシングも、ビデオ判定をやっていかないといけない。目で見て判定するのは限界がある。銀次朗の悔しい思いがあると思うが、これを機にビデオ判定をどうすべきか考えて次に繋げていきたい」と、重岡の無念さを思い、目に涙を浮かべながら語った。

ボクシング全試合でのビデオ判定の全試合導入は現実的に難しいところはあるが、『3150FIGHT』としてビデオ判定の義務付けを目指し、今回のような件の再発防止策を検討していく。


圧巻のKO劇が連発、大波乱結末のダブル世界戦となった『3150FIGHT vol.4』は、ABEMAボクシングCHにて1月12日(木)まで無料で視聴が可能。
https://abema.tv/channels/boxing/slots/B9i6DaDwUsBJVu

 

【3150FIGHT vol.4】 概要

■日時：2023年 1月6日 (金)

■開場：12：30　イベント開始予定：13：00
■会場：エディオンアリーナ大阪　第１競技場（地下鉄各線「なんば」駅から350m）
■主催：亀田プロモーション​
■協賛：協賛各社　​
■提供：出場各ジム​
■認定：日本ボクシングコミッション
■「3150FIGHT」公式ページ：https://www.3150fight.com
■「3150FIGHT」公式Instagram: https://www.instagram.com/3150fight
■「3150FIGHT」公式Twitter：https://twitter.com/3150Fight
■ABEMA視聴URL：https://abema.tv/channels/fighting-sports/slots/B9i6DaDwUsBJVu
■お問い合わせ：「KWORLD3ボクシングジム」06-6652-4333（12：00〜20：00・日曜日定休）