ソフトバンク・ビジョン・ファンド2、Classiqへの戦略的投資を発表
イタリア最大のベンチャーキャピタル、CDP Venture Capitalも参加。ClassiqのシリーズCラウンドを拡大
量子アプリケーション開発プラットフォームを提供するClassiq Technologies(本社:イスラエル・テルアビブ、CEO : Nir Minerbi、以下「Classiq」)は、本日、ソフトバンク・ビジョン・ファンド2からの出資を受けたことを発表しました。加えて、イタリア最大のベンチャーキャピタル運営会社であるCDP Venture Capitalも本ラウンドに参加しました。この投資により、Classiqが5月に調達した業界最大級のシリーズCラウンドが拡大され、エンタープライズ規模の量子コンピューティングプラットフォームとしてのClassiqの地位がさらに強化されます。
ClassiqのCEO兼共同創業者であるNir Minerbiは次のように述べています。「ソフトバンクとCDPベンチャーキャピタルは、ディープテックに対する大胆かつ長期的な視点を持っています。彼らの支援は、量子コンピューティングを現実世界のアプリケーションに活用し、この変革的技術の未来を切り拓くというClassiqのミッションに対する、強い信頼を示しています。」
ソフトバンク・ビジョン・ファンド2の出資は、同社のR&Dチームによる詳細な技術評価を経て行われました。この評価では、Classiqのプラットフォームが高性能な量子回路を生成し、計算コストを削減しながら現行のハードウェアで優れた成果を出せることが確認されました。両社の技術的ビジョンの一致は、量子コンピューティングの商業的可能性が近い将来に現実のものとなるという共通の信念を強くするものです。
CDPベンチャーキャピタルの参加は、量子コンピューティングのような基幹技術への投資を通じてイタリアのイノベーション加速とデジタル主権の確立を目指す戦略的姿勢を示しています。この支援は、欧州におけるディープテックの能力強化に向けた重要なマイルストーンとなります。
Classiqの高水準開発プラットフォームは、企業や研究者が複雑な量子回路を設計・合成・最適化することを可能にし、ハードウェアごとに異なり複雑化する回路実装を簡素化します。このアプローチにより、量子ソフトウェア開発はよりアクセスしやすく、スケーラブルで、将来を見据えたものとなります。
新たな投資は、製品開発の加速、グローバルなパートナーシップの拡大、そして金融、自動車、通信、エネルギー、化学、製薬など多様な業界における顧客との関係強化に活用される予定です。
*本件は、東部標準時2025年7月30日にイスラエル・テルアビブにて発表されたプレスリリースの抄訳です。英語原文はこちらをご覧ください。
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