【RIMOWA】第3回 「RIMOWAデザインプライズ」の受賞者を発表

RIMOWAは、ドイツデザインの若き才能への支援を継続するため「第3回RIMOWAデザインプライズ」を開催いたしました。

RIMOWA JAPAN Co., LTD

学生を対象に行われるこの年次コンペティションは、毎年、ドイツの主要なデザインスクールと名誉ある審査員の協力のもと実施されています。

本年のRIMOWAデザインプライズでは、審査員による審議の結果、7組のファイナリストが各賞を受賞し、ベルリンのGropius Bauにて授賞式が行われました。

7組の受賞者

最優秀賞は、Elisabeth LorenzとMarc Hackländer(Hochschule für Gestaltung Schwäbisch Gmünd)に授与されました。

Elisabeth LorenzとMarc Hackländer、Hugues Bonnet-Masimbert (RIMOWA 最高経営責任者)

彼らはNic Galwayの指導のもと「hottie」を開発しました。

これは、TENS(経皮的電気神経刺激)技術と調整可能な温熱療法を組み合わせることで、月経のある人々をサポートするために設計された、目立たず身につけられるデバイスです。

特別賞は、Niels CremerとTom Kemter(Bauhaus-UniversitätWeima)に贈られました。彼らはPierre Jorge GonzaleとJudith Haaseの指導のもと「Standalone」を制作しました。このアイテムは、前腕クラッチ(杖)を再構築し、行動制限の象徴だった補助具を自立と尊厳を促進する力強いツールへと変革するプロジェクトです。

Niels CremerとTom Kemter

そのほか、以下5組のファイナリストのプロジェクトも表彰されました。

− Jonas Krämer (Folkwang Universität der Künste, Essen)

− Marius Kintzel and Julian Solmsdorff (Bauhaus-Universität Weimar) 

− Nick Geipel (Weißensee Kunsthochschule Berlin)  

− Sophie Ludwig (Hochschule Pforzheim)  

− Jan Stackfleth (Hochschule Anhalt) 


なお、今回のプライズでは、最優秀賞プロジェクトには2万ユーロ、特別賞には1万ユーロ、そしてそれ以外の表彰されたプロジェクトにはそれぞれ5,000ユーロが贈られました。

【受賞作品一覧】

最優秀賞「hottie」
Hochschule für Gestaltung Schwäbisch GmündのMarc HackländerとElisabeth Lorenzは、 Nic Galwayの指導のもと、プロジェクト 「hottie」 を発表しました。hottie は、月経のある人々の力になるよう設計された、目立たず身につけられるデバイスです。月経時の不快感に対処するため、TENS(経皮的電気神経刺激)技術と調整可能な温熱療法を組み合わせたこのデバイスは、生理痛を効果的に緩和し、使用者が快適にアクティブでいられるようサポートします。
2人の若手デザイナーは、ユーザーのウェルビーイング(心身の健康)を高め、月経に対する社会的スティグマ(偏見)に挑むことを目指しています。

最優秀賞「hottie」

特別賞「Standalone」
Bauhaus-Universität WeimarのTom KemterとNiels Cremerによるプロジェクト 「Standalone」 が、Pierre Jorge GonzalezとJudith Haaseの指導のもと、特別賞を受賞しました。

Standalone は、前腕クラッチ(杖)を再構築し、行動制限の象徴だった補助具を自立と尊厳を促進するツールへと変革した作品です。高品質な素材を使用しスタイリッシュにデザインされた折りたたみ式の脚により、杖を自立させてユーザーは両手を自由に使うことができます。このデザインは、従来の杖を人間工学に基づいた、ユーザーフレンドリーでカスタマイズ可能なパートナーへと進化させました。

特別賞「Standalone」

「Compath」

Mahret Ifeoma Kupkaの指導のもと、Folkwang Universität der Künste所属のJonas Krämerによって開発されたウェアラブルソリューションです。このデバイスは、認知症のを持つユーザーの移動に、自律性をサポートすることを目的としています。ユーザーは、直感的に使えるデバイスを通じて、早期から継続的な支援を提供し、ナビゲーション、リマインダー、緊急時のサポートを受けることが可能です。このプロジェクトには、ケアをする人とされる人の双方に、思いやりをもって安全なツールを提供したいというデザイナーの願いが込められています。必要なときにはCompathが安全に自宅へ導いてくれるという安心感により、ユーザーは積極的に行動することが可能となります。

「Compath」

「TONBO」

Bauhaus-Universität WeimarのMarius KintzelとJulian Solmsdorffは、 Katharina Jankuの指導のもと従来の台車を再構築した「TONBO」を発表しました。アルミニウムとリサイクルカーボンファイバーを使用することで、より軽量で機能的かつ美しいデザインを実現したこのアイテムは、生物工学的原理(バイオニック)に着想を得て設計されており、交換可能なハンドルや12インチのエアタイヤをが備わり、階段や凹凸のある地形でもスムーズに移動できるよう人間工学に基づいて設計されています。さまざまな用途に対応でき、最大100kgまでの荷物を運搬可能な汎用性の高いプロダクトです。

「TONBO」

「Layers」

Weißensee Kunsthochschule BerlinのNick Geipelによってデザインされ、Niklas Bildstein Zaarの指導のもと開発されたこのベンチシステムは、公共空間におけるデザインを推進するもので、インクルーシブな空間づくりを提唱する都市プロジェクトから着想を得ています。
人々の交流を促す、社会的に持続可能な共有スペースを創出することを目的としたこのLayersは、目的性と適応性を重視して設計されています。効率的な組み立てと、木材や余剰コンクリートブロックといった地域調達された素材を使用することで、持続可能性を高めつつ、より包括的で地域社会に焦点を当てた都市計画を促進します。

「Layers」

「Memento」

Ute Meta Bauerの指導のもと、 Hochschule PforzheimのSophie Ludwigによって発表されたこのアイテムは、大切な人の思い出を称えるためのデジタル・メモリーオブジェクトです。このオブジェクトでは、選び抜かれた記憶を安全に保存・表示することができます。デザインは細部まで丁寧に設計されており、やわらかな光を放つディスプレイとミニマルな大理石のベースが特徴で、住空間に自然と溶け込む佇まいに仕上げられています。専用アプリを通じて、写真・動画・音楽を使ってデジタルレガシーを作成でき、それをデバイスに転送することで、いつでも簡単にアクセスすることができます。Mementoは、エレガンスとテクノロジーを融合させ、人と共有できる新しい記憶の形を提案しています。

「Memento」

「cAir Pin」

Hochschule AnhaltのJan Stackflethがデザインし、Moritz Kruegerの指導のもと開発されたこのアイテムは、世界的な大気汚染の問題に取り組むためのポータブルデバイスです。

このデバイスは、リアルタイムで空気の質を測定し、ユーザーがその場の環境に基づいて適切な判断を下せるようサポートします。スマートフォンのアプリと簡単に接続でき、危険なレベルの大気汚染が検出された際には警告を出すほか、大気汚染や呼吸器への影響についての教育や、個々の状況に合わせたアドバイスも行います。また「cAir Pin」は世界中の大気質マップのデータ収集にも貢献しており、持続可能な移動手段の推進にも役立つツールです。

「cAir Pin」

なお、第3回 RIMOWAデザインプライズ審査員は以下の8名が務めました。

Hugues Bonnet-Masimbert 

/RIMOWA 最高経営責任者[名誉審査員]

Niklas Bildstein Zaar 

/sub 共同創設者兼クリエイティブディレクター

Nic Galway 

/adidas AG シニア・バイスプレジデント クリエイティブディレクション・プロダクトデザイPierre Jorge Gonzalez & Judith Haase Gonzalez Haase 

/AAS 創設者兼マネージングディレクター

Katharina Janku

/USM Germany 最高経営責任者(CEO)

Moritz Krueger

/MYKITA 創設者兼クリエイティブディレクター

Dr. Mahret Ifeoma Kupka

/フランクフルト応用芸術博物館(Museum Angewandte Kunst)キュレーター

Ute Meta Bauer

/NTU ADM教授 及び NTU CCA 主任研究員

RIMOWAについて

RIMOWA(リモワ)は、高性能なプレミアム ラゲージで世界をリードするブランドとして広く知られています。1898年の創業以来、高い品質と革新性に富んだ製品づくりを真髄とし、1937年にはアルミニウムを、2000年にはポリカーボネートをスーツケースの素材として取り入れました。製品の開発から熟練工による精巧を極めた製品づくりのほとんどを、創業地であるドイツ、ケルンで行っています。2017年1月LVMHグループの一員となりました.

RIMOWA(リモワ)の生涯保証について

RIMOWAは、2022 年 7 月 25 日以降にご購入いただいた新品のスーツケースを対象に以下の条件において 、 メーカーによる生涯保証を提供します 。 詳細はリモワオフィシャルウェブサイトをご確認ください。

お問い合わせ先:リモワ クライアントサービス 03 6733 9850 https://www.rimowa.com

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環境・エコ・リサイクル
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会社概要

RIMOWA JAPAN Co., LTD

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URL
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業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
千代田区隼町3-16
電話番号
-
代表者名
江口聖子
上場
未上場
資本金
-
設立
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