「ダンガンロンパ」の株式会社スパイク・チュンソフトとTECH.C.がコラボ!作品の世界観を用いた課題に学生が挑戦

実際の企業と連携して行う、東京デザインテクノロジーセンター専門学校(以下TECH.C.)の独自カリキュラム「企業プロジェクト」。今回は株式会社スパイク・チュンソフト(以下スパイク・チュンソフト)との企業プロジェクトについてご紹介します。
TECH.C.の企業プロジェクトとは?
企業プロジェクトでは、ゲーム・IT・デザイン・映像などの業界で活躍する企業から実践的な課題が提供され、学生がその解決に挑戦します。
企業プロジェクトのメリット
1.プロの現場を体験できる
・実際の企業からの課題に取り組むことで、現場で求められるスキルや考え方を学べる。
2.就職・キャリアに直結する
・ 企業の担当者に自分の作品を見てもらえるため、実力をアピールするチャンスに!
・ プロジェクトを通じて得た経験や成果が、就職活動の強みになる。
3. 現場レベルのスキルが身につく
・ 授業だけでは学べない、実務レベルのクオリティやスケジュール管理を経験できる。
・ プロからのフィードバックを直接受けられるため、スキル向上に役立つ。
4.実際に採用されることも!
・ 学生が提案・制作した作品や企画が企業に認められ、商品化や採用に至るケースも多数。
このようにTECH.C.の企業プロジェクトは、実践的な学びを通じて「プロに求められる力」を身につける絶好のチャンスであり、大きな成長の場となっています!
株式会社スパイク・チュンソフト 企業紹介
スパイク・チュンソフトは2012年4月に、株式会社スパイクと、株式会社チュンソフトが合併して誕生。互いが開発してきたヒットシリーズのノウハウを活かし、革新的なゲームの開発に取り組むゲームメーカー。主なオリジナルタイトルとして『ダンガンロンパ』シリーズ、『風来のシレン』シリーズ、サウンドノベルなどを展開。海外ゲームのローカライズでは『ウィッチャー3』、『テラリア』、『ARK:SurvivalEvolved』などを展開。2023年には『ダンガンロンパ』制作陣が再結集した『超探偵事件簿レインコード』を発売。
スパイク・チュンソフトのHPはこちら
https://www.spike-chunsoft.co.jp/
TECH.C.の学生にもスパイク・チュンソフトの作品のファンが多く、今までプレイしてきたゲームの作品を制作できることを喜びに感じていました。そのような貴重な経験ができるのも企業プロジェクトの魅力の1つです。
スパイク・チュンソフトからご提供いただいた課題
「ダンガンロンパ」シリーズ、「レインコード」の世界観を用いた3DCG制作
「レインコード」の世界観を用いたゲーム制作
こちらの課題に対して、TECH.C.の学生が制作した作品の一部をご紹介します。

スーパーゲームクリエイター専攻3年生の学生の作品
使用ツール:Maya、Photoshop
学生コメント
「ダンガンロンパ」シリーズをプレイして、最も思い入れのあった「霧切響子」をつくりました。主人公より先に謎を解き、ヒントを話して主人公が真実にたどり着けるか眺めているシーンをイメージして作りました。
遊んでいた時に感じた印象を再現できるよう全身のバランスに注力してキャラクターのモデルを作りました。髪の毛の流れやバランスに苦戦しましたが、うまくまとまったと思います。自分の遊んだ作品のキャラクターを作るのは初めてだったので、キャラクターについて知っていることが多い分作っていて楽しかったです。ブラッシュアップでは髪やスカートのテクスチャを変更し、髪の法線を調整して滑らかに影が出るようにしました。

ゲームCGデザイン専攻1年生の学生の作品
使用ツール:Maya、ZBrush、Photoshop、
Unity、Substance 3D Painter
学生コメント
このキャラクターは「ダンガンロンパ」シリーズの中でも、私が最も好きなキャラクターのため、できる限り原作のイメージを再現したいと考えました。また、アニメ調のキャラクターということもあり、セルルックレンダリングの品質を重視して制作を行いました。
美しい陰影をコントロールするために、全身の法線を編集し、特に顔の法線調整には力を入れ、目の下にできる三角形の影をより自然に見せるよう再調整しています。また、身体や髪の部分は円柱状などの簡易モデルから法線情報を転写し、スムーズな陰影の移り変わりを実現しました。
また、セルルック風の単色による色彩表現はそのまま残し、より理想的なアニメ調レンダリングに近づけるよう工夫を重ねました。



スーパーゲームクリエイター専攻1年生
ゲームプログラマー専攻1年生の作品
開発環境:Unity






学生コメント
原作の世界観を表現するため、話し合いを重ねながら「レインコード」の良い要素をゲームに組み込みました。特に雨やネオンの表現、個性的なキャラクターにこだわり、能力は原作にいそうかどうかと面白さのバランスを考えて設定しました。ドット絵アニメーションでは、4方向のアニメーションを制作していたため、どの方向から見ても自然に見えるよう工夫しました。
企業プロジェクトを通じて、将来のゲーム制作に役立つ貴重な経験ができました。また、原作の世界観を再現するというテーマを通じて、既存の作品の良い点を自分の作品に活かすことも学べたので、今後に活かしていきたいです。
今回のプロジェクトは「既存のゲームの世界観を使用したオリジナルのゲームを作る」というものだったため、原作に対しての理解や、その魅力の表現について気をつけて制作しました。また、見た目のクオリティを上げるため、UIのアニメーションの見やすさや見栄えにも力を入れました。
スパイク・チュンソフトという大変有名な企業様ということもあり、お話をいただいた際にはとても感情が昂り、同時にかなり緊張しました。私の技術が足りているのかなどの不安もありましたが、最終的にとても満足のいくゲームが制作できたと思っております。既存ゲームへのリスペクトや、チームメンバーとのこまめなコミュニケーションはもちろん、Unityについても多くの技術を身につけられ、私にとってとても大きな経験となる、楽しい制作でした。
オープンキャンパスでは企業プロジェクトについても、より詳しい情報をお伝えしておりますので、気になる方はぜひ本校のオープンキャンパスへお越しください。
お申し込みはこちらから
https://www.tech.ac.jp/opencampus/
滋慶学園COMグループ 学校法人コミュニケーションアート
東京デザインテクノロジーセンター専門学校 概要

「産学協同」を活かした独⾃の教育システムで、ゲーム・VTuver業界、IT・AI・ロボット業界、CG映像・アニメ・イラスト業界などを⽬指すことができる東京デザインテクノロジーセンター専⾨学校(TECH.C./テックシー)。技術やコミュニケーションに加え、「無限の創造⼒を発揮することの⼤切さ」「変化の時代に常に新しい考えを⽣み出すことの⼤切さ」「世界中の⼈々に共感を与え、感動と⾏動を⽣み出す⼤切さ」の3つの考え⽅を学ぶことを通じて、「⾃分らしさ」を活かし、未来をつくる⼈材を育成しています。
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