東大 松尾研発AIスタートアップ Spark+ の技術者による執筆内容が技術情報協会発行の新刊書籍に掲載
― AI導入の現場で求められるデータ整備/要件定義/特性理解の重要性を実例で解説 ―
“AIで産業課題解決に挑む”株式会社SparkPlus(スパークプラス、本社:東京都文京区、代表取締役社長:本田 純平、以下「Spark+」)は、株式会社技術情報協会が発刊する新刊書籍『既存工場、製造現場への生成AI/AI導入と活用の仕方』において、当社メンバー(吉田 隼輔/藤生 拓真/本田 純平)が第1章の第8節「製造現場の業務効率化に向けた生成AI導入と活用のポイント」を執筆し、掲載されたことをお知らせいたします。

AIプロジェクトを成功に導くものづくり事業者の考え方を解説
本取り組みでは、既存工場・現場の制約条件を踏まえつつ、生成AI導入が“PoC止まり”にならないための実務指針を体系化いたしました。具体的には、①AIが活用しやすいデータ整備 ②目的・課題起点の要件定義 ③生成AIの特性と情報環境の理解 の3点を中心に、図表・帳票・画像を含む非構造データの扱いを含めて、現場運用へつなげる勘所を提示いたしました。
製造業は少子高齢化による人手不足、熟練知の継承、非構造データの増大などの課題に直面しています。一方で、現場要件との不整合やデータ品質不足により、生成AIの効果が十分に発現しない事例も散見されます。本節では、Spark+ が複数の大手メーカーと進めてきたプロジェクト知見をもとに、AIフレンドリーなデータ前処理、“何をするか”だけでなく“何をしないか”までを定義するスコープ設計、Human in the Loop の運用設計など、再現性の高い導入プロセスを解説しています。
書籍概要
新刊書籍『既存工場、製造現場への生成AI/AI導入と活用の仕方』

本書籍のURL:https://www.gijutu.co.jp/doc/b_2310.htm
目次:
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第1章 既存工場、製造現場に適した生成AI/AI技術の選び方
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第2章 データ収集への環境構築と分析の進め方
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第3章 生産管理、生産計画への活用
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第4章 異常検知、不良品検出への活用
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第5章 外観検査自動化への活用
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第6章 ヒューマンエラーへの活用
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第7章 暗黙知の可視化と技術・技能伝承への活用
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第8章 協働、産業ロボット導入と活用
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第9章 工場、製造現場の自動化/省人化とスマートファクトリー
協業先企業情報(発刊元)
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株式会社 技術情報協会
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所在地:〒141-0031 東京都品川区西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
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事業内容:技術・製造分野の専門書籍・セミナーの企画・発行・運営
株式会社Spark+ 代表取締役CEO 本田純平 コメント

「生成AIの価値は、現場が使える“運用設計”と“データ整備”から生まれます。本節では、Spark+の豊富な実績から生まれた成功と失敗の学びを余すところなく整理し、現場DXにすぐに生きる実装知に落とし込みました。Spark+は今後も産業向けのDXソリューションの提供を通じて、熟練知の継承、リードタイムの短縮、品質の安定化に貢献し、日本のものづくりの産業競争力の飛躍的な成長につなげてまいります」
Spark+会社情報
Spark+は東大 松尾研発スタートアップとして、最先端AI技術を活用した特化型DXソリューションを提供しています。特に製造現場特有の非構造データや特殊帳票を扱うAIエージェント技術に強みを持ち、三菱重工業や豊田自動織機、NTNをはじめとする大手メーカーとの協働プロジェクトを推進しています。
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代表者:代表取締役CEO 本田純平
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所在地:東京都文京区本郷6-25-14 宗文館ビル3F(HONGO EGG内)
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設立:2024年2月
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事業内容:産業向けAIソリューション・コンサルティング
お問い合わせ先
株式会社Spark+ 広報係 Email:pr@sparkplus.co.jp
※書籍名・章構成・内容は発刊時に変更となる可能性があります。
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