産学官共創の学びと成果の発表「SANKAKU共創フォーラム〜共創から得られる学びと体験〜」 を開催しました
新潟県(知事:花角 英世)と株式会社NTT DXパートナー(代表取締役社長:阿部 隆)は、学びと交流の場「SANKAKU」において、2026年3月9日に「SANKAKU共創フォーラム~共創から得られる学びと体験~」を開催し、当日は企業・大学教職員・学生など32名が参加しました。
本イベントは、2025年9月から2026年3月にかけて全6回にわたり実施してきた産学官連携マッチングイベントの集大成として、これまでの取組により生まれた共創事例の発表、ワークショップ、交流会を通じ、参加者が「自分も関われる」「次は自分がやってみたい」と感じるきっかけづくりを目的に開催されました。

1. 背景
新潟県は、2025年9月の産学交流拠点「SANKAKU」の開設を契機に、新潟県内の大学・学生が県内外の企業と直接繋がる機会の創出や、大学・企業のイノベーション創出を促進していくため、(株)NTT DXパートナーと連携し、製造業企業の新商品開発や土木建設業の人材確保・育成などをテーマに、今年度6回のマッチングイベントを実施しました。
NTT DXパートナーは、様々な地域活性化の取組を通じて得たノウハウを活かし、本取組みの企画・運営を担いました。
本イベントは全6回イベントの最終回(第6回)として、各回の企業・大学・学生による共創の取り組みと成果を広く共有する場となりました。
※産学官マッチングイベントホームページ:https://ambitious-niigata.jp/news/193/
2.「SANKAKU共創フォーラム ~共創から得られる学びと体験~」 開催概要
(1) 日時:2026年3月9日(月)15:00〜19:00
(2) 場所:学びと交流の場 「SANKAKU」(新潟市中央区万代3丁目1-1 メディアシップ6階)
(3) 主催:新潟県
(4) 企画・運営:株式会社NTT DXパートナー
(5) 参加者:企業16名、高等教育機関 教職員10名、学生4名、自治体2名 計32名
(6) 内容:
① 挨拶・新潟県事業紹介・Ambitious NIIGATAとSANKAKUの紹介
② 第1~第5回イベントの概要紹介
③ 共創事例発表(第1回〜第5回の登壇者による発表)
④ 共創ワークショップ(新商品アイデア創出体験)
講師:株式会社NTT DXパートナー シニアマネージャー 片岡 直之
内容:生成AIツール「架空商品モール」を活用し、参加者全員で新商品アイデアを創出する
ワークショップを実施
⑤ 総評
⑥ 交流会
3. 第1回~第5回イベントをきっかけに生まれた共創事例の紹介
◆第1回(2025年9月18日開催)「企業」×「大学」×「学生」共創プロジェクト創出マッチングイベント
① タケノミクス(佐渡島の放置竹林問題に取り組む学生団体)
登壇者:代表 大場 柊 様 (新潟大学法学部 4年生)
内 容 :同団体は、大学教授・企業と連携した竹パウダーの実証実験の検討や、竹の資源循環モデルの構築を進めています。イベントへの参加で、「多様な関係者との意見交換や交流を通じて多くの接点を持つと同時に、視野が広がった。」、「共創は『種』の段階で終わらせず、発芽・開花まで導くことが重要。イベントの継続と活動サポート体制の充実に期待したい。」と語りました。
② 新和メッキ工業株式会社(製造業企業)
登壇者:代表取締役社長 瀧見 直晃 様
内 容 :第1回イベントをきっかけにつながりを持った新潟大学と、同大学が実施するリスキリングプログラム「イントレプレナー養成講座」を受講。生成AIとともに新商品アイデアを創出するNTT DXパートナーの「架空商品モール」の活用や他業種企業、学生等とのワークショップにより、プロダクトアウトだけではなく、マーケットインの視点で新商品を検討し、”毎日をもっと自分らしく”をテーマに2種類の栞(しおり)を企画・試作しました。
「大学との連携により、優れたプロダクトを生み出すプロセスを体験し、自社の強みの再発見にもつながった」と語りました。イベントにて展示した試作品に対して「色合いが素敵で読書が楽しくなりそう」「発売されたらぜひ買いたい」といった声が参加者から寄せられました。
※第1回イベント開催結果ホームページ:https://ambitious-niigata.jp/news/46/
◆第2回(2025年11月15日開催)「学生×生成AIで創る次世代の新商品・サービス開発体験イベント 」
株式会社青芳(製造業企業)
登壇者:専務取締役 秋元 哲平 様
内 容 :生成AIと学生の柔軟な発想を掛け合わせた新商品開発のアイデア創出を目的とした第2回イベントに参加。この体験をより発展させるべく、新潟大学のリスキリングプログラム「イントレプレナー養成講座」にて、ペットメモリアルブランドを企画しました。
ペットを大切にする方をペルソナに設定し、木とレジンを組み合わせたウッドレジン製のインテリアで、ペットとの思い出(首輪、おもちゃなど)を封入できるという具体的な新商品イメージを作り上げました。
今回のイベント参加者からも、「友人に紹介したい」などといった声が寄せられました。
※第2回イベント開催結果ホームページ:https://ambitious-niigata.jp/news/156/
◆第3回(2025年12月19日開催)「農業経営者の課題解決『現場課題 × 技術・知見』マッチングイベント」
株式会社ほそかわ農場(農業企業)
登壇者: 代表取締役社長 細川 寿和 様
内 容 :「土壌の状態を踏まえた肥培管理」や「DX技術を活用した水管理の省力化」「圃場ごとの特性把握」 といった経営課題を提示。大学研究者やコーディネーターとの議論を通じて、圃場ごとの土壌分析結果をもとに最適な肥料配分を導き出す肥培管理の仕組みや、AIを活用した「圃場偏差値」の自動算出・活用に関する構想などの実現可能性について検討しました。
現在、第3回イベントで接点を持った新潟食料農業大学の教員と、「圃場ごとの特性把握」に関する具体的なプロジェクト立ち上げに向けた検討を進めています。
※第3回イベント開催結果ホームページ:https://ambitious-niigata.jp/news/260/
◆第4回(2026年2月19日開催)「地域インフラの未来を創る—土木建設企業×大学 共創イベント」
株式会社羽吹組(土木建設企業)
登壇者:主任 茂木 浩介 様
内 容 :土木建設業界企業に共通する「人材確保・育成」などの課題を提示。第4回イベントへの参加をきっかけに、新潟大学と人材育成プログラムの開発、三条市立大学とインターンシッププログラムの開発について連携を開始しました。
また、学生からの意見を踏まえ、「失敗が許される場」づくりの検討も始めるとのことで、本イベントをきっかけとした複数の取組が進められています。
※第4回イベント開催結果ホームページ:https://ambitious-niigata.jp/news/313/
◆第5回(2026年3月4日開催)「市場直結!バイヤー共創型商品開発ピッチイベント」
開志専門職大学(高等教育機関)
登壇者:事業創造学部専任講師 庄司 義弘 様
内 容 :第5回イベントに参加し、同大学の「商品開発実習」(270時間)で学生と開発した「新発田牛ビーフジャーキー」(2025年9月25日商品化)について商品プレゼンを行い、首都圏バイヤーの視点で評価、「パッケージデザインや価格設定、生産体制などに関して、様々な気づきを得られました。」と語りました。
また、今回のイベントでは、本商品に加え、「たれまめ」(子供のたんぱく質摂取がコンセプト)の試食品も参加者全員に提供し、「ごはんのおかずとして最適」「子供にも好かれそうな優しい味がする」と好評でした。
※第5回イベント開催結果ホームページ:調整中
4. 第6回イベント参加者の声
① 今村 健太郎 様(新潟産業大学 准教授)
一過性のイベントで終わらず、実際にさまざまなマッチングが生まれ、連携が動き出していることが素晴らしかったです。私自身も、指導する学生達が具体的な思考、実践に向けた行動に移せるよう、連携プロジェクトの創出や学生指導などに、今回の学びを生かしていきたいと思います。
② 浅野 都慧 様(新潟薬科大学 3年)
産学連携に学生も関われる可能性があると実感するとともに、年代の異なる方の知見や考え方を知ることができ、良い学びの時間になりました。学生であるうちにさまざまな挑戦をして、学生の価値を経済に還元していこうと思いました。
③ 武田 悦子 様(新和メッキ工業)
産学官の連携で、今まで滞っていたものがうまく回り出す事があることを実感しました。とても良い取り組みで面白く感じました。今後は特に、AIを仕事に積極的に取り入れて、使い方を学びます。
【実施模様】









5. 今後の展望
新潟県は、今後も「Ambitious NIIGATA」と連携して、産学官連携をさらに促進し、様々な地域課題の解決に向けて取り組んでまいります。
NTT DX パートナーは、本事業での運営ノウハウを蓄積・展開し、産学官連携プロジェクトの創出支援に引き続き、取り組んでまいります。
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