アバナード、デンソーの加工技術の研究開発から量産適用までを加速させる「加工DX」を支援
Azure OpenAIとAvanade Insight Discoveryを組み合わせたシステムで非構造化データを自動で構造化データに変換
加工技術の研究開発の推進に必要な情報やデータが散在しており、データの収集に際して、データの所在の属人化による背景から、経験や伝手に頼る必要がありました。また、それらのデータを活用するためには、紙やデジタルなど媒体およびフォーマットも多様なデータを手動で構造化する必要がありました。
そこでアバナードはデンソーに対し、ナレッジを蓄積するメリットを社員に実感してもらうためのワークショップを開催したほか、非構造化データをAIで構造化することを検証するPoC(概念実証)を提案しました。PoCでは、フォーマット変換の技術検証などを経て、散在する非構造データの自動的な構造化を確認し「GPT-3 及び GPT-3.5 による構造化検証」を行いました。具体的には、データにタグを付与してデータカタログ化し、必要な情報を検索できるか検証するものです。データカタログ化には、Microsoft Azure上で動作する自然言語処理技術を活用したデータ分析プラットフォーム「Avanade Insight Discovery」にナレッジを蓄積し、Azure OpenAIのGPTを解析リソースとして活用することで、自社のナレッジとマッチングさせて検索できるよう、セキュリティを担保しながら設計しました。
Avanade Insight Discoveryを用いた効果として、ナレッジの蓄積だけでなく、学習させることで、より自社のニーズにあった検索、情報活用を促せたことを実感しています。アバナードの体制としては、ワークショップで現場の悩みや課題を洗い出す提案力、最新のテクノロジーを活用できる技術力、マイクロソフト製品の導入に強みを生かしたソリューションなどのサポート力の3点が評価されました。
今後の展開として、デンソーでは社内チャットボットの実現に向け、生データと構造化データで検索精度がどの程度変わるかについてサンプルデータを用いた実証効果の検証を継続しています。
アバナードは、今後も変遷スピードの速い最新技術の適切な提案を通じ、企業DX推進を支援してまいります。
事例ページ:https://www.avanade.com/ja-jp/clients/denso-ai
株式会社デンソー について
デンソーは、先進的な自動車技術、システム、製品を提供するグローバルな自動車部品メーカーです。「地球に、社会に、すべての人に、笑顔広がる未来を届けたい」をスローガンに、「環境」「安心」に貢献する新たな価値を生み出し、これからのモビリティ社会を支える7つのコア事業、エレクトリフィケーションシステム、パワートレインシステム、サーマルシステム、モビリティエレクトロニクス、先進デバイス、インダストリアルソリューション、 フードバリューチェーンを中心に様々な事業活動に取り組んでいます。またこれらを通じてモビリティの電動化や先進安全・自動運転、クルマと人とモノがつながるコネクティッドなどの分野に注力しています。現在では世界35の国と地域に研究、生産、営業拠点を構え、世界各地で活躍する約17万人の社員が一丸となり、地域ごとのニーズに合わせて高い品質・高い技術に裏打ちされた優れた製品やサービスをお届けしています。
ウェブサイト:https://www.denso.com/jp/ja/
アバナードについて
アバナードは、マイクロソフトのエコシステムにおいて、革新的なデジタル、クラウド、アドバイザリーサービス、各業界向けソリューション、デザイン主導のエクスペリエンスを提供するリーディングプロバイダーです。26カ国、60,000人のプロフェッショナルなスタッフが、顧客、その従業員、またそのお客様に、素晴らしい体験・影響という “真のヒューマン インパクト” を日々もたらしています。
アバナードは、親会社のアクセンチュアと共に、マイクロソフトのGlobal SI Partner of the Yearを他社よりも多く受賞しています。また、最も多くのマイクロソフト認定資格(60,000以上)と18のゴールドレベルのマイクロソフト技能を持ち、企業の成長と困難な課題の解決を支援する稀有な企業です。私たちは従業員を第一に考え、誰もが自分らしさを発揮できるインクルーシブな職場環境の提供に尽力しています。また、責任ある企業として持続可能な世界を構築し、恵まれない環境にある可能性を持った若者の支援もしています。
アクセンチュアが筆頭株主であり、2000年にアクセンチュアとマイクロソフトによって設立されました。公式Webサイトは、https://www.avanade.com/ja-jp です。
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