建設業界での生成AI活用を加速|三晃金属工業株式会社における取り組み、『ナレカン』を全社導入へ
〜属人化した現場ナレッジを形式知化し、生産性向上と品質改善を実現〜

株式会社Stock(代表取締役社長:澤村大輔、本社:東京都中央区、以下「当社」)は、三晃金属工業株式会社(代表取締役社長:青木栄一、本社:東京都港区、以下「三晃金属工業」)において、ナレッジ管理ツール『ナレカン』が2025年10月より全社導入されたことをお知らせいたします。
建設業界の課題とDXの必要性
建設業界は、慢性的な人手不足や熟練技能者の高齢化、現場ごとの作業品質のばらつきなど、構造的な課題を抱えています。さらに、膨大な現場情報やノウハウが十分に活用されず、同じ失敗や非効率が繰り返されることも少なくありません。
こうした中で、「ナレッジの活用による業務効率化」や「生成AIによる情報整理・検索」 は、業界全体のDXを推進する切り札として注目されています。
背景|建設現場における情報管理の課題
三晃金属工業では、社内の技術データをイントラネットで蓄積・共有・活用していましたが、情報管理において以下の課題が顕在化していました。
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検索性の低さ:管理するデータ量が膨大であることから、必要な情報へ迅速にアクセスできない。
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情報の属人化:建設現場におけるナレッジが属人化しており、技術伝承に多大な時間を要している。
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情報の分散:口頭やメール、チャットに情報が分散して、情報伝達の効率が下がっている。
これらの課題に対し、「生成AIを活用した情報整理・知識活用」に注目し、ナレッジ管理ツール『ナレカン』のトライアル導入に至りました。
ナレッジ浸透に向けた取り組み
三晃金属工業では、ナレッジマネジメントの解像度がまだ十分でない段階から、積極的に取り組みを開始しました。まずは役員層が理解促進に注力し、その後も段階的に社内全体への浸透を促進し、課題の精査を進めています。
さらに、AIに関する知見についても、どのような質問を行えば最適な情報を引き出せるかを主体的に学び、意欲的に検証・活用しています。こうした前のめりの取り組みは、社内のナレッジ活用の高度化を促進し、業務効率や意思決定の質向上にもつながっています。
トライアル成果|“社内版知恵袋”が現場を変える
2025年7月より『ナレカン』のトライアルを開始し、三晃金属工業では、”誰でもすぐに答えが見つかる環境”が実現されつつあります。
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情報の整理・展開:現場の関心が高いナレッジを『記事』として整備し、組織全体で展開
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検索性の向上:部門別フォルダ分類により、情報アクセス時間を短縮
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人への依存解消:「誰に聞けばよいか分からない」という課題を『社内知恵袋』機能で解決
とりわけ『質問(社内版知恵袋)機能』が高く評価され、属人化していたノウハウが短期間で多拠点間に共有される仕組みが整い、大きな業務改善効果につながりました。
この成果を受け、三晃金属工業は「業務効率化はもちろん、組織文化の変革を推進する力になっている(青木社長)」と評価し、全社導入を決定しました。
今後の展望
今回の導入は、三晃金属工業のナレッジ蓄積を確立し、さらには技術継承にも大きく貢献するだけでなく、建設業界における生成AI活用の先進事例としても注目されます。
『ナレカン』は、「現場ナレッジ × AI」という新たな可能性を切り開き、業界全体のDXを力強く推進してまいります。
ナレッジ管理ツール『ナレカン』について

『ナレカン』は、社内のナレッジに、即アクセスできるツールです。
非IT企業の方が、一切迷わず「ナレッジの集約」「高精度検索」することができます。更に、最新の「生成AI機能」が実装され、「ナレッジ蓄積に巻き込まれていく仕組み」「ナレッジが、”正確”で”フレッシュ”であることが担保される仕組み」が搭載されていることが『ナレカン』の大きな特徴です。
まさに、100人~数万人規模の企業様のナレッジ管理ツールの、決定版ともいえるツールです。
サービスURL:https://www.narekan.info/
会社概要

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社名:三晃金属工業株式会社
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代表者:代表取締役社長 青木 栄一
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設立:1949年6月
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所在地:東京都港区芝浦四丁目13番23号 MS芝浦ビル11F
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従業員数:502名
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事業内容:屋根並びに各種建材・塗装などの製造・加工・施工・販売及びこれらに附帯する建設工事の設計・請負事業
株式会社Stock

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社名:株式会社Stock
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代表者:代表取締役社長 澤村 大輔
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設立:2014年4月所在地:東京都中央区東日本橋2-8-3 JMFビル東日本橋01 4階
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許認可:ISO/IEC 27001:2022, ISO/IEC 27017:2015
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事業内容:ナレッジ管理ツール「ナレカン」、情報共有ツール「Stock」の企画・開発・運営・販売
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