中国物流最大手企業「順豊エクスプレス(SF Express)」グループEコマース事業会社「fengqu.com」との包括的業務提携のお知らせ

株式会社フォーサイド

 当社、株式会社フォーサイド(本社:東京都中央区、代表取締役:假屋 勝、以下「当社グループ」と言います。)は、中国の民間物流企業最大手である順豊エクスプレス/SF Expressの中でEコマース事業の運営を担う事業会社である上海牵趣网络科技有限公司/fengqu.com(本社:中国上海市、首席执行官:任晓煜、以下「fengqu.com」と言います。)と、包括的な業務提携を行うべく、基本合意書を締結しましたので、お知らせ申し上げます。
[fengqu.comのEコマースサービス“丰趣海淘(fengqu)”]

 当社グループでは、2018年11月14日付「連結子会社の香港証券取引所への株式上場準備に関するお知らせ」の通り、当社子会社の株式会社ブレイク(本社:東京都中央区、代表取締役社長:根津孝規、以下「ブレイク」と言います。)が香港証券取引所へ新規上場の申請に向けた準備を行っており、香港を拠点とするブレイクの100%子会社となるBREAK ASIA LIMITED. (本社:Hong Kong、総経理:小川隆、以下「BREAK ASIA」と言います。)を中心として、積極的に中華圏での事業拡大を推進しております。

 一方のfengqu.comは、1993年に設立された中国の民間物流企業最大手である、順豊エクスプレス/SF Expressの子会社であり、主に中華圏の若年層女性向けに、日本を中心とした世界中のコスメや美容系商品または生活消費財からブランド商品まで、様々なメーカーとタイアップを行って、俗に越境ECと呼ばれる形式で、中華圏のユーザーへ輸入販売するEコマースサービスを運営している企業です。

 元々、順豊エクスプレス/SF Expressは、主にアリババ等の大手Eコマース事業会社の物流業務を受託しており、そのクライアントである様々な大手Eコマース事業会社へ、高品質なロジスティクスサービスを提供する為、物流に関する技術と体制を整備し続けておりました。それにより現在では、中国大陸に13,000を超えるサービスセンターを持ち、自社の車両及び航空機を駆使して世界9,000ヶ所以上のサービスネットワークを構築することに成功し、上場する深セン証券取引所にて、時価総額1,445億元(約2兆2,831億円※1)と高い評価を受けております。
※1参考 Bloomberg 2019年1月7日閲覧(https://www.bloomberg.co.jp/quote/002352:CH
参考 Yahoo Japan 2019年1月7日閲覧(https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=CNYJPY=X

 そこで、順豊エクスプレス/SF Expressとしても、自らの物流ノウハウを活用してEコマース事業へ領域を拡大することとなり、そのEコマースサービスを担う事業会社として設立された子会社が、今回当社グループと基本合意書を締結したfengqu.comであり、そのEコマースサービスが“丰趣海淘(fengqu)”です。ここから、当社グループとfengqu.comでは、下記の業務提携による協業案を中心に具体的な実現に向けた協議を開始し、その協業内容に双方合意した場合は、正式な業務提携契約を締結した上で、その実現に向けて取り組みを開始します。

[当社グループとfengqu.comの協業案]
1.       当社グループ及びfengqu.comが協力してアニメグッズ等を中華圏で企画製造販売する事。
2.       fengqu.comが主催するイベントで販売するグッズ等商品を当社グループが企画製造する事。
3.       当社グループ及びfengqu.comが双方の技術または企画等を持ち寄り新規事業推進する事。

 このような協業案を見出した背景としては、上述の通り“丰趣海淘(fengqu)”のユーザーターゲット層は、中華圏の20代を中心とした若年層の女性であり、fengqu.com曰く当該ユーザー層は、現代の中華圏Eコマース市場で、最も重要になるターゲット層とのことです。そこで、fengqu.comでは高品質な商品の取り揃えを充実させ、積極的なリアルイベントを含めたプロモーションを推進し、サービススタートから僅か3年間で500万人以上の若年層女性会員を獲得しています。

 但し、そのような中華圏の若年層女性はテレビを見るよりも、スマートフォン中心のSNSや動画共有サービス等のメディアに影響されていることから、従来のブレイクが日本市場向けに企画製造販売しているようなアニメグッズ(例として、缶バッチ・キーホルダー・スマートフォンケース等、自分で使う為のグッズ)よりも、SNSで話題になるような写真が撮れるアニメグッズ(例として、ぬいぐるみ・帽子や身に着けることができるアパレル商品等、俗に言う“インスタ映え”するグッズ)の方が人気が高いと思慮されています。

 また、現在の中国では国策的に輸入を増やす方針であることと、コンテンツに関するコピーライト管理を強化して、海賊版商品やコピー商品を排除する運動が推進される中で、正規のコピーライト利用許諾のライセンスを受けた、日本のアニメやマンガなどのコンテンツグッズを輸入することは理が一致しており、そこで既存の商品を販売するような取り組みではなく、協業案「1.当社グループ及びfengqu.comが協力してアニメグッズ等を中華圏で企画製造販売する事。」のように、“丰趣海淘(fengqu)”のユーザー層に合う商品を、独自に協業体制で企画開発しようと至った状況です。

 次に、協業案「2.fengqu.comが主催するイベントで販売するグッズ等商品を当社グループが企画製造する事。」に関しては、fengqu.comでは“丰趣海淘(fengqu)”の既存会員とのコミュニケーションを強化することと、ブランディングによって新たな会員の獲得を行う為に、中華圏の各地で自社主催のイベントを開催しており、ブレイクでのイベント企画運営のノウハウと、そこでの物販商品開発の実績を掛け合わせ、今後推進するイベントに際しての共同企画へ活用することとしています。

 そして、協業案「3.当社グループ及びfengqu.comが双方の技術または企画等を持ち寄り新規事業推進する事。」に関しては、順豊エクスプレス/SF Expressグループでは、無人コンビニ等のシステムも研究開発しており、Eコマースと実店舗を連動させたサービスで、AI(人工知能)を活用した顔認証決済システムを開発しており、当社子会社のフォーサイドフィナンシャルサービス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:泉信彦、以下「フォーサイドフィナンシャルサービス」と言います。)と両社の事業ノウハウや技術を活用した、スマートフォン決済アプリを提供する等、今後において様々な可能性が見出せるであろうと期待しております。

 中国での越境EC市場は継続的に成長しており、経済産業省の調べでは(※2)既に1.2兆円を超える日本から中国へのEコマース市場が形成されております。よって、当社グループではブレイクを中心とした中華圏の事業拡大に際しては、今回の業務提携を実現させることも有効的と考えており、具体的な協議を進めて参ります。当社グループでは、これからも成長する中華圏のビジネス市場に対しても、積極的に事業拡大することに尽力してまいります。
※2 参考 平成 30 年 4 月経済産業省 商務情報政策局 情報経済課「平成29年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査) 2019年1月7日閲覧 http://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180425001/20180425001-2.pdf
 

 

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会社概要

株式会社フォーサイド

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URL
https://www.forside.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区日本橋室町三丁目3番1号 E.T.S.室町ビル8階
電話番号
03-6262-1056
代表者名
大島 正人
上場
東証スタンダード
資本金
1000万円
設立
2000年03月