《イベントレポート》渋谷の街全体でクリエイティビティを育む産官連携プロジェクト「#SCRAMBLE」ソニーが“テクノロジーとアイデア”を持ち込み、いよいよ本格始動
渋谷区 長谷部区長も「渋谷区とソニーで新しい文化を創ってほしい」と期待を寄せる
ソニーがSCRAMBLE(スクランブル)実行委員会とともに開催する、ソニーの最新テクノロジーや研究開発段階のプロジェクトを体感できる実験的な展示を集めた「WOW Studio at 渋谷キャスト」が、2018年11月2日(金)よりスタートしました。本展示は、渋谷キャスト スペース・ガーデン(東京都渋谷区渋谷1-23-21)とソニースクエア渋谷プロジェクト(渋谷モディ1F)及び 渋谷モディ1F 店頭プラザ(東京都渋谷区神南1-21-3)にて、11月4日まで3日間にわたり開催します。
オープン日当日には、渋谷区長 長谷部健氏や、「#SCRAMBLE」を主導する渋谷区観光協会 理事長・渋谷未来デザイン 理事 金山淳吾氏が駆けつけ、ソニー株式会社 ブランド戦略部 統括部長 森 繁樹とともに、「#SCRAMBLE×Sony」の取り組みの狙いや今後の展望について話しました。
「#SCRAMBLE」を主導する、金山淳吾氏は、「#SCRAMBLE」の立ち上げについて、「2年前にテキサスで開催されたSXSW(サウス バイ サウスウェスト)でソニーが出展した「WOW Factory」に、衝撃を受けました。その後、昨年にサンフランシスコのアートセンターを見て、テクノロジーとアートセンターのコンセプトを混ぜると渋谷らしい企画が生まれるのではないかと思いました。」と話しました。そして、第一弾パートナーとしてソニーを選んだ理由を「去年から「渋谷シティゲーム」の企画をご一緒しており、そこで「#SCRAMBLE」のコンセプトを話したところ、快諾いただきご一緒することとなりました。」と語りました。それを受け、ブランド戦略部 統括部長 森は、「ソニーは、2015年のソニービジョン渋谷の稼働開始から渋谷区と連携して様々な企画イベントを行う中で、渋谷区をブランド発信の拠点としながら、様々なクリエイターやアーティスト、若者と何かできないかとずっと考えておりました。さらにSXSWのような実験的な未来のエンタテインメントを作っていく取り組みを渋谷区でできないかと考えていた中でお声掛けいただいたので、感謝しています。」と参画にあたっての想いを語りました。そして、今回の取り組みを経て、金山氏は「今回、WOW Studioで展開しているエンタテインメント以外にも、研究されている技術があると思います。それらの技術をぜひ渋谷の街に持ち込んでいただき、将来クリエイターになるかもしれない小さな子どもにも触れて、感じてもらうことで、新しい技術の使い方や表現が生まれる街に渋谷がなっていくと良いなと思います。」とコメント。森は「ソニーの開発や目指す方向性が、アーティスト、クリエイターが表現したかったことやインスピレーションに繋がり、相乗効果が生まれればと思うので、今回に限らずこの活動は続けていきたいです。」とプロジェクトの展望を話しました。
また、渋谷区長 長谷部健氏も登壇し、プロジェクトの舞台となる渋谷区の未来を「今までも渋谷区はストリートファッション・アートなど新たな文化を生み出してきました。ですが、これからはファッション、アートだけでなく、テクノロジーを織り交ぜた広い意味での文化を生み出すことを突き詰めていきたいです。」と語りました。「#SCRAMBLE」の取り組みについても、「さらに街と企業が交じり合いながら、渋谷という街で新しい文化を創っていってほしいなと思います。」と期待を寄せました。
「#SCRAMBLE×Sony」はすでに10月中旬より、渋谷の街を「ともにつくる=共創の場」として位置づけ、新しい文化創造の実現を行ってまいりました。10月20日(土)・21日(日)の渋谷音楽祭では、『音楽×テック ライブステージat 渋谷音楽祭 SHIBUYA MUSIC SCRAMBLE 2018』のステージを実施し、クリエイター集団SIXと共創しました。今回のライブステージにあたって「多種多様な人が行き交う街に、想いのつまった言葉「歌詞」を放り込んでみるのが今回のコンセプトでした。結果、見知らぬ人同士が同じ歌詞を口ずさむなど、人と人の交流が生まれたのではないかと思います。」と語るSIX INC. クリエイティブディレクター 斉藤迅さん。実際にDJとして参加したDJ moeさんも「スクリーンの歌詞を見て口ずさむ人や踊る人がいて、普段とは違う一体感が生まれました。」と普段のDJプレイと違い盛り上がった様子についてのコメントをしました。さらに、11月2日(金)に「WOW Studio」では、ソニーの高速ビジョンセンサーを活用し、壁やテーブルなど、どこにでも滑らかに絵を描くことができる未来のデジタルペン「Doodle Pen(ドゥードゥルペン)」を使い、アーティストのNumber-Dさんによるライブペンディングを行いました。そこで描かれた絵は、同時に渋谷モディの大型ビジョンに映し出されました。Number-えあDさんは、「手を動かしてから線が反映されるまでの違和感がまったくなく、誰でも気軽に楽しめると思います。今度は観光地など普段はできない場所に描いてみたいです。」と感想を語り、描いた絵がリアルタイムで別の場所に映し出される様子に来場者からも驚きの声が上がりました。
今後も「#SCRAMBLE×Sony」は、このように新しい文化を創造していく様々な取り組みを実施してまいりますので、どうぞご期待ください。
〇“WOW Studio” オフィシャルサイト
https://www.sony.co.jp/brand/campaign/wowstudio-shibuya/main/
【WOW Studio at 渋谷キャストでの展示】
■日時:2018年 11月2日(金)13:30~20:00
11月3日(土)11:00~20:00
11月4日(日)11:00~19:00
■場所:渋谷キャスト スペース・ガーデン(東京都渋谷区渋谷1-23-21)
《未来のストリートアート「Doodle Pen(ドゥードゥルペン)」》
壁やテーブルなど、どこにでも滑らかに絵を描くことができる未来のデジタルペンです。毎秒1000フレームの高速センシングで対象物の検出と追跡を実現するソニーの高速ビジョンセンサー(IMX382)を活用して、ペン先をリアルタイムにトラッキングし、その軌跡をプロジェクションすることで、ほぼ遅延なく自由にお絵描きすることが可能です。今回の展示では、壁面に描かれた線画にこのデジタルペンで塗り絵をすると、その絵に関連した仕掛けが動き出します。また、渋谷キャスト展示ブース内で描いた画が、会場内にとどまらず渋谷の街頭ビジョンや、渋谷ハチ公前広場「青ガエル」の愛称で親しまれている電車モニュメントの車窓にグラフィテイアートとして映しだす試みなど、新たなクリエイティビティの可能性を提案します。
《迷子のおばけたち- Sound AR with Xperia Ear Duo(サウンドエーアール ウィズ エクスペリア イヤー デュオ)-》
耳をふさがず周囲の音と再生している音がブレンドされるXperia Ear Duoの新しいリスニング体験「デュアルリスニング」と搭載するセンサーを活用し、現実世界に仮想の聴覚情報を重ねた音のAR(拡張現実感)体験を実現。ハロウィンに合わせておばけの国からやってきたキャラクターのジャックと一緒に、音の情報を頼りに、はぐれてしまった兄弟を探す体験型エンタテインメントです。魔法のイヤホンXperia Ear Duoを装着すると、目には見えないおばけの声など、おばけの世界の音を聴くことができます。現実世界の音と仮想世界の音が混ざり合った新感覚の体験「Sound AR」をお楽しみいただけます。
《未来のゲームセンター「A(i)R Hockey (エーアール エアーホッケー)」》
高速ビジョンセンサー(IMX382)と独自の予測アルゴリズム、および触覚提示技術(ハプティクス技術)を組み合わせたAR(拡張現実)技術による全く新しいエアーホッケーです。高速で移動するパックとマレットをリアルタイムにトラッキングすることで、動きに合わせたプロジェクションと触覚提示を実現します。プレイヤーは徐々に現実と仮想の区別がつかなくなる不思議な感覚を体験できます。
《未来のカフェ「Interactive Character Cafe(インタラクティブ・キャラクター・カフェ)」》
LINEクリエイターズスタンプで大人気のキャラクター「うさまる」のコラボカフェ。ソニーのインタラクティブ・テーブルトップ・プロジェクション技術を活用し、テーブルに料理(※食品サンプルを使用します。食事はできません)を置くと、うさまるが登場し、メニューに合わせたアニメーション演出が繰り広げられます。
■うさまるカフェ公式サイト:https://usamaru-cafe.jp/
《「クリエイターと創る新たなライブステージ「Co-creation Performance Stage(コクリエーションパフォーマンスステージ)/ Interactive CUBE」》
映し出される映像や音、光などを組み合わせることで、様々な表現ができるソニーの体感型ステージ「Interactive CUBE(インタラクティブキューブ)」の中にDJ が入り、DJ プレイを行います。DJ の前面にあるInteractive CUBE の透明スクリーンに楽曲の歌詞が浮かび上がり、音楽だけでなく言葉でも魅了していく新しいDJ プレイへの挑戦です。本パフォーマンスは「ストーリーテリングDJ」をテーマに、クリエイター集団SIX との共創により実現しています。さらに、クリエイティブカンパニーのm plus plusによる光るダンスパフォーマンスも実施され、渋谷の街を舞台に、音楽とテクノロジーをかけ合わせたライブステージで、未来のエンタテインメントの形を提案します。
■出演アーティスト
11月2日(金)
11月3日(土)
11月4日(日)
【渋谷キャスト、ソニースクエア渋谷プロジェクト、渋谷モディ1F店頭プラザ連動企画展示】
■日時:2018年11月2日(金)~11月4日(日)
■場所:渋谷キャスト スペース・ガーデン(東京都渋谷区渋谷1-23-21)
ソニースクエア渋谷プロジェクト(渋谷モディ1F)、渋谷モディ1F店頭プラザ(東京都渋谷区神南1-21-3)
《グラフィティアートのコレクション
「SHIBUYA AR GRAFFITI RALLY(シブヤエーアールグラフィティラリー)》
渋谷の街の中に3か所のグラフィティアートスポットが登場します。そして、そのアートスポットでは、人や物の形状を瞬時に認識して4K高画質のAR演出ができるインタラクティブ・デジタルサイネージ「MITENE」を使って、まるで自分がグラフィティアートの中に入り込んだような写真を撮ることができます。3か所すべてを回ると、自分だけのグラフィティ・コレクションをスマホに無料でダウンロードできます。ソニーの顔認証技術を応用したARグラフィティが楽しめます。
《メッセージボード/ Xperia™ Touch》
何もない壁やテーブルがタッチスクリーンになるXperia Touchを使って、未来への想いやメッセージを自由に描くことができます。描かれたメッセージは大画面に表示されるので、自分で描いたメッセージと一緒に記念に写真を撮るといったことが可能です。
#SCRAMBLE×Sony公式WEBサイト
https://www.sony.co.jp/wowstudio-shibuya/
#SCRAMBLE×Sony コンセプトビデオ
https://youtu.be/XEJDGdqzjg8
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