[抄訳]Okta、Auth0の買収を完了
開発者とエンタープライズの専門知識を結合し、顧客にさらなる柔軟性を提供
アイデンティティ管理のサービスプロバイダーであるOkta, Inc.(本社:米国・サンフランシスコ 以下Okta)は、アプリ開発者向けアイデンティティプラットフォームを提供するAuth0 Inc.(本社:米国・ベルビュー、以下Auth0)の買収が完了したことを発表します。OktaとAuth0が一緒になることで、デジタル・アイデンティティの幅広いユースケースに対応しながら、安全なアクセスを提供し、誰もがあらゆるテクノロジーを安全に利用することを可能にします。今回の約65億ドル相当の株取引による買収により、800億ドル規模のアイデンティティ市場におけるOktaの成長を加速させます。
Auth0は、Okta内で独立したビジネスユニットとして運営され、Auth0の最高経営責任者(CEO)兼共同創業者であるユーヘニオ・ペース(Eugenio Pace)が指揮を執ります。ユーヘニオ・ペースは、Oktaの最高経営責任者(CEO)兼共同創業者であるトッド・マッキノン(Todd McKinnon)の直属となります。OktaとAuth0の両プラットフォームは、今後もサポートされ、投資を行い、時間をかけて統合されます。それにより、イノベーションを加速させ、Okta Identity Cloudを様々なお客様やユーザーのためにより魅力的なものにしていきます。
トッド・マッキノンは次のように述べています。「アイデンティティは、企業が今日行う最も戦略的な投資の一つです。単一の統一されたアイデンティティプラットフォームは、顧客と従業員の両方にシームレスで安全なアクセスを可能にすることによって、組織を変革する力を持っています。OktaとAuth0は、常にアイデンティティ市場に対するビジョンを共有してきました。私たちは両社ともクラウドファーストであり、カスタマーファーストの企業です。一緒になることで、お客様により多くの選択肢と柔軟性を提供し、これまでにない価値を提供することで、お客様がイノベーションを加速できるようにします。私たちは共に、インターネット上のアイデンティティの未来を形作り、開発者がアイデンティティを基盤として構築できるようにしてまいります。」
ユーヘニオ・ペースは次のように述べています。「今日、OktaとAuth0が一緒になり力を合わせることで、すべての人に安全なアクセスを提供するという共通のビジョンを実現できると、これまで以上に確信しています。Auth0は常に製品開発者のイノベーションを促進することに注力してきましたが、今後は共通のビジョンを持ち、リソースを結集した1つの企業として、イノベーションをさらに加速させてまいります。」
OktaとAuth0の包括的かつ補完的で柔軟なアイデンティティプラットフォームは、対象者やユーザーを問わず、あらゆるアイデンティティのユースケースを解決します。Oktaはクラウドベースのアイデンティティの先駆者であり、エンタープライズ組織にふさわしい信頼性と世界基準のセキュリティを提供すると同時に、あらゆる規模の組織のカスタマーサクセスを優先して取り組んできました。Auth0は、開発者のために開発者によって作られました。世界中のアプリ開発者は、Auth0の拡張性、使いやすさ、優れたドキュメンテーション、そして開発者目線の体験を求めてAuth0を活用しています。開発者コミュニティとエンタープライズ分野の専門知識を統合することで、OktaとAuth0は、より深く、より幅広いアイデンティティソリューションを提供し、今日の開発者の最新技術スタックに迅速に統合する上でさらに適したものとなります。
Kivaのエンジニアリング担当EVPであるKen Leung氏は、次のように述べています。「Kivaでは、世界中のサービスの行き届いていないコミュニティの繁栄を支援するために、資金面でのアクセスを拡大するという使命を担っています。アイデンティティはそれを実現する上で重要な役割を果たします。現在、Auth0を活用してKivaのパートナーと貸し手に安全な認証を提供し、Oktaを活用して従業員のアイデンティティを提供し、チームがネットワーク内の何百万ものグローバル起業家に最適なサービスを提供するために必須なテクノロジーにアクセスできるようにしています。 OktaとAuth0が私たちの人材とテクノロジーをつなぐことに対して信頼を置いており、今後いかに進化し、革新していくのか楽しみにしております。」
IDCのサイバーセキュリティ製品担当プログラムディレクターであるJay Bretzmann氏は、次のように述べています。 「デジタル世界ではお互いのアイデンティティを明確にするところに信頼が置かれます。OktaとAuth0は、それを支援するのに必要なクラウド対応の開発者向けツールを提供しています。そして、私たちが次のステップに進むために必要なシンプルで顧客中心のプラットフォームとテクノロジーを構築しています。」
業績見通し
Auth0の買収完了に伴い、Oktaは米国時間2021年5月26日(水)に、2022年会計年度の第1四半期決算発表とともに、2022年会計年度の業績見通しを発表する予定です。Oktaは同日の米国太平洋標準時午後2時(米国東部標準時間では午後5時)にオンライン配信にて、業績と最新の業績見通しについて説明します。動画は、Oktaの投資家向け広報ウェブサイト(https://investor.okta.com)からもご覧いただけます。プレスリリースは、イベント開始前にOktaのIRサイトでご覧いただけます。
アドバイザー
Oktaの財務アドバイザーは、Morgan Stanley & Co. LLC、法律顧問はLatham & Watkins LLPが務め、Auth0の財務アドバイザーはQatalyst Partners、法律顧問はPerkins Coie LLPが務めます。
将来の見通しに関する記述についての注意事項
本プレスリリースには、本取引から得られると予想される利益、本取引の結果として予想されるOktaの成長の加速、Okta Identity Cloudへの影響、Oktaの顧客ベースの取引と拡大から期待される相乗効果に関する記述を含む、期待、計画、見通しに関する記述が含まれています。これらの将来の見通しに関する記述は、このリリース日現在のOktaの経営陣の現在の期待と信念に基づいており、実際の結果が将来の見通しに関する記述に記載されているものと大幅に異なる可能性がある特定のリスクと不確実性の影響を受けます。これらには、不利で予測不可能なマクロ経済状況のリスク、OktaとAuth0の間の運用の期待される相乗効果と効率の達成の失敗、OktaとAuth0のそれぞれのビジネスの統合を成功させる能力、タイムリーな開発と統合されたビジネスの市場での受け入れ達成の失敗、Auth0の顧客の喪失、OktaとAuth0の間で戦略とリソースを調整する機能、Auth0の主要な従業員を維持および動機付けるOktaとAuth0の能力に関するリスクが含まれますが、これらに限定されるものではありません。実際の結果がこれらの将来の見通しに関する記述と大きく異なる可能性があるその他の要因については、Oktaが1月に終了した会計年度のForm 10-Kの年次報告書を含め、証券取引委員会に提出するレポートに随時詳しく説明されています。本プレスリリースのすべての将来の見通しに関する記述は、本日付の時点でOktaが入手できる情報に基づいており、Oktaはこれらの将来の見通しに関する記述を更新する義務を負いません。
Oktaについて
Oktaは、すべての人のアイデンティティとアクセスを安全に管理するベンダーニュートラルなサービスプロバイダーです。Oktaが提供するプラットフォーム「Okta Identity Cloud」により、クラウド、オンプレミスを問わず、適切な人に適切なテクノロジーを適切なタイミングで安全に利用できるようにします。7,000以上のアプリケーションとの事前連携が完了している「Okta Integration Network」を活用して、あらゆる人や組織にシンプルかつ安全なアクセスを提供し、お客様の潜在能力を最大限発揮できるように支援します。JetBlue、Nordstrom、Siemens、Slack、T-Mobile、Takeda、Teach for America、Twilioを含む10,000以上のお客様がOktaを活用して、職場や顧客のアイデンティティを保護しています。
Auth0について
Auth0は、アプリケーション、デバイス、ユーザーの認証、認可、そして安全なアクセスのためのプラットフォームを提供しています。セキュリティやアプリケーションチームは、Auth0のシンプルさ、拡張性、そして専門知識を活用して、誰もが使えるアイデンティティを実現しています。Auth0は、毎月何十億ものログイントランザクションを保護し、アイデンティティを確保することで、イノベーターがイノベーションを起こせるようにし、グローバル企業が世界中の顧客に信頼できる優れたデジタル体験を提供できるようサポートします。
※本ニュースリリースは、Okta Japan株式会社とAuth0株式会社の両社から配信しております。 重複して受信される場合がございますので、予めご了承ください。
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