桐蔭横浜大学、IRと学習支援の協働で初年次での「全員面談」を実施
必修科目の学習状況をIR推進室と学習支援担当部門が協働で分析し、学生の「スタートダッシュ」を支える体制を構築
桐蔭横浜大学では、2023年度の新入生より初年次での「全員面談」を実施する。早期に学生の状況や個性、悩みを把握し、学修の援助や学生生活上のアドバイスなどを行うことで、全学生の「スタートダッシュ」を支える体制を構築する。
桐蔭横浜大学では今年度より、一部の学部で先行導入されてきた全学部に横断する共通教育プログラム(MAST)が2023年度より、3学部1学環(法学部・医用工学部・スポーツ科学部・現代教養学環)すべてで実施される。1年次前期にはキャリア教育科目である「桐蔭キャリアゲート」とアカデミックスキル教育科目「桐蔭スキルゲート」の2つの科目が必修科目として配置される。これら必修科目では、オンデマンド動画などを活用して学生一人ひとりが授業時間外で学ぶことを求めている。その際、学生の個別最適な学びを支えるために、授業担当教員と学習支援担当部門が連携をして、授業時間内外を有機的に連携させ、すべての学生が到達目標を達成できるようにサポートを行う。
全員面談は、1年生の学習を直接サポートしている学習支援担当部門と、教学データの分析を担う学長直下のIR推進室(Institutional Research,IR)が協働して、学生の生活・学習状況を総合的に分析して面談資料を作成し、実施につなげている。2022年度には、必修科目への出席と課題の提出状況が十分ではない学生を抽出し、試行的に実施した。面談後には、「大学の先生と授業以外の場面で話せて楽しかった」「自分の前期の学びをふりかえる良い機会となった」など、学生から肯定的な意見が多く寄せられた。2023年度は、学生や担当した教職員からの意見をもとに改善し、全新入生を対象に、4月以降順次面談を行っていく。面談は、学習支援担当部門の教職員を中心に、大学の全教職員が持ち回りで担当する。
全員面談は、必修科目での学習が十分ではない学生のつまずきを解決することに加えて、学生生活の中で抱える悩みに寄り添うことで、大学が学生にとって安心・安全な居場所となることも期待している。教職員と学生のつながりをつくることで、多くの大学が直面する、早期の「あいまいな理由による中退」問題への対応策としても有効であるとIR推進室では考えている。
「面倒見のいい大学」は多くの大学が掲げるキャッチフレーズではあるが、その多くは就職・キャリア支援の充実に主眼が置かれている。これに対して桐蔭横浜大学の全員面談は、まだ大学生活に慣れない新入生の時期に、大学生活への適応に向けたサポートを行うものである。これは、桐蔭横浜大学が教育の柱として掲げる少人数教育を、授業外でのサポートへと拡張したものであり、入学直後から卒業までの学生生活をサポートする、最初のステップとなる。
全員面談は、1年生の学習を直接サポートしている学習支援担当部門と、教学データの分析を担う学長直下のIR推進室(Institutional Research,IR)が協働して、学生の生活・学習状況を総合的に分析して面談資料を作成し、実施につなげている。2022年度には、必修科目への出席と課題の提出状況が十分ではない学生を抽出し、試行的に実施した。面談後には、「大学の先生と授業以外の場面で話せて楽しかった」「自分の前期の学びをふりかえる良い機会となった」など、学生から肯定的な意見が多く寄せられた。2023年度は、学生や担当した教職員からの意見をもとに改善し、全新入生を対象に、4月以降順次面談を行っていく。面談は、学習支援担当部門の教職員を中心に、大学の全教職員が持ち回りで担当する。
全員面談は、必修科目での学習が十分ではない学生のつまずきを解決することに加えて、学生生活の中で抱える悩みに寄り添うことで、大学が学生にとって安心・安全な居場所となることも期待している。教職員と学生のつながりをつくることで、多くの大学が直面する、早期の「あいまいな理由による中退」問題への対応策としても有効であるとIR推進室では考えている。
「面倒見のいい大学」は多くの大学が掲げるキャッチフレーズではあるが、その多くは就職・キャリア支援の充実に主眼が置かれている。これに対して桐蔭横浜大学の全員面談は、まだ大学生活に慣れない新入生の時期に、大学生活への適応に向けたサポートを行うものである。これは、桐蔭横浜大学が教育の柱として掲げる少人数教育を、授業外でのサポートへと拡張したものであり、入学直後から卒業までの学生生活をサポートする、最初のステップとなる。
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