DIMENSIONが2号ファンドを設立。産業革新投資機構と上場企業創業者がLP出資
〜 ScienBiziP Japanとの連携により技術・知財領域の支援も可能に 〜
また2号ファンド設立に伴い、シャープ株式会社(以下、シャープ)の子会社であり知財サービスを提供しているScienBiziP Japan株式会社(本社:大阪市阿倍野区、以下、SBPJ)と技術・知財領域での連携を開始し、今後支援先企業への更なる貢献を進めてまいります。
当社は、2019年10月より国内ベンチャー投資ファンドDIMENSION(ディメンション)として活動を開始し、2022年の3月末までにスタートアップ24社への出資・支援を行ってきました。出資先企業はインターネットサービスの他、デジタルトランスフォーメーションやAI、SaaS、社会インフラなどの先端ビジネスを主に手掛け、半数以上が業界をリードする存在に成長しています。
2021年9月末にDIMENSION自身がMBO・独立し、「人・事業・組織に向き合い、まっすぐな志が報われる社会を創る」というビジョンの具現化を加速させるため、この度の「DIMENSION2号ファンド」を設立に至りました。
将来の日本をリードする起業家や社会的に意義のある事業の育成を通じ、市場の拡大と活性化、世の中に貢献していく所存です。
■2号ファンドの特徴「上場起業家によるアシスト体制の新設」
本ファンドは機関投資家の産業革新投資機構と上場企業創業者11名、事業会社、個人投資家がLP出資する国内VCファンドで、最終的なファンド総額は100億円規模を予定しています。これにより、ファンド規模を高めつつ、上場起業家が後輩起業家の経営推進をアシストする体制を新設し、ビジネスと信頼の輪を拡大してゆきます。
【出資対象】
1号ファンド同様、シード・アーリー及びIPO前のグロースステージのスタートアップが出資対象。従来のデジタル・インフラ・ヘルスケア・エンタメ以外にも、Deep Tech、MBO/スピンアウト支援にも幅を広げてゆきます。
【概要】
名称:DIMENSION2号投資事業有限責任組合
ファンド規模:約100億円(予定)
期間:2032年3月31日まで
投資対象:シード・アーリー及びIPO前のグロースステージのスタートアップ
■出資者 (敬称略、一部出資者については非公開)
■技術・知財アドバイザー就任について
今回、シャープ常務執行役員であり、SBPJ代表取締役社長も兼任する種谷元隆氏がアドバイザーとして就任します。SBPJは、日本、米国、中国、台湾などの国・地域にグローバル拠点を有し、200名以上の専門性が高いメンバーにより、ワンストップの知的財産プロフェッショナルサービスを提供しています。
種谷氏はデバイスからシステム、材料まで各種技術に広く精通しており、現在は社会にインパクトを与える世界初/世界一を誇る様々な独自技術により、新しいエコシステム(生態系)を構築することをミッションとしています。その知見により、研究開発から事業化までのプランニングにおけるアドバイス、事業拡大における知財観点でのフォローを支援先企業に行ってまいります。
種谷 元隆氏
京都大学大学院(修士課程)修了。
シャープの技術本部にて基盤技術やデバイス要素技術の研究開発に携わった後、電子デバイス事業の事業責任者や研究開発本部の研究所長を歴任。
現在は以下の役職を務める。
シャープ株式会社 常務執行役員 研究開発事業本部 本部長
シャープセミコンダクターイノベーション株式会社 会長
ScienBiziP Japan株式会社 代表取締役社長
東京大学ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構 客員教授
■コメント
産業革新投資機構(Japan Investment Corporation:JIC)
ファンド投資室長 マネージングディレクター 秦 由佳 氏
JICは、Society 5.0に向けたディープテック領域における新規事業創造の推進やMBOやスピンアウトを活用した国内事業会社等のオープンイノベーションの促進を期待して、DIMENSION2号ファンドへのLP投資を行うことを決定しました。DIMENSION2号ファンドは、1号ファンドから規模を拡大して運用が行われる見通しであり、今後のDIMENSION株式会社による国内スタートアップに対する更なる支援強化を期待するとともに、ひいては国内のベンチャーエコシステムの活性化にも繋がることを期待しております。
シャープ 常務執行役員 兼 SBPJ 代表取締役社長 種谷 元隆 氏
SBPJはDIMENSION株式会社と連携し、Deep Techに強みを持つスタートアップを中心に知財・技術戦略面で起業家をサポートすることとなりました。弊社のグローバルなワンストップ知財サービスや企業内知財部門として長年にわたって蓄積した戦略的知財運用のノウハウを活かして、スタートアップ企業の様々なステージでの成長に貢献して行きます。デバイスエンジニアの時代から数十年の親交のある宮宗さんとともに、独自のテクノロジーと知財を両輪として社会を変革するDeep Tech企業がDIMENSION2号ファンドから飛躍することを後押ししたいと思っています。
DIMENSION 代表取締役社長 宮宗 孝光
昨年9月末のMBO・独立後も、引き続き私共を信頼・応援くださる皆様と共に2号ファンドの設立ができ、大変うれしく思っています。
今回新たに産業革新投資機構にLP出資いただくことでファンド規模を高めつつ、上場企業創業・社長11名や連携している方々、私の最初の就職先シャープの先輩・種谷さん達の強みや経験も活用させていただきながら、Deep Tech含む出資先の経営推進や組織構築、MBO・スピンアウト支援に取り組みます。今後もDIMENSIONとして新たな価値創造と意義あるスタートアップ創出に注力してまいります。
■DIMENSION株式会社について(https://www.dimensionfund.co.jp/)
ビジョンは「人・事業・組織に向き合い、まっすぐな志が報われる社会を創る」。真摯に経営に向き合う起業家に出資し、事業拡大・上場を支援する国内ベンチャー投資ファンドDIMENSION(ディメンション)を運営。DIMENSION の提供価値は、豊富な事業グロースの知見と組織構築の支援。出資先複数の上場実績がある者や、取締役として上場・メガベンチャー化をけん引した者、大型買収・統合の成功経験をもつ大手企業の社長経験者、弁護士資格の保有者、技術者や事業立ち上げ経験者、ネット系企業の人材組織開発の責任者など、様々なバックグラウンドを持つ者でメンバーが構成されていることも特徴。
<会社概要>
代表者 : 代表取締役社長 宮宗 孝光
所在地 : 東京都港区虎ノ門 1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー 15階
設⽴ : 2019年7月
事業内容 : ベンチャー投資ファンド「DIMENSION」の運用・管理
(主にシード・アーリー及びIPO前のグロースステージ)
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