10代のためのクリエーションの学び舎「GAKU」、次世代のアーティスト・キュレーターを支援する「The 5th Floor」とともにアートキュレーションの授業を開講。
2023年11月に企画展の実現を目指し、4月より授業スタート。10代の生徒募集中
10代のための新たなクリエーションの学び舎「GAKU」では、アートキュレーションのクラス「CO-CURATING」を2023年4月より開講します。講師を務めるのは、オルタナティブ・スペース「The 5th Floor」キュレーター・髙木遊氏と岩田智哉氏。「The 5th Floor」では、元社員寮という特徴的な空間を活かしたキュレーション主導のプログラムを展開しつつ、地域大学によるワークショップや、国内外キュレーターを招請し展覧会を制作する「Curator in Residence」など、次世代のアーティスト・キュレーターの台頭、活躍を支援する取り組みも積極的に行われています。
今回の授業では、10代の生徒がキュレーターや学芸員やアーティストなど展示に携わる様々なゲストと交流をしながら、約半年間の期間にわたって企画展を制作します。なお、それらの成果は2023年11月ごろに展示発表を予定しています。生徒のひとりひとりと向き合っていくことを⼤切にするため、定員を10名に限定した少人数制の授業とし、さらには熱意のある10代を積極的に受け入れていくために授業料が無料になる特別招待枠も設けています。⽣徒募集は、3⽉8⽇(水)より開始。キュレーティングの方法論を学び、その新たな可能性を拓いていく取り組みにぜひご注目ください。
授業概要
CO-CURATING
日程:2023年4月23日(日)〜2023年9月17日(日)の隔週日曜日 16:00〜19:00(全11回)
*企画展の実施は授業後の11月を予定しています
対象:10代(中学生以上)
定員:最大10名
*アートやキュレーションに関心がある方ならどなたでも(経験は問いません)
会場:GAKU(渋谷PARCO 9階)及び有楽町会場
*有楽町の会場はお申し込み後に別途ご案内します。
料金:50,000円(税抜)
*参加費が無料となる特別招待枠も設けています。詳しくはページ下部をご覧ください
主宰:The 5th Floor、GAKU
特別協賛:三菱地所株式会社
授業詳細ページ:https://gaku.school/class/cocurating/
プレ授業のレポート:https://gaku.school/report/co-curating_0/
主宰
The 5th Floor
The 5th Floor(ザ・フィフス・フロア)は2020年2月、根津・池之端に誕生したオルタナティブ・スペース : キュレイトリアル・スペース。元社員寮の均一的なようでそれぞれ異なる5階3部屋、あるいはバルコニーや屋上など特有の空間を活かす、意欲的なキュレーション主導のプログラムを発表する。また、展覧会に加え、地域大学によるワークショップや、国内外キュレーターを招請し展覧会を制作する「Curator in Residence」など、次世代のアーティスト・キュレーターの台頭、活躍を支援する取り組みを行う。
メイン講師
岩田智哉 Tomoya Iwata
1995年愛知県生まれ。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科修了。 キュレーション史やキュレーターについて研究する一方、広く人間を超えた他者との理解可能性/不可能性について展覧会実践を通して模索。2022年4月より、キュレートリアル・スペースであるThe 5th Floorの代表理事/ディレクター。主な企画展覧会として「Alternarratives -ありえたかもしれない物語-」(オンライン, 2020)、「attunement」(東京, 2020)、「between / of」(東京, 2022)。
(Photo by Jukan Tateisi)
髙木遊 Yuu Takagi
1994年京都生まれ。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科修了、ラリュス賞受賞。 キュレイトリアル・スペースであるThe 5th Floor キュレーターおよび金沢21世紀美術館 アシスタント・キュレーター。ホワイトキューブにとらわれない場での実践を通して、共感の場としての展覧会のあり方を模索している。主な企画展覧会として「生きられた庭 / Le Jardin Convivial」(京都, 2019)、「二羽のウサギ / Between two stools」(東京, 2020)、「Standing Ovation / 四肢の向かう先」(静岡, 2021)、「アペルト17 SCAN THE WORLD 」(金沢, 2022)
(Photo by Jukan Tateisi)
メッセージ
「キュレーションとは、junction making(交差点を生み出すこと)である」
異なるもの同士を組み合わせて、新しい価値を生み出していくこと。これはあるキュレーターの言葉であり、キュレーションとは何かを端的に言い表しています。キュレーターは、展覧会という「場」を作る仕事です。そのために、それぞれ独自の視点を持つアーティストの声に耳を傾けること。ときにはアートに限らずさまざまなジャンルの専門家と協働すること。このようにアーティストや色々な人たちと一緒に、これまでになかった新たな交差点=未来を創り出していくことが今の時代に求められています。私もアーティストと一緒に未来を切り拓いていきたい!、と思ったみなさん。ぜひご参加をお待ちしております。
岩田智哉
控えめに言ってアートは最高です。「キュレーション」は、その最高なアートを生み出すアーティストと最高な時間を過ごせる役割だと思っています。本授業は「キュレーション」にて、現行、不可欠な「空間」をアーティストと僕たちと共に考えていきましょう。何が出来上がってくるかはわからないけど、一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。ご参加お待ちしてます。
髙木遊
プログラム
本クラスは、テーマの探求を経て、参加する生徒の皆さんが講師の方々とともにオリジナルの企画展を実現するプロジェクト型の授業となります。具体的には、お招きしたいアーティストのリサーチやプランニング、アーティストに参画を交渉するための「レター」の作成、展示作品を解説する「キャプション」の作成などを行います。なお、一方的な講義ではなく、授業毎の課題をもとにした対話の時間を大切にしたいと考えています。初回授業のガイダンスでは、生徒の皆さんそれぞれに関心のある展覧会へ足を運んでいただくことが事前課題となります。そこでの気づきや感想を発表しながら、これから一緒に活動を進めていくメンバーと交流していきます。
1:ガイダンス
キュレーターってどんな仕事?展覧会をつくるってどういうこと?具体的にどんな役割が必要なの?初回授業では、実際にキュレーターとして活動する講師の方々の職業観に触れていきながら、キュレーションについての学びを深めていきます。
2:ケーススタディ
みんなで企画展に足を運び、作品を鑑賞したり、実際に展示企画を担当するキュレーターや学芸員の方々から直接お話を伺ったりすることで、実際に仕事の現場を体感していきます。
3:キュレーション概論
実際にキュレーターとして企画展を作り上げていく上で検討すべきポイントを確認しながら、展示コンセプトの探求や参加アーティストのリサーチしていくための方法を学び、実践していきます。
4〜6:プランニングA
お招きしたいアーティストのリサーチやプランニングを経て、アーティストに参画を交渉するための「レター」の作成を進めていきます。また、講師の方々とともに実際に企画展を開催する会場へ足を運ぶことで、作品展示の方法や展示実施の具体的なイメージも掴んでいきます。
7〜10:プランニングB
アーティストとの打ち合わせを経て、展示の意味や意義を深めていきながら、展示作品を解説する「キャプション」の作成を進めていきます。さらに、展示会の空間的なレイアウト等のプランについても、講師の方々とのディスカッションを重ねながら検討していきます。
11:プラン発表
これまで作成を進めてきた「キャプション」とともに、アーティストや作品の概要をプロジェクトの成果としてまとめた「キュレーションノート」を発表します。(企画展の実現は授業後の11月を予定しています。展示期間中には企画者である生徒の皆さんによる例えばガイドツアーといった取り組みも検討したいと考えています。詳細は、授業内で検討していきます)
授業日程
2023年4月23日(日)16:00〜19:00 第1回 ガイダンス
2023年5月7日(日)13:00〜17:00 第2回 ケーススタディ
2023年5月21日(日)16:00〜19:00 第3回 リサーチ
2023年6月4日(日)16:00〜19:00 第4回 プランニングA
2023年6月18日(日)16:00〜19:00 第5回 プランニングA
2023年7月2日(日)16:00〜19:00 第6回 プランニングA
2023年7月30日(日)16:00〜19:00 第7回 プランニングB
2023年8月13日(日)16:00〜19:00 第8回 プランニングB
2023年8月27日(日)16:00〜19:00 第9回 プランニングB
2023年9月10日(日)16:00〜19:00 第10回 プランニングB
2023年9月17日(日)16:00〜19:00 第11回 プラン発表
特別協賛
三菱地所株式会社
三菱地所株式会社は「まちづくりを通じた社会への貢献」を基本使命に掲げ、東京駅周辺を主とした丸の内・大手町・有楽町エリアをはじめ、不動産に関する幅広い事業を展開する総合ディベロッパーです。2020年以降は「丸の内NEXTステージ」として有楽町・常盤橋を重点エリアと位置づけ、“人・企業が集まり交わることで新たな「価値」を生み出す舞台”を作ることを目指しています。中でも、有楽町エリアは“街の輝きは人がつくる”というコンセプトのもと、「有楽町 Micro STARs Dev.」というプロジェクトを始動し、クリエイティブな人材が集まり、活躍する場・仕組みづくりを模索・実行しています。
関連HP https://yurakucho-msd.com/
GAKUについて
名称 GAKU(ガク)
場所 渋谷 PARCO 9 階(東京都渋谷区宇田川町 15-1)
運営 LOGS inc.(ログズ株式会社 東京都中央区東日本橋2-26-8 MKKビル8F)
公式 HP https://gaku.school
問合せ先 info@gaku.school
10 代のためのクリエーションの学び舎「GAKU」 世界的なクリエイターを多く輩出するファッションデザインスクール「ここのがっこう」代表の山縣良和をディレクターに迎え、10代のためのクリエイティブ教育の場として、音楽、建築、食、ファッション、デザイン、アートなど多種多様なクラスを展開いたします。講師となるのは、国内外で活躍する“本物” のクリエイター達。未知なる存在と共に試行錯誤することにより、 自己の感性と思考に向き合い、豊かな精神を育むことを目指します。毎週水曜日にPodcast番組「ガクジン」配信中。 https://gaku.school/ |
本件に関するお問い合わせ
GAKU事務局
info@gaku.school(担当:佐藤海)
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