Zip Infrastructureと九州電力は、次世代交通システムの実用化に関する連携協定を締結
交通渋滞や移動手段の脱炭素化などの社会課題解決に向けた取り組みを推進
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Zip Infrastructure株式会社(以下「Zip Infrastructure」)と九州電力株式会社(以下「九州電力」)は、Zip Infrastructureが開発中の次世代交通システム Zippar※について、都市型交通としての利用が期待されることから、その実用化に向けた取組み等を進め、交通渋滞や移動手段不足、脱炭素化などの社会課題解決を図ることを目的とした連携協定を、本日締結しました。
Zip Infrastructureは、九州電力が地域に根差し長年の事業活動で培ったエネルギーサービス等に関する知見・ノウハウや広域にわたるリレーションシップを活かし、次世代交通システムの実用化を加速させることで、国内外の都市部で多くの経済損失を生む交通渋滞等の社会課題解決を目指します。
九州電力は、都市開発事業において、Zip Infrastructureが開発中の次世代交通システムを活用した取組みを通じて社会課題解決に貢献することで、「九電グループ経営ビジョン2030」で掲げる低炭素で持続可能な社会の実現を目指します。
※様々な乗り物の既存技術を組み合わせたシステムで、「低コスト」「自由設計」「自動運転」等の 特長があります。詳細はこちら:https://zip-infra.co.jp/#zipparfeatures
■ 連携協定の内容
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Zip Infrastructureが開発中の次世代交通システムの特徴を踏まえた、導入適地等に係る探索及び普及並びに技術的な研究に関する事項
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その他、九州地域等の交通渋滞や移動手段不足、脱炭素化などの社会課題解決に資する取組みに関する事項
■ 社会課題解決に資する具体的な取組み
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次世代交通システムの導入による交通渋滞や移動手段不足の解消
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次世代交通システムにおける電気モーター・バッテリーの活用と、環境に優しいエネルギー利用によるCO2排出量削減
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■ Zip Infrastructure株式会社について
Zip Infrastructureは、2018年に設立された慶應義塾大学発のスタートアップ企業です。世界の都市部で多くの経済損失を生む「渋滞問題」の解決を目指すための次世代交通システムの開発に取り組んでいます。Zip Infrastructureは2018 年より神奈川県にて開発を進め、2023年4月には神奈川県秦野市にて12人乗りテストモデル車両の走行に成功しています。現在は開発拠点を福島県南相馬市に移転しており、神奈川県や沖縄県豊見城市等各自治体と連携協定を締結しながら「渋滞のない、どこでも駅徒歩5分圏内となる世界」の創造を目指しています。
■ 九州電力株式会社について
九州電力は、1951年に設立され、国内電気事業に加え、再エネ事業、海外事業、都市開発事業等の成長事業を推進する企業です。「ずっと先まで、明るくしたい。」というブランドメッセージのもと、豊かで快適な生活につながる環境に優しいエネルギーをお届けするとともに、新たな技術の活用や他社とのアライアンスなどを通じて、社会課題の解決に貢献し、地域・社会とともに九州から未来を創っていきます。
また、「九電グループ経営ビジョン2030」で掲げた戦略の柱の1つである「持続可能なコミュニティの共創」を実現するため、2020年7月に都市開発事業本部を立ち上げ、九州を中心に国内外で様々な都市開発事業に取り組んでいます。今後も、都市開発事業の強化・成長に向け、様々な案件に取り組んでいくことにより、皆さまの生活や経済活動を支え、地域・社会の発展に貢献してまいります。
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