旭化成、バイオマス原料由来のポリアミド66の実用化検討加速へ
~米国Genomatica社とバイオHMDに関する戦略的パートナーシップを締結~
旭化成株式会社(本社:東京都千代田区、社長:小堀 秀毅、以下「当社」)は、米国のGenomatica, Inc(本社:米国カリフォルニア州、CEO:Christophe Schilling、以下「Genomatica社」)と、Genomatica社が現在開発中の「バイオマス原料をベースにしたヘキサメチレンジアミン(HMD)」(以下「バイオHMD」)に関する戦略的パートナーシップに合意したことをお知らせします。
- 背景
- 当社の取り組み
また、今回のポリアミド66を含むエンジニアリングプラスチックのバイオマス由来原料化に加え、今後はリサイクル原材料の積極的な活用を通じて、お客さまにとってのグローバルサステナブルパートナーとなることを目指してまいります。
このバイオテクノロジーの活用は、当社グループが目指す2050年までのカーボンニュートラル実現に寄与するものと考えており、当社自身のGHG排出量を削減し、お客さまの製品のライフサイクル全体での環境負荷の低減に貢献することも期待しています。
本パートナーシップに関する旭化成とGenomatica社のジョイントプレスリリースもご一読下さい。
https://www.genomatica.com/genomatica-and-asahi-kasei-nylon-partnership
(ご参考)
■Genomatica社の概要
Genomatica社は、バイオテクノロジーを活用し、現在多岐に使用されている化石燃料由来の製品や化学品を、より地球にやさしい製品へと作り変えています。同社は、化石燃料に代わり植物または廃棄物を原料とし、各種産業で用いられる化学品をより持続可能なものにするための技術開発、スケールアップを実施しており、ブランドやサプライチェーンの気候変動に対する目標達成および透明性の確保に貢献しています。また、Genomatica社はプラスチックや化粧品に使用されるより持続可能な化学品を既に商業化しており、現在、植物由来ポリアミド、家庭用洗剤などの開発に取り組んでいます。
詳細については、https://www.genomatica.com をご覧ください。
※1:ポリアミド66について
ポリアミドは、化学構造から主にポリアミド66とポリアミド6に分けられます。ポリアミド66はより耐熱性や強度に優れていることから、自動車や電子部品など工業部材向け需要が多く、ポリアミド6はアパレル向け繊維の需要が多いです。
※2:「レオナTM」について
当社は、HMDを原料とするポリアミド66、ポリアミド6I、ポリアミド612に加えて、ひまし油といった植物由来の原料をベースにしたポリアミド610などのエンジニアリングプラスチックをアジアで唯一、原料から製品まで一貫生産するメーカーであり、自動車や電子製品向けの樹脂成形材料、エアバッグ向け原糸・基布、タイヤコードなどお客さまのニーズに応じた最適な素材を提供しています。
■旭化成のエンジニアリングプラスチック総合情報について
https://www.asahi-kasei-plastics.com
■旭化成グループのサステナビリティついて
https://www.asahi-kasei.com/jp/sustainability/
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