日韓74名作家の「日・韓美術交流展」大阪で開催
日韓ベテラン・新鋭芸術家の油絵・水彩・彫刻・陶磁器など多様な作品並ぶ
今年で21周年を迎える日本と韓国の美術団体の交流展「2023年 日・韓美術交流展」が駐大阪韓国文化院 ミリネギャラリー(院長 鄭泰九、大阪市北区)にて、6月9日(金)開幕する。
この度の交流展は、民間の美術団体である韓国の「シムシムハジアヌンハッキョ(退屈しない学校)」、日本の「どうとん堀クロッキー研究所」と駐大阪韓国文化院が共同で開催する。2003年から続けられている「日・韓美術交流展」は、毎年日本と韓国を行き来しながら開催されてきた。参加する作家たちは、コロナ禍にもかかわらず、両国の芸術交流への熱望により、作品だけでの交流を約3年間続けてきた。
韓国では46名、日本では28名の作家が作品を出展し、歴代最多の74名の作家が参加する。そして、出展された作品のバリエーションも豊富で、油絵、水彩、彫刻、陶磁器などジャンルを超えた様々な作品が出展され、観覧客は両国の美術作品を一ヶ所で鑑賞できる。
また、7月には、韓国ソウルのILZOWON(イルジョウォン)ギャラリーや安山(アンサン)のギャラリーSTILLでも巡回展を開催する予定である。
主な出展作家として、韓国の金鈴(キム・リョン)、李範憲(イ ボミョン)、金錫煥(キム・ソクァン)、日本の迫畑和生、玉野勢三、金石出、洪性翊など、ベテランと新鋭を問わず両国美術界の才能あふれる作家たちが勢揃いする。
また、展示初日の9日には、関係者及び作家たちが集まる開幕式を開催する。特に、この3年間コロナにより叶わなかった韓国作家たちの来日も予定されていて、日韓作家たちの再会も実現する予定である。開幕式には教育、芸術、メディアなど各界の関係者及び一般市民約100名が参加する予定。
展示主催の駐大阪韓国文化院の鄭泰九 院長は《今年で21周年を迎える「日・韓美術交流展」は、日韓の美術の国際交流の分野において、機関と民間が協力する公共ガバナンスの実現というとても重要な意味を持っている。また、この度の展示を通じて、日韓の才能ある作家たちに、海外での作品活動の機会を作り、交流するきっかけとなると期待している。》と展示開催の意義を述べた。
この度の展示は、6月17日(土)まで開催される。
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