ORENDA WORLD、公的データを分析、AI画像認識・骨格検知システム「SMART VISION」で新時代の技能伝承を提言
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株式会社ORENDA WORLD(本社:東京都港区、代表取締役社長:澁谷 陽史、以下 ORENDA)は、この度、経済産業省や中小企業庁が公開する事業承継・労働環境に関するオープンデータを独自に分析しました。その結果、「後継者不足」という言葉の裏で、より深刻な「指導者・指導法の不在」が事業継続の大きな障壁となっている実態が明らかになりました。ORENDAは、マニュアル化が困難だった“匠の技”の正体がベテランの「視線」や「身体の使い方」にあると定義し、AI技術でこの課題を解決する新たな技能継承の形を提言します。
■調査の背景
「後継者がいないから廃業するしかない」。そう思われていますが、現場の本当の悲鳴は別にありました。公的データは、廃業を考える企業の多くが「後継者」以前に「技術を教える人・方法がない」という深刻な課題に直面している実態を浮き彫りにします。
長年かけて培われた“匠の技”の正体は、実はマニュアル化が困難なベテランの「視線」や「身体の使い方」にあったのです。ORENDAは、この社会課題に対し、AIの“目”で挑み、技術継承に革命をもたらす新常識を提言すべく、本調査分析を実施しました。
■調査サマリー
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技能継承の最大の課題は「後継者」ではなく「指導する人材・時間の不足」。
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“匠の技”の正体は、言語化できない「視線」や「身体の動き」。従来型OJTでの伝承は限界に。
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AIの「目」がベテランの動きを学習・比較。いつでもどこでも匠の技を学べる新時代へ。
■【分析結果1】本当の課題は「後継者」ではなく「指導者」の不在だった

経済産業省の調査では、技能継承の課題として「指導する人材の不足」が常に上位に挙げられます。これは、若手がいないのではなく、いても教えられないという構造的な問題を示しています。
熟練技術者は自身の業務に追われ、マンツーマンで指導する時間も確保できません。さらに深刻なのは、彼らの持つ“カン・コツ”が言語化・マニュアル化が極めて困難な「暗黙知」である点です。これでは、いくら意欲のある若手がいても技術は途絶えてしまい、事業の継続が危ぶまれます。
■【分析結果2】匠の技の正体は「目」と「身体」。AIでなければ継承できない領域

例えば、優れた組立工は、部品を持つ手の角度や腰のひねり方など、全身を無駄なく使って効率的に作業を行います。これはまさに「身体の使い方」そのものであり、言葉で細かく教えるのは不可能です。この「身体に染み付いた動き」こそが匠の技の正体であり、従来のOJTでは継承が困難だった領域です。
しかし、現代のAI技術、特に画像認識や骨格検知AIは、このベテランの「動き」をデータとして学習し、若手の動きと比較・評価することが可能になりました。AIは、人間には伝えきれなかった身体感覚の領域を、客観的なデータとして次世代に橋渡しする役割を担えるのです。
■今後の展望
我々は、技術継承問題の本質を「伝達手段の限界」だと捉えています。もはや“人から人へ”という伝統的な手法だけでは、失われる技術のスピードに追いつけません。
解決の鍵は、AIに“匠の目”をインストールし、24時間365日稼働するデジタル指導員として現場に配置することです。AIが熟練者の動きを「お手本」として記憶し、若手の動きと比較してリアルタイムでフィードバックする。これにより、若手は時間や場所に縛られず、自分のペースで何度でも正しいフォームを学ぶことができ、技術継承のスピードと質は飛躍的に向上します。
■解決策のご提案:AI画像認識・骨格検知システム「SMART VISION」

ORENDAの「SMART VISION(スマートビジョン)」は、まさにこの「匠の目」をAIで実現するソリューションです。お手持ちのカメラで熟練者の作業を撮影するだけで、その動きをAIが学習。若手社員が同じ作業をすると、AIが骨格検知技術を用いて動きを比較・分析し、リアルタイムでフィードバックを返します。
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AIによる技術の学習・データ化: お手持ちのカメラで熟練者の作業を撮影するだけで、AIがその動きを学習し、データ化します。
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リアルタイム比較・フィードバック: AIが骨格検知技術を用いて若手の動きと比較・分析し、リアルタイムでフィードバックを提供します。
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時間と場所を選ばない研修環境: まるでベテランが隣で指導してくれるかのような研修環境を、いつでもどこでも実現します。
ORENDAは「SMART VISION」を通じて、製造業や建設業をはじめ、あらゆる現場の技術継承問題に貢献してまいります。
「SMART VISION」サービスサイト: http://smartvision.orenda.co.jp/
【株式会社ORENDA WORLD】
「デザインとテクノロジーを用いて、人々に感動と心揺さぶる体験を届ける」をビジョンにかかげ、ゲーム開発における技術を活かして社会課題を解決するソリューションを提供している。
コンピューターグラフィックス・映像分野とコラボレーションさせた、デジタルヒューマン・メタバースコンテンツへの音声合成技術の活用にも積極的に取り組む。
会 社 名:株式会社ORENDA WORLD
設 立:2015年7月15日
所 在 地:東京都港区北青山一丁目3番6号 SIビル青山
U R L:https://orenda.co.jp/
代 表 者:代表取締役 澁谷陽史
事業内容:AIソリューション事業、デザイン開発事業、地方創生事業
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