池上彰氏が角川武蔵野ミュージアムの館長に就任
■グランドオープンから4年の節目に新館長を迎え、松岡正剛氏の遺志を継いで5年目の船出
角川武蔵野ミュージアムは2020年11月6日のグランドオープンから4周年を迎えました。この間、初代館長の松岡正剛氏の下、図書館、美術館、博物館が融合した「まぜまぜ」のミュージアムとして、エディットタウン、本棚劇場、デジタルアートの他様々な企画展などの、革新的な展示や企画を行ってまいりました。
松岡正剛氏は、在任中の2024年8月12日(月)に逝去いたしましたが、今回、ジャーナリストの池上彰氏が、その遺志を継いで2024年11月1日(金)より当館の館長として就任いたしました。
国際政治や時事のみならず、文化や教育にも広い知見を持つ池上氏を館長に迎え、角川武蔵野ミュージアムならではのさらに幅広い「まぜまぜ」を実現し、他に類のない文化複合施設として前進してまいります。
■館長就任のご挨拶
このたび松岡正剛氏の後任として角川武蔵野ミュージアム館長に就任した池上彰です。「知の巨人」の松岡氏逝去の空白を埋めることは到底できませんが、できる限り遺志を継いで参りたいと思っています。
角川武蔵野ミュージアムは不思議な空間です。図書館なのか美術館なのか博物館なのか。いや、そもそもこういう分類の仕方が通用しないのが、このミュージアムです。いわば「ごちゃまぜ」と称してもいいでしょう。
この「ごちゃまぜ」が、新しい時代を創造することになるのだと思います。先日スタッフの皆さんの案内で館内を見て回りました。ハードとソフトの表現しようのない混淆に魅了、いや圧倒されました。
館長が務まるかと不安になりましたが、私ひとりが張り切っても無駄ですね。「ごちゃまぜ」の中から全く新しい文化さらには文明を創り出していこうというスタッフの意気込みに感動しました。ミュージアム発展のために努めて参ります。どうぞよろしくお願いします。
2024年11月1日 池上 彰
●新館長プロフィール
池上 彰(いけがみ あきら)。1950年8月、長野県松本市生まれ。1973年、慶應義塾大学経済学部を卒業、NHKに記者として入局。松江、呉での勤務を経て東京の報道局社会部。警視庁、気象庁、文部省、宮内庁などを担当。1994年から2005年まで「週刊こどもニュース」の”お父さん”。2005年にNHKを退社してフリーランスのジャーナリストに。現在、名城大学や東京科学大学、立教大学、愛知学院大学、信州大学など5つの大学で教える。
■「角川武蔵野ミュージアム」について
図書館、美術館、博物館が融合した文化複合施設(館長:池上彰)。
初代館長の松岡正剛氏が世界を読み解く9つの文脈に沿って独自の配架をした「ブックストリート」、博物学者の荒俣宏氏が監修する「荒俣ワンダー秘宝館」、「本と遊び、本と交わる」をテーマにした「本棚劇場」、これら「エディットタウン」は当館のメインエリアです。本棚劇場では、360度を取り囲む高さ8mの巨大本棚にプロジェクションマッピングが映し出されます。
また、マンガや多数の出版社のライトノベルが並ぶ「マンガ・ラノベ図書館」や、企画展が開催される「グランドギャラリー」など、松岡氏が提唱した「想像力とアニマに遊ぶミュージアム」として、様々な「まぜまぜ」を提供します。
建築デザイン監修は隈研吾氏、アート部門ディレクターは神野真吾氏。
公式サイト:https://kadcul.com/
X(旧twitter):https://x.com/Kadokawa_Museum
Instagram:https://www.instagram.com/kadokawa_culture_museum
Facebook:https://www.facebook.com/kadokawaculturemuseum
一般の方からのお問い合わせ:0570-017-396(受付時間:10:00-18:00)
■角川文化振興財団について
角川文化振興財団は「わが国の文化の振興に寄与する」という財団の設立目的実現のために、文芸の成果に対する授賞、文芸に関する出版、文芸の研究や著述の刊行への助成、映画芸術振興に関する助成、また文芸・映画資料の収集・保存・展示等、様々な事業を行っております。
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