家電を知り尽す専門家達が、今年の逸品を選出 「All About 家電アワード2018」全27部門の受賞商品が決定
~ 今年のキーワードは家電の未来を見据える「コネクト家電」と家庭内働き方改革の担い役「時産家電」~
当アワードは、信頼性の高い専門家のお墨付きとともに、それぞれのライフスタイルに沿った最新の家電情報を提供することで、生活者に満足感を与える購買体験をサポートすることを目指します。
■All About 家電アワード 2018のURL
https://allabout.co.jp/feature/sp_kadenaward2018/
■受賞商品一例
■審査員ガイドの2018年家電業界注目トピックス
「家電」ガイド 戸井田園子氏
●コネクト家電登場の兆し
家電がネットにつながるのは当たり前の世界に比べ、開発が遅れているのが日本の現状。世界はいま、家電同士、家電とサービスがつながる「コネクテッド」が進行中です。一方日本では、「AIoT※」を提唱し具体的な製品提案をしていたのは、シャープのみ。1日でも早く多くのメーカーが本気で開発に着手してくれることを期待していた中、今年2月に日立が「コネクテッド家電」に力を入れると発表をしたり、ダイキンがAIスピーカーとの連動を拡大するなど、いよいよ「コネクテッド」に参入する兆しがアチコチで見え始めました。「ニーズがないから開発をしない」のではなく、メーカー主導で家電の未来を消費者に見せるのが、まさに今です!「兆し」を大事に育てて欲しいと思います。
※AI(人工知能)+IoTを組み合わせた、シャープが提唱する造語
「家電」ガイド 滝田勝紀氏
●時短を一歩進めた時産家電がブーム
夫婦共働き世帯が増え、家庭内でも働き改革を実行しないと、家事を満足に全てこなすことはできない状況に。もはや時短という対策では実現不可能になり、その一歩先行く“時産”家電がブームに。具体的には電気鍋や食洗機、ロボット掃除機などの高性能化などがより顕著になり、もはや洗濯機やエアコンなどと同様、導入しない理由がないほどいい製品が豊富に揃い始めています。人がやる必要がないものを、家電に任せてしまうという“家事をアウトソーシング”する流れは、2018年を皮切りに、より加速していくことは間違いありません。
「パソコン周辺機器」ガイド 安蔵靖志氏
●米アマゾンと中国ハイアールの提携発表
米アマゾンと世界の家電市場でトップクラスのシェアを持つ中国ハイアールがコネクテッド家電(ネット家電)の開発に向けて技術提携を発表したのは大きなインパクトでした。アマゾンはECサイトだけでなく、機器同士をネット経由でつなげるために必要な「クラウドサービス」のプラットフォーム、声で家電などを操作できる「スマートスピーカー」なども提供しているため、日本を含めた世界中にハイアール×アマゾンのコネクテッド家電が一気に広がっていくかもしれません。日本の企業も家電のコネクテッド化を進めているところなので応援したいところですが、2社の“巨人”の動向は今後とも要注目です。
「デジタル・白物家電」 ガイド コヤマタカヒロ氏
●スティック掃除機戦国時代
2018年最も盛り上がった白物家電がスティック掃除機です。パナソニックからはフラグシップモデルとなる「パワーコードレス」が登場。ダイソンも「V10」が好評です。また北米市場で高いシェアを誇るシャークも日本市場に参入しています。シェア面でも、キャニスター型掃除機を追い抜き、今やスティック掃除機がトップ。 2019年もその勢いは続きそうです。
「美容家電・育児用品」ガイド 田中真紀子氏
●美容家電のIoT化
IoTの波がついに美容家電界にも到来。すでに、スマホで測定した肌の状態に合わせて美容液や乳液を調合するシステムや、測定結果をもとに最適なコースを自動選択する美顔器、搭載カメラで肌分析して適切なスキンケア方法をアドバイスするミラーなどが登場しています。そもそも効果的な美容法は個々の肌質やその日のコンディションによって変わってきますので、専門知識がなくても、その都度最適なケアができるのは画期的なこと。肌分析で肌の状態がよくなれば、ケアへのモチベーションも上がりますので、導入器がますます増えていくことを期待しています。
「家電マーケティング」ガイド 伊森ちづる氏
●IoT対応家電の増加
ネットと接続するIoT家電のラインアップが増えている。スマホを使って家電が操作できるだけでなく、ネット経由で取得した気象情報を元に家電の使い方をアドバイスする機能なども備えており、ますますできることが増えている。とはいえ、海外に目を向けると、冷凍食品業者やスーパーなどとサービス連携をすすめるボッシュ、車の帰宅のルートを把握してオーブンの予熱をすませるシーメンスなど、日本よりもIoT機器が生活そのものを変化させるものへと進化している、こうしたグローバルの動きに対し日本メーカーがどのような戦略を打ち立てていくのかが来年の注目ポイント。
【対象商品】
2017年10月~2018年12月5日に発売された白物家電
【審査方法】
全27部門につき、7人のAll Aboutガイドが、各部門において優秀だと認める商品を計90点選出。
【審査員】
All About 家電ガイド
戸井田園子氏、滝田勝紀氏、安蔵靖志氏、コヤマタカヒロ氏、田中真紀子氏、伊森ちづる氏
藤村岳氏(※シェーバー部門のみ)
■「All About」について http://allabout.co.jp/
約1,300のテーマごとに、専門の知識や経験を持った人=「ガイド」が、その分野に関する信頼性の高い情報を提供する総合情報サイトを運営。2001年2月15日のサイトオープン以来、順調にユーザ数を伸ばし、月間総利用者数は約2,500万人(2018年7月実績、PC・スマートフォン・モバイル含む)となっています。「あなたの明日が動きだす」というサイトスローガンのもと、システムだけでは到達しない満足度へ“人”がナビゲートするサービスです。
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