シェアサイクルCOGICOGI、ユーグレナ、面白法人カヤックと業務連携し、沖縄県石垣島でシェアサイクルを開始。
コギコギ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:中島幹彰、以下コギコギ)は、株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:出雲充、以下「ユーグレナ」)、面白法人カヤック(本社:神奈川県鎌倉市、代表取締役CEO:柳澤大輔、以下「カヤック」)と連携し、ダイセン産業株式会社(本社:大阪府大阪市、取締役社長:淡路満、以下「ダイセン産業」)との共同事業として、沖縄県の石垣島でシェアサイクルの提供を開始したことをお知らせします。
石垣島は沖縄本島から南西に400kmに位置し、サンゴ礁の海に囲まれ、山々がつらなる自然豊かな島です。ユーグレナ石垣港離島ターミナルから竹富島や西表島などへフェリーが出ており、八重山諸島への玄関口でもあります。近年、新石垣空港の開港やLCCの開通に伴い年々増加していた観光客数は、2021年で55万人が来島しており、同時に多くの移住者を惹きつけています。
コギコギは、ローカルモビリティの構築、再生を目指して事業展開をしているスタートアップです。全国20ヶ所以上の地域で、事業展開、実証実験の支援を行ってきました。ローカルモビリティ事業の一環として、コギコギはダイセン産業と共同で、京都府京都市および和歌山県白浜町にて、シェアサイクルサービスを展開しており、次の展開エリアの検討をして参りました。
今回、石垣島との結びつきが強いユーグレナと、石垣島で地域通貨「まーる」を展開しているカヤック、両社と連携し、石垣島でシェアサイクルの提供を開始します。2022年5月末よりプレオープン期間として試験導入をしてきまして、今回、2022年9月より正式に開始いたします。
ユーグレナは、2005年に石垣島にて、世界で初めて微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確立に成功。現在は微細藻類ユーグレナ、クロレラなどを活用した食品、化粧品等の開発・販売のほか、バイオ燃料の製造開発、遺伝子解析サービスの提供を行っている会社です。
現在、石垣島では、石垣島内の児童・生徒を中心としたスポーツや教育の支援を行うほか、各種環境活動などを行う「みーふぁいゆープロジェクト」、石垣島ユーグレナおよび沖縄の特産品の魅力を広くアピールする「ぬちぐすいプロジェクト」を実施しています。
カヤックは2002年から鎌倉に本社を置き、鎌倉で働く人が誰でも利用できる「まちの社員食堂」や起業支援拠点「HATSU鎌倉」など、コミュニティ活性の拠点となる施設を運営。2020年には「ちいき資本主義事業部」を設立し、当社が鎌倉で地域コミュニティの一員として取り組んできたまちづくりの経験を、移住スカウトサービスの「SMOUT」や、コミュニティ通貨(地域電子通貨)サービスの「まちのコイン」としてご提供し、地方創生に力を入れています。2021年に石垣市に子会社「カヤックゼロ」を設立。当該子会社は、石垣島で「まーる(石垣島での通貨名)」の導入及び運営やコワーキング施設「チャンレンジ石垣島」の運営をおこなっています。
■両社との協業内容
ユーグレナは、石垣島の中心地にある商店街「ユーグレナモール」の隣接地にアンテナショップ「ユーグレナガーデン」の店舗横スペースを、シェアサイクルのポートの用地として提供し、また島内外へのシェアサイクルのPRの協力をいただきます。また、SDG'sに向けた共同の取り組みとしてユーグレナガーデンを拠点としたサステナブルな取り組みを検討しています。
カヤックは、「チャレンジ石垣島」のスペースをシェアサイクルのポート用地として提供。また「まーる」とシェアサイクルの連携により、コギコギと共に、交流人口、関係人口の増大を目指します。具体的には、以下の取り組みを検討しています。
・地域通貨「まーる」をあげるとシェアサイクルが借りられる
・シェアサイクル運営のお手伝いをすると「まーる」がもらえる
・「まーる」のスタンプラリー機能による、サイクリングコースやサイクリングツアーの企画
・移住体験者向けの石垣島を満喫できるモデルコースの企画、発信
現在、コギコギとカヤックは、鎌倉エリアで既に協業しており、カヤック本社前の「面白法人カヤックポート」にて、「クルッポ(鎌倉での通貨名)」を使ってシェアサイクルが借りられる取り組みを試験的に実施しています。
■サービス・事業スキームの概要
ポート数 :2ポート(ユーグレナガーデン、チャレンジ石垣島)
導入台数 :10台
利用料金 :3時間1,500円、12時間3,000円、24時間3,500円
事業主体 :ダイセン産業
システム提供 :コギコギ
URL :https://cogicogi.jp/smart/port-ishigaki.html
■今後の展開
ユーグレナガーデンとチャレンジ石垣島の2ポート・10台から開始し、市街地エリアを中心として順次ポートと自転車を追加し、2025年までに20ポート・100台体制を目指します。
■コギコギについて
コギコギは、 ローカルモビリティの構築、再生を目指して事業展開をしているスタートアップです。2022年9月現在、北海道(恵庭、東川)、東北(楢葉)、関東(東京、鎌倉湘南)、中部(小淵沢、下呂温泉)、関西(京都、大阪、白浜、亀岡、伊勢)、中国(萩)、九州(福岡、基山)、そして今回の沖縄(石垣島)の16エリアでシェアサイクルサービスを提供しています。
<会社概要:コギコギ>
会社名 :コギコギ株式会社
代表者 :中島 幹彰
設立 :2011年4月
資本金 :1.3億円(資本準備金含む)
事業内容 :ローカルモビリティ事業
:コミュニティモビリティ事業
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