業界で先進となる“新築住宅全棟シミュレーション”を開始 繰り返しの地震にも「外壁損傷20%以下」を基準に 北洲の「サステナブル耐震®」のさらなる安全性向上を追求

住宅メーカー・建設資材販売の株式会社北洲(本社:宮城県富谷市、代表取締役社長:村上ひろみ)は12月1日から、北洲ハウジングの新築住宅全棟を対象に、繰り返しの地震に対する耐震性能を可視化するシミュレーションを開始します(※1)。枠組壁工法の新築住宅全棟を対象にシミュレーションを実施することは、住宅メーカーとして先進的な取り組みです。東日本大震災の被災地を拠点とする当社は、耐震性能と制震性能に優れた「サステナブル耐震®」(詳細は次ページ参照)を新築住宅に標準採用するなど、住まう方の命を守り、安全・安心にくらせる家づくりを追求し続けており、当シミュレーション導入により、当社が手掛ける住宅の高い安全性のさらなる向上を目指します。
シミュレーションは、京都大学生存圏研究所の中川貴文准教授が開発した木造住宅倒壊解析ソフトウェア「Wallstat」(※2)を使用。パソコン上で振動台実験のようなシミュレーションができ、当社が実施するシミュレーションでは、2011年3月11日に発生した東日本大震災2回と建築基準法で定められる地震波(極稀地震1.5倍・震度6強相当)1回の、合計3回を入力して解析します。Wallstatは建物が倒壊に至る過程を解析するソフトウェアですが、当社では上記の繰り返しの地震でも外壁損傷20%以下を判定基準とし、繰り返される大きな地震にも耐えられる当社の新築住宅の安全性を「見える化」します。シミュレーション結果は、各物件の構造計画チェックのタイミングでご提供し、弱い箇所が見つかれば安全が確認できるまで補強します。
また、物件ごとのシミュレーション以前に、北洲の「サステナブル耐震®」の住宅が繰り返しの地震に強いことを分かりやすく確認いただける動画を作成しました。北洲仕様(サステナブル耐震®)、耐震等級3、耐震等級1の3パターンの住宅に、当社が実施する揺れを加え、比較したシミュレーションの動画です。動画は東日本大震災2回後の極稀地震の揺れから始まり、耐震等級1が地震直後に大破して居住不能、耐震等級3も住み続けるのが危険な状態となった一方で、北洲仕様の家は全ての揺れを経ても居住者の生命を守れる耐力を有する、高い性能を示す結果をご覧いただけます。
■シミュレーション動画 https://youtu.be/NcPlx-zSd_M
※1 プラン・仕様によっては実施できない場合もあります。
※2 Wallstatは木造軸組工法を対象とするソフトウェアですが、J建築システム株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役:手塚純一)の協力のもと、中川准教授に助言をいただきながら、枠組壁工法にも使用できるようモデル化を進めてまいりました。
■北洲ハウジングの「サステナブル耐震®」(耐震等級3+制震装置)
北洲ハウジングの新築住宅は、「耐震」と「制震」の2つの地震対策を組み合わせた「サステナブル耐震®」を標準仕様としています。優れた耐震性のツーバイフォー工法・耐震等級3に加え、繰り返し起きる地震に強さを発揮する制震システム「MIRIE(ミライエ)」、基礎の水平ハンチ、木割れ防止釘を採用しています。

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