KIIが創薬スタートアップのフェリクスに出資

新たな細胞死であるフェロトーシスを検知する新規創薬プラットフォームを構築

慶應イノベーション・イニシアティブは、九州大学発スタートアップである株式会社フェリクスに対して出資をいたしました。フェリクスは今回の増資により総額約3億円の資金調達を実施し、独自のスクリーニングプラットフォームを活用した新規医薬品開発を進めます。

慶應イノベーション・イニシアティブ(本社:東京都港区、代表取締役社長 山岸広太郎、以下KII)は、弊社が運営するファンドより、九州大学発スタートアップである株式会社フェリクス(本社:福岡県福岡市、代表取締役 國信健一郎、以下 フェリクス)に対して第三者割当増資による出資をいたしました。他の出資者からの調達も含め、今回の第三者割当増資によるフェリクスの調達額は総額約3億円となります。

◆フェロトーシスを検知する技術を活用して新規創薬プラットフォームを構築
フェロトーシスは2012年に新たに報告された、脂質過酸化物などの蓄積によって引き起こされる細胞死です。近年、フェロト―シスはがんや虚血再灌流障害、神経変性疾患など、多くの疾患との関連が報告されており、新たな創薬ターゲットとして研究が盛んに行われています。フェリクスでは、フェロトーシスをターゲットとした独自の創薬スクリーニングプラットフォームを構築しました。既に、眼科・神経・新生児領域にて有望な治療薬候補を特定し、独自のパイプラインとして研究開発を進めています。また、本プラットフォームを活用することにより、今後さらなるパイプラインの拡大、および製薬企業等との提携も進める予定です。


■会社概要
会社名 :株式会社フェリクス
所在地 :福岡県久留米市百年公園1番1号
代表者 :代表取締役 國信 健一郎
事業内容:独自の創薬スクリーニングプラットフォームを用いた新たな治療薬の開発
U R L  :https://www.feliqs.com/
 

◆慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)について
KIIは、2015年12月に、主に慶應義塾大学の研究成果を活用したスタートアップを支援するため創設されました。また、2020年1月からは、慶應義塾大学に限らずシード・アーリーステージからのリード投資を中心に、デジタルテクノロジーによる社会の革新や、医療・健康などの課題解決に取り組む技術系スタートアップに投資対象を広げ投資活動を推進しています。
スタートアップへの投資育成を通じて日本が誇る大学等の研究機関の技術や知的財産といった優れた研究成果の社会実装を推進し社会貢献の一翼を担うと同時に、ベンチャーキャピタルファンドとして高い収益性を確保し持続的なイノベーションエコシステムの構築に取り組んで参ります。

<KIIの概要>
商号  :株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ(Keio Innovation Initiative, Inc.)
事業内容:大学発技術系ベンチャー企業の育成、ベンチャーキャピタルファンドの運営
資本金等:1億円(資本準備金5000万円を含む)
代表者 :代表取締役社長 山岸広太郎
URL  :https://www.keio-innovation.co.jp

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会社概要

URL
https://www.keio-innovation.co.jp
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区三田1-4-28 三田国際ビル10F
電話番号
-
代表者名
山岸広太郎
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2015年12月