マカフィー、安全な夏休みを過ごすための旅行に関するレポートを発表

日本人の8割が海外渡航先におけるデジタル上の安全性に懸念を抱いている一方、対策を講じているのは1割にとどまることが明らかに

マカフィー株式会社

マカフィー株式会社(本社:東京都渋谷区)は、日本を含む世界7ヵ国の成人7,000人を対象に、オンラインでの旅行計画や予約の安全性、海外旅行中のデジタルツールへの慎重さについて調査した、より安全に夏休みを過ごすための旅行に関するレポートを発表しました。

調査によると、成人の30%が、旅行予約の際に旅費を節約しようとしてオンライン詐欺の被害に遭ったことがある、もしくはそのような被害に遭った知人がいると回答しました。詐欺の被害に遭った人のうち34%は、旅行前に1,000ドル以上を失い、66%は1,000ドル以下の旅費を失いました。日本では、旅行詐欺の被害に遭った人の 35% が 1,000 ドル(約138,605円)以上の被害に遭っています。

今年休暇を過ごす人の62%が国内旅行を、42%が海外旅行を計画しています。特に日本人は旅行予約を全てオンライン上で手配する傾向が最も高く、今年旅行を予約する予定、またはすでに予約した人の 80% がすべての予約をオンラインのみで行っていることが明らかになりました。(世界平均は 68%)

そんな中、インフレによる物価上昇で生活費危機が大きな障壁となっている今日、休暇時期の割引キャンペーンへの関心が高まり、旅行割引サイトの利用も増えていることから、詐欺に引っかかりやすい休暇取得予定者に対する新たな懸念が本調査により明らかになりました。実際に、50% の日本人が、生活費上昇やインフレ危機を考慮して、休暇時期の特別割引を探す傾向にあると回答している他、27% がお得な価格で購入するためであれば、これまで利用したことのない旅行予約サイトも利用すると回答しています。そのため、旅行者は詐欺に引っかからないように注意を払う必要があります。


旅行詐欺にはさまざまな形態があり、調査によると、全成人の14%が詐欺的なプラットフォームを通じて支払いを騙された経験があり、18%がオンライン予約時にIDを盗まれた経験があると回答しています。このうち、7%がパスポート情報を、11%がその他の個人を特定できる情報を偽サイトに入力してしまったという結果になりました。 


消費者の感情と行動の不一致

 

さらに本調査では、旅行中の安全なオンライン上での行動だけでなく、旅行中の人々の感情と行動の間に矛盾があることも明らかになりました。


40% の日本人が、休暇中のスリなどの物理的な脅威よりもデジタル上の脅威のほうが多く発生するのではないかと感じています。これは世界平均の 26% を大きく上回っており、世界的に見ても最も高い割合で、日本人の警戒意識の高さが伺えます。また、 88%の日本人が旅行中に無料の公共 Wi-Fi に接続することにセキュリティ上の懸念を抱いており、20% がセキュリティ上の懸念を理由に接続しないことを選択しているようです。


日本人の80% が休暇中に個人情報が漏えいする懸念があると回答している一方、積極的に対策を講じているのは 10% に過ぎません。休暇中も自宅と同じようにオンライン セキュリティに気をつけていると回答した日本人は、わずか 29% でした。これは、世界平均が 45%、オーストラリアが 41%、米国が 53% である中、世界で最も低い割合です。さらに、日本人の半数以上 (56%) が、オンライン セキュリティ対策を休暇中の最優先事項として考えていないと回答し、17% がオンライン セキュリティについて全く考えていないと回答しています (世界で最も高い割合)。これらの結果から、日本人は警戒心の度合いが高いにもかかわらず、データやデバイスに関する保護対策を休暇中も維持する傾向が世界的に最も低いことが分かりました。


グローバルの調査結果からも、リスクを知っていても、旅行者が不用心な行動をしてしまうのを止めることはできないことが伺えます。休暇中にスマートフォンを使うオンラインアクティビティとしては、ソーシャルメディアが圧倒的に多い(60%)ですが、友人や家族とのチャット(55%)、銀行取引(35%)、PayPalやVenmoなどのアプリを使った送金(22%)も多く見られます。


もちろん、旅行中にインターネットを利用するのは大人だけでなく、回答者の62%が子供もインターネットを利用していると答えています。危機意識の低さは子供にも当てはまり、39%の親が、旅行中の子供のインターネット利用を監視する警戒心が低い、もしくは家にいるときだけ監視していると回答しています。


マカフィーの製品戦略・インサイト部門責任者であるカグラ・ルアカンは、次のように述べています。

「旅行中は、リラックスしてのんびり過ごしていることが多いですが、旅先での用心ほど重要なことはありません。休暇を予約するためにノートパソコンを開いた瞬間から、帰りのフライトを待つ空港のWi-Fiにログインするまで、警戒を怠らず、予防策を講じることで、自分自身や大切な人をオンライン旅行詐欺から守ることができます。セキュリティ、プライバシー、オンライン・アイデンティティを管理するために、早い段階から積極的な対策を講じることで、せっかくの休暇をより安全かつ自信を持って楽しむことができると考えています。」


夏旅行中に詐欺から身を守るには?

  • クリックする前に考えましょう

サイバー犯罪者は、フィッシングメールや偽サイトを使って人々を誘い、マルウェアにつながる可能性のあるリンクをクリックさせます。リンクをクリックするよう促すメールを受け取った場合、たとえ旅行プランが素晴らしいものであったとしても、メッセージに触れないことが最善な選択です。常に発信元へ直接アクセスし、他の人のレビューを参考にしながら正規会社で予約するようにしましょう。


  • 接続は慎重に

休暇中に公共のWi-Fiに接続する際は慎重に行い、Wi-Fiが安全で信頼できる接続元であることを確認しましょう。仮想プライベートネットワーク(VPN)を使用して接続を安全に保ち、銀行取引、ショッピング、オンラインで閲覧時の個人データやアクティビティを保護しましょう。


  • 予約する前に確認しましょう

個人所有のバケーションレンタルが正規かどうかを確認する際、公文書で所有者の名前をチェックしましょう。レンタル料金を電信送金、プリペイドカード、ギフトカードで支払わないよう気を付けましょう。この種の取引は、レンタル料が詐欺であった場合、取り消すことができないケースが多いため注意しましょう。


  • アイデンティティおよびプライバシー保護を備えた総合的なセキュリティ・ソリューションを使用しましょう

予約前に悪意のあるサイトを特定、VPNの使用、個人を特定できる情報の保護・監視を行う個人情報盗難対策など、McAfee+のような総合的なセキュリティ・ソリューションを利用すれば、この夏の旅行シーズンも安心です。


オンラインで身を守る方法やマカフィーの製品およびサービスについて詳しくは、https://www.mcafee.com/ja-jp/index.htmlをご覧ください。


調査手法について

本調査は、市場調査会社MSIリサーチが2023年4月13日から4月19日まで、世界7カ国の18歳以上の成人7,054人を対象にオンラインアンケートを実施したものです。国ごとの回答者数は次の通りです:米国(1,009人)、英国(1,009人)、フランス(1,007人)、ドイツ(1,007人)、日本(1,004人)、オーストラリア(1,008人)、インド(1,010人)。

 

マカフィーについて 

マカフィーは、消費者と中小企業向けのオンライン保護のグローバル・リーダーです。デバイスだけでなく人を保護することにも重点を置くマカフィーの消費者および中小企業向けのソリューションは、常時オンラインの世界におけるユーザーのニーズに適応し、適切なタイミングとセキュリティで家族、地域社会、ビジネスを保護する、総合的で直感的なソリューションを通じて、ユーザーが安全に生活できるよう支援します。詳細情報については、https://www.mcafee.com/ja-jp/index.htmlをご覧ください。 

*McAfee、マカフィー、McAfeeのロゴは、米国およびその他の国における米国法人 McAfee, LLCまたはその関連会社の商標又は登録商標です。 

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会社概要

マカフィー株式会社

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URL
https://www.mcafee.com/jp/index.html
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区有楽町1-13-2 第一生命日比谷ファースト12階
電話番号
03-6892-5524
代表者名
栗山憲子
上場
未上場
資本金
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設立
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