12月10日は国際人権デー。「世界人権宣言」採択から70年、子どものための世界人権宣言絵本、発売!
株式会社岩崎書店(代表取締役:岩崎弘明、本社:東京都文京区)は、国連の「世界人権宣言」採択70周年を記念し、子ども向けにこの宣言の内容と重要性を紹介した写真絵本『みんなたいせつ 世界人権宣言の絵本』を、2018年11月23日に発売いたします。
◆2018年12月10日、「世界人権宣言」は採択70周年を迎えます
第2次世界大戦が終結し、国連創設から3年経った1948年の12月10日、「世界人権宣言」は採択されました。前文と30条からなるこの宣言は、世界中の誰もが保証されるべき基本的な権利を規定しています。しかし採択から70年が経った現在でも、紛争、難民、児童労働、虐待、貧困といった深刻な問題を抱え、世界はこの宣言を達成できずにいます。
◆世界人権宣言を、今こそ日本の子どたちに
わたしたちは、今一度この宣言を読み直し、自分と世界とを見つめ直さなければならないのではないか、そう考えた東奈菜さんが企画したのが本書、子どものための世界人権絵本です。
世界人権宣言に深くかかわったエレノア・ルーズベルトのお孫さんから、「日本でもこの宣言のすばらしさと必要性をもっと広めて」と背中を押されたことも、きっかけのひとつだったそうです。
1.人はだれでも、生まれたときから自由です。
そして、だれもが尊く、さまざまな権利を持っています。
2.人はだれでも、差別をうけることなく、どのような権利も自由も手にすることができます。
人種や肌の色、性別、言葉、宗教、家柄や金持ちであるかないかなどは、差別の理由にはなりません。
◆子どものための世界人権宣言を、写真絵本で
子どもたちに直感的に伝わるように、そう願って企画された本書は、写真絵本として作られました。
渋谷敦志さんが世界を駆け巡って撮った写真は、いきいきとした子どもたちの表情が魅力。人権宣言の条文の内容をイメージした写真が選ばれています。
東奈菜さんの訳文は、子どもたちにわかるよう、宣言の条文をかみ砕いて意訳したもの。訳文は簡潔でありながら、子どもたちの幸せを願う気持ちが伝わってきます。
エレノア・ルーズベルトについての紹介コラム、外務省による世界人権宣言の全文(仮訳文)、各写真の撮影ノートも掲載しています。
12月10日は国際人権デー。
改めて、この本とともに人権について考えてみませんか。
★本書の売り上げの一部を、子どもたちを支援する団体に寄付します。寄付先は、岩崎書店ホームページ内に掲示します。
◆書籍情報
書名:『みんなたいせつ 世界人権宣言の絵本』
編・訳:東 奈菜 編
写真:渋谷敦志
定価:本体1,700円+税
判型:A4変型判(28×22㎝)/44頁/ハードカバー
ISBN:97978-4-265- 83061-9
対象年齢:小学校中学年~一般
発売日:2018年11月23日
◎岩崎書店HP https://bit.ly/2PjpUBv
◎Amazon https://amzn.to/2JQJXBl
◆作者紹介
東 菜奈(ひがし・なな)
日本大学芸術学部、米ダートマス大学大学院卒。旅行会社で添乗・通訳の業務を経験。東京デザイナー学院で学んだ後、絵本作家として活動を始める。著書に「新版 行ってみたいなあんな国こんな国」シリーズ(全7巻)、「日本全国行ってみたいなあんな町こんな町」シリーズ(全7巻/以上、岩崎書店)、『ハワイからのおいしい手紙』(ポプラ社)、『風を待つ少年 東君平物語』(集英社)、挿絵を担当した作品に『おばあちゃんのさがしもの』(文:おちとよこ/岩崎書店)、『ふうせんのはか』『おばあちゃんのおにぎり』『23時57分のひとり旅』(以上、作:さだまさし/くもん出版)などがある。
渋谷敦志(しぶや・あつし)
1975年大阪府生まれ。フォトジャーナリスト。大学を休学して1年間ブラジル・サンパウロの法律事務所で働く。卒業後、野宿者の現状を取材したルポで国境なき医師団主催1999年MSFフォトジャーナリスト賞を受賞。それをきっかけにアフリカへの取材を始める。現在は東京を拠点に、世界中の紛争や災害、貧困の問題を写真で伝えている。日本写真家協会展金賞、コニカミノルタフォトプレミオ、視点賞・第30回視点特別賞など受賞。出版作品に『希望のダンス』(学研教育出版)、『ファインダー越しの3.11』(原書房)、『回帰するブラジル: 渋谷敦志写真集』(瀬戸内人)がある。
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