土壌学者の藤井一至さんと一緒に環境負荷の小さい農業について考えるイベントを9/30(月)に開催
〜人類にはつくることができない土から、持続可能な農業を考えるヒントを〜
株式会社坂ノ途中(本社:京都市南区、代表取締役:小野邦彦)は、2024年9月30日(月)に土壌学者の藤井一至さんと環境負荷の小さい農業について考えるイベント「Sustainable Farmers Lab Vol.8(サステイナブルファーマーズラボ)」を開催します。
前半は「明日はどっちだ? 土から考える日本の農業」をテーマに藤井さんにご講演いただき、後半は坂ノ途中の代表取締役・小野と主任研究員・小松を交えてパネルディスカッションを実施します。生産者や農業関係者がこれからの農業の方向性を考えるヒントを得られる場になることを目指しています。
背景
人類は農業生産をずっと増大させてきました。しかし、今の農業の持続可能性には、疑問が持たれ始めています。気候変動や生物多様性の喪失など、多くの環境問題の要因のひとつとみなされているからです。
これをふまえ、2024年6月に「食料・農業・農村基本法」の改正法が成立しました。改正法の基本理念には、新たに食料供給の各段階において環境負荷の低減を図ることが盛り込まれています。(※1)
持続可能な農業を実現するため、提携生産者との情報交換や学びの場として、坂ノ途中の研究室では、サステイナブルファーマーズラボを運営しています。
8回目となる今回のテーマは「土壌学者と一緒に環境負荷の小さい農業について考える」です。人類は土をつくることができません。そのため、今ある土を大事にして、それを破壊することなく、なんとか食べ物を作らなくてはなりません。ここには、有機農業が貢献できる余地が一部あるのではないか、と思っています。
(※1)農林水産省.(令和6年8月).「食料・農業・農村基本法 改正ポイント」
https://www.maff.go.jp/j/basiclaw/attach/pdf/240709-2-22.pdf
イベントについて
今回のサステイナブルファーマーズラボは、より多くの方へ学びの場を提供するため、坂ノ途中と取引がない生産者や農業関係者、メディア関係者の方もご参加いただけるようにいたしました。
気さくな藤井さんと、参加者から事前にいただいた質問にお答えしながら、みなさんと考えを深めていきたいと思っています。イベントへの参加をご希望の方は、下記URLよりお申込みください。
<イベント概要>
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タイトル:サステイナブルファーマーズラボ Vol.8
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テーマ :土壌学者と一緒に環境負荷の小さい農業について考える
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開催日時:2024年9月30日(月) 18:00~20:00
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会 場 :オンライン(zoom) ※坂ノ途中本社での会場開催はいたしません
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参加料 :無料
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対 象 :生産者や、農業関係者、メディア関係者の方
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イベント詳細URL:https://www.on-the-slope.com/sfl_vol8/
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お問い合わせ先:坂ノ途中の研究室 https://forms.gle/1JLxkF9ocVTAEaAC6
<タイムテーブル>
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17:55~ zoomオープン
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18:00~ 藤井さん講演「明日はどっちだ? 土から考える日本の農業」
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19:00〜 10分休憩
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19:10~ Q&A
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19:20~ パネルディスカッション(藤井さん、坂ノ途中 代表・小野、主任研究員・小松)
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20:00 終了
※途中の入退室も可能です
登壇者
●藤井一至さん(土壌学者)
スコップ片手に世界各地、日本の津々浦々を飛び回って、土を通して農業や生態系のしくみを研究されています。論文の発表・受賞にくわえてテレビなどのメディア出演も多い方です。
<著書>
『大地の五億年 ~せめぎあう土と生き物たち~』(山と溪谷社)
『土 地球最後のナゾ ~100億人を養う土壌を求めて~』(光文社)
『土の大研究』(PHP研究所)
●小野邦彦(株式会社坂ノ途中 代表取締役)
1983年奈良県生まれ。京都大学総合人間学部では文化人類学を専攻。外資系金融機関での「修行期間」を経て、2009年、株式会社坂ノ途中を設立。「100年先もつづく、農業を。」というメッセージを掲げ、農薬や化学肥料不使用で栽培された農産物の販売を行っている。提携農業者の約8割が新規就農者。東南アジアで森林保全と山間地での所得確保の両立を目指す「海ノ向こうコーヒー」も展開している。
小野のフィールドノートURL:https://www.on-the-slope.com/articles/column/field-note/
●小松光(坂ノ途中の研究室 主任研究員)
東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了。博士(農学)。大学・研究機関(東京大学、九州大学、京都大学、台湾大学など)で教育・研究に従事。世界銀行、国際連合教育科学文化機関などのアドバイザーも務めた。2023年9月に坂ノ途中に入社。坂ノ途中の研究室で、坂ノ途中の事業の文明論的意味について考えている。坂ノ途中の編集室で「食事から考える環境学」を連載中。
食事から考えるやさしい環境学URL:https://www.on-the-slope.com/articles/column/environment/
坂ノ途中の研究室
持続可能な農業と社会の実現に向けて、方向性を同じくするステークホルダーの方々と協力しながら環境負荷の小さな農業を広げていくチームです。研究者や、シンクタンク出身者、マーケターなど、幅広いメンバーで構成されています。
全国の有機農家に向けて、これまでにない大規模なアンケート調査を実施、分析を行ない、2024年9月には「有機農業白書 Vol.1」を発刊しました。
坂ノ途中の研究室URL:https://www.on-the-slope.com/lab/
株式会社坂ノ途中
季節のお野菜を詰め合わせた「旬のお野菜セット」を中心に、環境負荷の小さな農法で栽培された農産物や加工品を販売。少量で不安定な生産でも品質が高ければ適正な価格で販売できる仕組みを構築することで、環境負荷の小さい農業を実践する生産者の増加を目指しています。
代表者:小野 邦彦
本社所在地:京都市南区上鳥羽高畠町56
設立日:2009年7月21日
資本金:50百万円
会社URL:https://www.on-the-slope.com/corporate/
京都市「これからの1000年を紡ぐ企業」、経済産業省「地域未来牽引企業」「J-Startup Impact」など、受賞多数。
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